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東京都「町田市」の住みやすさは?都会と田舎のいいとこ取りの暮らしの実体験
東京都「町田市」の住みやすさは?都会と田舎のいいとこ取りの暮らしの実体験

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「都会と田舎の中間」を意味する、「とかいなか」。
私が暮らす東京都町田市も、まさに「とかいなか」といえます。「西の渋谷」といわれるほど商業施設が立ち並び、平日でも多くの人でにぎわうエリアがある一方、自然豊かな場所もたくさんあります。

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの企業でテレワークが導入され、郊外への移住を検討する方も増えてきているようです。
そこで今回は、「都会と田舎のいいとこ取り」ともいえる町田市での暮らしをご紹介します。

東京都多摩エリア、町田市に暮らす

緑豊かで都心への交通アクセスもいい町田市

町田市は東京都の最南端にあり、多摩地域の南部に位置します。人口は約43万人で、ベッドタウンとして栄えてきました。東京都八王子市や多摩市、神奈川県川崎市、横浜市や相模原市と隣接しており、東西に長い形をしています。

市街地から離れると畑や地形を生かした公園があり、自然豊かな環境が広がっています。町田市の中心にある町田駅付近にはさまざまな店が集まり、利便性は抜群です。子どものいるわが家にとって住みやすい環境となっています。

町田市には、小田急小田原線やJR横浜線、東急田園都市線や京王相模原線が通っており、都心へアクセスしやすいです。町田駅では2路線を利用でき、小田急小田原線町田駅から新宿へは快速急行で約30分、JR横浜線町田駅から横浜へ快速で約30分、八王子へは快速で約20分、すべて直通で行けます。

わが家が町田市に住んだきっかけ

夫の転勤を機に、わが家は4年前に愛知県名古屋市から東京都町田市へ引越しをしました。
引越し当時は娘がまだ生後3ヶ月。物件の下見や街の雰囲気を見に行くことが難しい状況でしたが、町田は夫が幼少期に住んでいた街でもあり、私自身もよく訪れた経験があったため、土地勘や街の雰囲気は分かっていました。
その安心感に加え、夫の職場へのアクセスが良好である点が、新居を決めた一番の理由です。

また、わが家は子どもが大きくなるまでは車を持たないと決めています。そのため、買い物や病院など日常生活をできる限り徒歩か公共交通機関で済ませられる場所を希望していました。現在のわが家の居住地では、ほぼその条件を満たしてくれています。

住んで実感、町田市は子育てしやすい街

町田に対して「夜の街」というイメージを持つ人は多いかもしれません。しかし実際に住んでみると、子ども連れで夜に出歩くこと自体がないので影響はありませんでした。繁華街は町田駅付近にまとまっており、少し離れると住宅地が広がっています。駅から離れると大通りには車の往来がありますが、住宅街は静かです。今のところ、近所が騒がしい、物騒だと感じたことは一度もありません。

また、一戸建てや大きな団地が多く、お年寄りからファミリーまで幅広い世代が住んでいます。娘がまだ赤ちゃんだった頃は、ベビーカーでお散歩中にお年寄りの方が声をかけてくれる機会が何度もありました。娘もうれしそうにベビーカーから手を振り愛嬌を振りまいていたのも楽しい思い出です。

町田市は子育て支援に力を入れており、子育て世代を対象としたイベントが頻繁に開催されています。私もいくつかのイベントに参加し、たくさんの人と知り合うことができました。私の周りのママさんの中には、町田出身の方もいますが、仕事の都合で引っ越しをしてきた人のほうが多い印象です。同じような境遇の人同士だと、分かり合えることもたくさんあり、心強いなと感じます。

町田駅近辺の道路状況ですが、JR横浜線と並行して走っている町田街道は通勤時間と夕方に混み合います。

町田市の子育て事情

ここからは、町田駅近辺で子どもを遊ばせやすい場所や一緒に参加できるイベント、町田市の子育て支援などを紹介します。

休日は公園や街ぶらが定番

町田駅付近には、地元住民に有名な「町田シバヒロ」と「芹ヶ谷公園」があります。近所に住んでいる子育て世帯であれば、一度は利用したことがあるのではないでしょうか。

町田シバヒロは、その名のとおり一面芝生に覆われた公園で、2014年に町田市役所跡地に造られました。遊具などはありませんが、平日の昼間は赤ちゃん連れの家族や、保育園のお散歩で来た小さな子どもたちでにぎわっています。
週末になると、レジャーシートを広げてピクニックを楽しんでいる人やサッカーなどのスポーツクラブが練習をしています。わが家も小さなボールや縄跳びなどの遊び道具を持って、遊びに行くことが多いです。
町田シバヒロには管理人さんが常駐していて、トイレや手洗い場も管理されているので、安心して遊びに行けます。

芹ヶ谷公園は起伏の激しい場所にあり、その地形を生かした自然豊かな公園です。敷地内には、町田市立国際版画美術館や虹と水の広場、大型すべり台やジャブジャブ池、崖を利用した遊び場などがあります。広い芹ヶ谷公園グラウンドの周囲には桜の木が植えられているので、桜の季節には毎年お花見を楽しんでいます。

また、2019年にオープンした南町田グランベリーパークもお出かけの定番です。オープンスタイルのショッピング・モールと併設して鶴間公園があります。木々に囲まれた広場や、アスレチックのような滑り台の遊具、小さな子向けのエリアにはブランコや変わった形の滑り台などがあります。フードコートやレストランもたくさんあるので、天気のよい日にはテイクアウトして外のベンチでランチを楽しむこともできます。

町田は都会と田舎のいいとこ取り

町田駅は都心へのアクセスは30分ほど、湘南の海や高尾山の自然豊かな場所へも電車で1時間以内のアクセスです。
町田駅前には商業施設が集まっており、昔ながらの商店街や百貨店が立ち並んでいます。駅近辺には子育て世帯に配慮した設備が多く、赤ちゃんのオムツ替えや授乳場所に困ることもありません。

ファストファッションや大型雑貨店、スーパーが駅前にあり、一通りの生活用品をそろえられます。コロナ禍で遠出が難しくなった昨今、近所ですぐに買い物ができる環境に助けられています。

JR町田駅前から町田街道へ延びる原町田大通りが歩行者天国になるお祭りも開催されています。とくに毎年10月に行われる「町田ハロウィンウォーク」は盛大なイベントです。

事前にエントリーすると、スタンプラリーをしながら各箇所を回ってお菓子がもらえるイベントに参加できます。小さな子どもたちが仮装して「トリックオアトリート!」と言ってお菓子をもらう姿を見かけました。
スタンプラリーの後には、大勢の仮装した人たちが街中をパレードして回ります。さらにミニコンサートが開かれるなど、小さな子どもから大人まで楽しめるイベントです。

町田市の子育て支援

町田市には、子育てに特化した情報サイト「まちだ子育てサイト」があります。子育て関係の手当や給付金の情報、保育園や幼稚園、学童や公園の情報などがまとめられています。「母子健康手帳アプリ」も用意されており、予防接種管理などに便利です。

町田市では未就学児向けに、認可保育園などで月齢に合わせたイベントを毎月開催しています。「子育てひろばカレンダー」というものが地域ごとに発行されているので、開催一覧を見ることも可能です。
予約制のイベントの中には、予約当日の朝一から予約の電話が必至な人気なものもあります。わが家もリトミックや英語など、たくさんのイベントに参加させてもらいました。

小学生になると「まちとも」という放課後子ども教室があります。これは学童とは違い、学校の教室や校庭などで開催されており、誰でも参加できます。

また、町田市ではオムツ専用のごみ袋を無料配布しています。町田市では指定のごみ袋を有料で購入する必要があるので、子育て世帯にはうれしい制度といえるでしょう。

オムツ専用のごみ袋は、駅や市の施設、保育園や店舗でもらえます。場所によっては、セルフで世帯主の名前と必要個数を記入してもらってくるシステムとなっています。ただし、このオムツ専用のごみ袋は、可燃ごみの袋と色が一緒なので、出すときは中身を間違えないよう注意が必要です。

町田市で暮らそう

わが家はしばらく賃貸物件に住んでいましたが、契約の更新に合わせてマンションを購入しました。夫婦二人で生活していたときよりも地域の環境や子育て事情などが大事になりました。町田市は希望を叶えてくれる街だったため、今はこの街で子どもを育てたいと心から思っています。

町田駅の住まいの事情

町田駅周辺には商業施設やマンションが多く集まり、駅から離れるにつれ一戸建ての多い住宅地が広がります。エリアごとに見ていくと、駅周辺のにぎやかな原町田、駅に隣接しているもののすぐ住宅地が広がる森野、一戸建ての多い地域が中町です。

駅まで徒歩で通える地域を希望する方には、原町田・森野・中町がおすすめです。にぎやかな場所が好みの方は原町田で、森野や中町は静かな環境が好きな方に向いています。

町田駅から離れた場所でもバスの路線がたくさんあるので、駅へのアクセスに困ることはないでしょう。駅近辺には駐車場や駐輪場もたくさんあり、それぞれのライフスタイルに合わせた暮らしができます。

物件を探すときに「町田駅」で調べると、神奈川県相模原市もヒットします。JR横浜線の町田駅の南口を出てすぐにある境川を渡ると、相模原市に入るからです。

南口側にも多くの住宅があり、駅前を抜けると閑静な住宅街が広がります。静かな地域が好きな方には相模原市もおすすめです。ちなみに、町田市のファミリー向けの家賃相場と東京都の中心部を比較すると、約1/2〜2/3です。相模原市は町田市よりも若干、家賃が安くなる印象があります。

町田駅近辺では現在も多くのマンションが建設されていますので、こまめに調べてみることをおすすめします。

町田市はますます便利に

夫婦それぞれ何度も引越しをして賃貸物件を経験し、はじめて町田市で新築マンションを購入しました。町田駅は都心への交通アクセスも便利で、日常の買い物がしやすく、子どもを遊ばせられる自然環境もあります。わが家にとって子育てのしやすい環境です。

コロナ禍で、都心に住む知人からも「町田市の程よい都会感と田舎感に興味があり、移住したい」という声を聞いています。多摩都市モノレールが町田まで延びる計画や、駅前の再開発の計画もあるようで、町田市はこれからますます便利になりそうです。

とまこ

東京都多摩エリアの「とかいなか」で2019年に新築で購入したマンションに、年下夫と2016年生まれの娘と3人で暮らしています。DIYやハンドメイドなどものづくりが好きで、とりあえず自分でつくってみたくなってしまいます。本格的な家具から、娘の服や自分のアクセサリーなどをつくっては自己満足しています。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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