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エスプレッソが香る暮らし。家庭用マシンの選び方、楽しみ方をまとめます
エスプレッソが香る暮らし。家庭用マシンの選び方、楽しみ方をまとめます

エスプレッソが香る暮らし。家庭用マシンの選び方、楽しみ方をまとめます

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若い頃から大のコーヒー党だった私は、「エスプレッソ」への憧れが人一倍ありました。カフェで飲むだけでなく「自宅でもエスプレッソを淹れてみたい!」と思い描いていました。

そんな私は今、念願叶ってエスプレッソマシンを手に入れました。エスプレッソマシンが置かれたキッチンを眺め、淹れたてのエスプレッソを味わえる暮らしを心ゆくまで楽しんでいます。

今回の記事では、エスプレッソの魅力やエスプレッソマシンの選び方をご紹介します。

エスプレッソマシンに憧れて

エスプレッソとは

「エスプレッソ」と聞いただけで大人な響きに感じますよね。私自身も“エスプレッソは大人の愉しみ”だと感じており、若い頃から憧れ続けていました。

そもそも、エスプレッソとはどのような飲み物なのでしょうか。

エスプレッソとは、『急行』を意味するイタリア語「Espresso」を語源としており、その名のとおり短時間で淹れられるコーヒーのことです。極細挽きにした深煎りのコーヒー豆に水蒸気の圧力をかけ、瞬間的に抽出します。コーヒー豆の旨味が凝縮されているので、濃厚で深みのある味わいが特徴的です。

普通のコーヒーに比べると色が濃く、濃度があるため、とろみもあります。味が濃く深い苦みを感じるので、コーヒー党の中でも好みは分かれます。薄めのコーヒーはアメリカン、濃いめのコーヒーがエスプレッソというとイメージしやすいかもしれません。意外なのは、イメージに反してカフェインが少ないことでしょう。短時間で一気に抽出されることから、雑味やカフェインが溶け出さずに、旨味だけが凝縮されるといわれています。

コーヒーに比べてエスプレッソは少ない量を楽しむものなので、専用のカップがあるところも特徴です。エスプレッソを飲むときにはコーヒーカップやマグカップではなく、デミタスカップと呼ばれるエスプレッソ専用の小さなカップを使いましょう。

意外と知らないエスプレッソの歴史

エスプレッソはイタリアが発祥の飲み物です。イタリアやフランスでよく飲まれており、イタリアのカフェでコーヒーといえばエスプレッソを指します。

1806年にナポレオンが発令した政策により、大陸封鎖されたヨーロッパでは、植民地からのコーヒー豆などの輸入品が不足していました。その対策として、ローマのカフェでコーヒーの分量を通常の2/3に減らして提供したことが、エスプレッソの始まりといわれています。

1901年にはエスプレッソマシンが開発され、1906年のミラノ万博で紹介されたことから、世界へと広く普及しました。このようにエスプレッソの歴史は比較的浅いものだったのです。

憧れのエスプレッソマシンをお祝いに

コーヒー党の私は毎日、朝・昼・晩とコーヒーを何杯も淹れます。

コーヒーを淹れる直前に好みの挽き方で深煎りの豆を挽きます。しっかりと温めた大きめのマグカップに、たっぷり淹れた熱々のコーヒーを楽しむのが日課です。
コーヒー豆の好みの挽き方は、通常のドリップ用よりもかなり細かめ。深煎りの豆からしっかり抽出された“酸味が少なく苦みが強い濃いめのコーヒー”を気に入っています。

このようなこだわりを持つ私が、コーヒーのうまみがきゅっと凝縮された濃い味のエスプレッソに憧れるのは当然のこと。エスプレッソ好きが高じて、一人暮らし時代には、リーズナブルな直火式のエスプレッソメーカーを購入しました。
直火式でエスプレッソを淹れて楽しんでいましたが、どこか物足りなさを感じていたのも事実です。そのときに、本格的なエスプレッソマシンへの憧れがますます高まっていきました。

結婚が決まったときに、親友たちにお祝いとしてリクエストしたのがエスプレッソマシンとコーヒーミルでした。長年憧れ続けたエスプレッソマシンで、挽きたての豆で淹れたエスプレッソを夫婦で楽しみたいと思ったからです。
親友たちからは「こだわりがすごい!」と笑われましたが、あらかじめ調べていたメーカーの型番を伝えました。欲しかったエスプレッソマシンと、豆の挽き方が何段階にも調整できる電動のコーヒーミルが新居に届いたときはとても嬉しかったです。

キッチンにセッティングして初めて淹れたときのことは、今でもはっきりと覚えています。いつでも飲みたいときにおいしいエスプレッソが淹れられるので、夢のようでした。

極上エスプレッソが香る暮らし

コーヒー豆と挽き方にこだわる

おいしいコーヒーやエスプレッソを淹れるには、おいしいコーヒー豆を選ぶことが大切です。一人暮らしを始めたときに、おいしいコーヒー豆を見つけたいと、いろいろ々と探して歩きました。

あるとき近所でふと見つけた“自家焙煎コーヒー豆”の看板。見逃してしまうほどの小さな看板で、外観は店舗というよりも一般住宅でした。そこは車庫を改装して、店主こだわりのコーヒー豆を販売している自家焙煎のお店だったのです。
一歩足を踏み入れると、そこは芳醇なコーヒー豆の香りに包まれていました。見渡すとガラス瓶に入ったコーヒー豆がずらりと並んでいて、コーヒー好きにはたまらないすてきな空間が広がっていました。
温厚そうな店主に自分の好みを伝えてすすめてもらったコーヒー豆は、まさに私好みのもの。意外にも家の近所で自分好みのコーヒー豆を見つけることができたのです。

それ以来、ストックがなくなるたびにお店を訪れるのが楽しくて仕方ありませんでした。エスプレッソマシンをもらったことを伝えて、豆の挽き方のアドバイスをいただいたことも、いまだに忘れられない思い出です。

私がリクエストしたコーヒーミルは、豆の挽き方を細かく設定できる電動式のものでした。好みの挽き方を見つけるまで、毎回設定を変えてはできあがったエスプレッソを飲み比べる、そんな楽しみもありました。コーヒー豆は豆の種類だけでなく、焙煎方法や豆の挽き方に至るまで、本当に奥が深いです。

デミタスカップの2つの楽しみ方

専用のカップがあることも、エスプレッソの大きな特徴です。エスプレッソは濃厚なコーヒーを少量で楽しむ飲み物なので、通常のコーヒーカップやマグカップに比べると小ぶりな作りになっています。

エスプレッソ用のカップは「デミタスカップ」と呼ばれ、容量としてはコーヒーカップのおよそ半分の60~80mlのものが多いです。厚手でカップの口は丸みを帯び、つまんで持つのがおいしいとされているため、ハンドルは小さくできています。

私は職業柄、このデミタスカップをいくつか持っています。

・シンプルな真っ白い磁器のもの
・花柄がついた洋風のもの
・温かみのある土もの
・染付の和風柄のもの
・ガラス素材のもの

エスプレッソを自宅で淹れられるなら、好みのカップを選ぶ楽しみもプラスしたいと考え、デミタスカップを少しずつそろえました。その日の気分に合わせてカップを選べるのは楽しいものです。使っていないときには、飾っておける楽しみもあります。選ぶ楽しみと飾る楽しみ、デミタスカップの2つの魅力です。

コーヒー豆の香りが運ぶ幸せ

カフェで飲めるような本格派エスプレッソが、自宅で淹れられるというのはとても幸せです。コーヒー豆を挽き始めたとたんに部屋じゅうに広がるコーヒーの香りに包まれて、まるでカフェにいるような気分になります。
自分好みに淹れたエスプレッソは、極上のエスプレッソに感じられて、幸せな気分に浸れます。

エスプレッソマシンの選び方

フルオートタイプかセミオートタイプか

自宅で専門店さながらのエスプレッソを楽しむために重要なのが、エスプレッソマシンの選び方です。
ひとくちにエスプレッソマシンといっても、価格はもちろん機能面でもさまざまな種類があります。最初は初心者向けの低価格のマシンを選ぶのもひとつですが、しっかりと特性を理解したうえで納得いくお買い物をしたいものです。

そこで最初に考えたいのが、「どこまでこだわるか」です。

エスプレッソマシンを大きく分けると、フルオートタイプ(全自動)のものと、セミオートタイプの2種類があります。豆挽きから抽出までをすべてこなしてくれるのがフルオートタイプです。

・コーヒーの粉をフィルターに詰める「ドーシング」
・詰めた粉を均一に押し固める「タンピング」
という2つの作業を自分の手で行うのがセミオートタイプです。

機械任せで楽をしたいのであればフルオートタイプを、バリスタ気分で楽しみたいならセミオートタイプを選んでみてください。

他にも手動タイプのものや手軽に使えるカフェポッド・カプセルタイプのものがありますので、ライフスタイルに合わせて検討しましょう。

抽出気圧もチェック
おいしい本格派エスプレッソを淹れるために欠かせないのが、抽出気圧のチェックです。最適な抽出気圧は9気圧といわれていますので、ポンプ圧が最大15気圧のマシンを選ぶことが大切です。

エスプレッソ以外の楽しみ方に、ミルクフォームを作るスチーマーがついているマシンがあります。カフェラテやカプチーノを淹れたり、ラテアートを楽しむことができたりしますので、こちらもチェックしてみてくださいね。

機能面の他にも、デザインや大きさ、お手入れのしやすさや価格など、比較できることはたくさんあります。そのため、「どこまでこだわるか」が重要になってきます。

ミルの種類

エスプレッソマシンがある暮らしに欠かせない存在なのが、コーヒー豆を挽くミルです。「エスプレッソマシン本体よりもグラインダーミルの方がエスプレッソの仕上がりを左右する」といっているバリスタも多いと聞きます。

ドリップコーヒー用の豆を挽くためのミル、用途に合わせて挽き目を調整できるもの、エスプレッソ専用のグラインダーなどがあります。エスプレッソ用のグラインダーには、さらに挽き目が調整できるものもありますが、価格は高額です。
せっかくエスプレッソマシンがあるのなら、挽きたての豆でおいしく淹れたいもの。“こだわるならとことんこだわる!“これが本当の“通”なのではないでしょうか。

お手入れを楽しむ心のゆとりが大切

エスプレッソマシンにつきものなのが、日頃のお手入れ。いつでも極上のエスプレッソを淹れて楽しむためには、エスプレッソの粉や水垢が付着しないように、マシンを清潔に保つことが大切です。

お手入れがしやすいものを選ぶこともポイントですが、私はマシンのお手入れを楽しむ心のゆとりこそが大切で、丁寧に道具と向き合うことで心が豊かになると思っています。

エスプレッソマシンが映えるキッチン空間

おしゃれ家電が映えるキッチン

エスプレッソにこだわりを持つ人には、グルメでお料理上手な方が多いかもしれません。

自宅でも道具や器にこだわり、納得のいく食材を使ってお料理を楽しむことに喜びを感じる人。デザイン性と機能性の両方を併せ持つ、最新のおしゃれ家電をお持ちの人も多いかもしれませんね。

そこに自分の価値観で選び抜いたエスプレッソマシンを置くなら、広めのキッチンカウンターがおすすめです。インテリアの一部として際立たせられるアイランドキッチンのある間取りも、印象的な空間づくりができます。

今や家電はインテリアの一部です。特にキッチン家電のデザイン性の進化は目を見張るものがあります。リビングから見渡せるキッチンに洗練された家電が並び、整った空間になっていたら、うれしくてずっと眺めていたくなるでしょう。

大切なコーヒータイムを楽しむために、ダイニングテーブルとは別に、小さなコーヒーテーブルを置いてみるのはいかがでしょうか。
窓辺にコーヒーテーブルを置けるスペースがあると、最高です。挽きたての豆で淹れたおいしいエスプレッソを飲みながら、ゆったりとした気持ちで景色を眺めたり、読書をしたりすることもできます。

エスプレッソの香りに包まれながら、人目を気にすることなく気ままに過ごすことができる時間は、とても贅沢なもの。その日の気分で選んだデミタスカップが置かれたテーブルとシチュエーションに合ったBGMが、カフェのような空間を演出してくれますよ。

おいしいスイーツがそろう街

エスプレッソ好きにはおいしいお菓子も欠かせません。思い立ったときにすぐに買いに行ける距離に、おいしいスイーツのお店があると、とても便利です。駅からの帰り道に、ふと立ち寄れるお気に入りのお店がある環境にも憧れますね。

駅から自宅までの通り道や、自宅からすぐ行ける距離にどんなお店があるのかをチェックしておくことも、物件選びには大切です。少しでも心が満たされ、充実した毎日を送るためには、叶えたい暮らしに見合っているのかどうか、周辺環境もチェックしましょう。

エスプレッソマシンで楽しむ非日常

都会の喧騒の中で、芳醇なコーヒー豆が香る空間で読書をしたりパソコンをたたいたり。香り高いエスプレッソを飲みながら気ままに過ごすことができるのはカフェだけではありません。
お気に入りのコーヒー豆で挽きたての香りを楽しみながら、自分好みのエスプレッソを淹れて始める自宅カフェ。窓辺のちょっとした空間に小さなコーヒーテーブルを置くことで、今までカフェで楽しんでいた非日常の至福の時間が自宅でも叶えられます。

エスプレッソへの憧れから始まったエスプレッソマシンのある暮らしは、想像以上に私の心を豊かにしてくれました。こだわるところはとことんこだわって、心を満たしてくれる時間を大切にしたいものですね。

中西まゆみ食空間コーディネーター

テーブルコーディネートのほか、紅茶やチーズなど食に関することを中心に地元北海道の他、東京銀座でもレッスンを行っています。中でも人気なのがアフタヌーンティーレッスンです。テーブルコーディネートのコンテストでは優勝経験のほか受賞多数。メディアへの出演や、ブライダル広告のコーディネート、過去には横浜西洋館の装飾も担当。WEBライターとしても活動しています。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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