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マンションのベランダ、どう掃除する? 水を流さない新聞紙掃除法で簡単・手軽に汚れを一掃 
マンションのベランダ、どう掃除する? 水を流さない新聞紙掃除法で簡単・手軽に汚れを一掃 

マンションのベランダ、どう掃除する? 水を流さない新聞紙掃除法で簡単・手軽に汚れを一掃 

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部屋の掃除はこまめに行うという方も、ベランダの掃除というと「なかなか手が付けられない」という方も多いのではないでしょうか。外気にさらされるため汚れやすい場所ですが、掃除がしにくく、つい頻度が下がりがちです。マンションによってはベランダに水を流すことが禁止されているケースもあり、何かと気を遣います。

とはいえ、日々汚れていくベランダの掃除をしないわけにもいかず・・・。今回は、主にマンションやアパートにお住まいの方向けに、ベランダ掃除のタイミングや注意点、さらに水を流さないベランダの掃除法、きれいになったベランダの活用法などをご紹介していきます。手軽に実践できるので、もう汚れたベランダを見て憂鬱になることもありません。

ベランダ掃除を始める前の確認事項とは

「さあ、ベランダを掃除する!」といっていきなり始める前に、まずはベランダの状態や住居の規約などを確認しましょう。

ベランダがどういう状況になっているかー汚れの種類や状況を確認する

掃除を始める前に、どのような原因で汚れているのか?どういう種類の汚れが多いのか?など原因と現状を理解しておくと、後々の対応が楽になってきます。

原因はさまざまですが、次のようなものが一般的です。
● ホコリ
● 土、砂、枯葉
● 建物の周りの環境から出る汚れ(道路、近隣の植物など)
● 生活の汚れ(洗濯もののホコリ、髪の毛など)
● 虫の死骸や鳥のフン
● 人が使用することによる汚れ(足跡や手指汚れなど)

大きい道路や高速道路が近いと、排気ガスなど少し油気のある汚れも発生しがちです。しかし、それを除くと、ほとんどの汚れは自然に発生した乾燥した汚れが多いです。実は、ベランダの汚れは掃除しやすい種類のものが多いともいえます。

水や洗剤は使えるかー住居の規約を確認する

汚れの状況も確認し、“さあ掃除を始めよう”と思われた方。最後にもう1点確認しておくことがあります。
それは、お住まいのマンションやアパートでベランダ掃除をする際の決まり事です。

マンションやアパート、団地といった共同住宅は、建築法上の特殊建築物として避難規定などが定められています。構造は専用部分と共有部分に分けられていて、専用部分は個々の世帯が暮らす住居部分、共有部分は、エントランスや共用廊下、バルコニーやベランダなどが含まれます。

このようにベランダは共用部分にあたるため、掃除を始める前に管理規約をチェックしましょう。「水を流してはいけない」、「洗剤によっては使用不可」など制約がある場合も少なくありません。確認しないまま水を流してしまったことで、近隣とのトラブルにも発展しかねません。

規約上は水の使用が問題なかったとしても、階下や地上に水滴が落ちて、人にかかるということなどないよう充分に配慮しましょう。また、掃除をするご自身の安全を考慮することも大切です。高所のベランダを掃除する場合は、安全帯を装着するなどし、十分に注意して作業しましょう。

どのような日に掃除するが最適?頻度は?

ベランダ掃除をする場合、もちろんほとんどの方が「汚れが目立ってきたから」という理由で始めますが、掃除する日も吉日があります。それはズバリ「適度に湿気がある曇りの日」がおすすめです。

ベランダの汚れは乾燥したものが多いため、晴れた日は空気の乾燥により、砂やホコリが舞い上がってしまいます。逆に本格的な雨降りの日は湿気が多く、掃除がし難いといえます。

では、どのぐらいの頻度で掃除をしたら良いのでしょか。

使用頻度や周りの環境によって異なりますが、日常的に使用するのであれば、月に2回程度の掃除が必要です。あまりベランダを使わない場合、月に1回程度の掃除で十分でしょう。建物が古い場合や、大きな道路が近くて汚れがたまりやすい場合は、頻度を増やす必要があるかもしれません。

水が使えない・・・。そんな時に使える新聞紙掃除法

さて、汚れの確認、住居の規約の確認も済んで、いよいよベランダ掃除のスタートです。

表面上のホコリを取り除くだけなのであれば「掃除機」という方法もありますが、室内で使っている掃除機を外で使うのには抵抗があるという方もいらっしゃるでしょう。水が使える場合は、デッキブラシなどを使って掃除ができるのですが、水が使えない場合は…。今回は、“水が使えない、水が流せない”そんな皆さんのお宅のベランダ掃除にぴったりの「新聞紙掃除法」をご紹介します。

新聞紙掃除で準備するもの

新聞紙掃除法で必要な道具は下記のようなものです。

こういうときのために古いシーツなどカットした布(ウエス)をストックしています  ©橋尾
こういうときのために古いシーツなどカットした布(ウエス)をストックしています  ©橋尾

● ほうき
● ちりとり
● 新聞紙
● 霧吹き(中身は水)
● 古布・ぞうきん
● ビニール手袋(使い捨てがお勧め)
● ゴミ袋
● ブラシ・スポンジなど

どれも自宅にあるものです。汚れてしまうので、捨てる直前のもので十分です。掃除をしていると着ている衣服も汚れやすいので、容易に洗える服装で臨みましょう。

新聞紙清掃の手順とコツ

手順はとってもシンプルです。新聞紙を湿らせて、それを汚れている床に転がしてホコリを吸い取らせます。では順番に見ていきましょう。

手順1 掃き掃除

まずは目につく大きなゴミやホコリをほうきとちりとりでとり、ある程度きれいにしておりきます。

目立つゴミをほうきとちりとりで処理しておく © 橋尾
目立つゴミをほうきとちりとりで処理しておく © 橋尾

手順2 新聞紙を適当な大きさにちぎって丸め、湿らせる

新聞紙を均一の大きさに丸めるのも良いですが、さまざまな大きさがあると、狭いところなどにも使えて便利なので、あえてランダムにちぎって、丸めて大丈夫です。

水道で濡らしても問題ないですが、霧吹きの方が楽しい  © 橋尾
水道で濡らしても問題ないですが、霧吹きの方が楽しい  © 橋尾

カラー広告などが掲載されている面は、広告で使われているインクが水をはじきやすいので、内側に丸めましょう。丸めた新聞紙には霧吹きで水を吹きかけます。霧吹きがない場合は、水道水で軽く濡らしてもOKです。その際は、水分が多くならないように注意しましょう。

丸めて、湿らせた新聞紙。大きさは大小があると便利 © 橋尾
丸めて、湿らせた新聞紙。大きさは大小があると便利 © 橋尾

手順3 丸めた新聞紙をベランダの床にまく

丸めて湿らせた新聞紙をベランダの床にまいていきます。きちょうめんに配置していくというよりは、無造作にまいていく感じで大丈夫です。

丸めた新聞紙はランダムにばらまく © 橋尾
丸めた新聞紙はランダムにばらまく © 橋尾

手順4 ほうきで転がしながらゴミを集める

丸めた新聞紙を、ほうきでコロコロと転がします。湿った新聞紙が細かいゴミや砂を吸い取ってくれるため、汚れた場所を通るイメージで転がします。あまり力は入れず、新聞紙を突っつくイメージで。

新聞紙がホコリや砂を吸い取り、みるみる黒くなっていく © 橋尾
新聞紙がホコリや砂を吸い取り、みるみる黒くなっていく © 橋尾

ベランダの角はホコリがたまりがち。新聞紙を集合させてホコリを巻き取ります。

角まで新聞紙が届くように、少し押し込みます © 橋尾
角まで新聞紙が届くように、少し押し込みます © 橋尾

サッシの下、エアコンの室外機の裏などは特にホコリのたまりやすい場所です。いくつか新聞紙を潜らせ、ほうきでゴミごと掃きとります。新聞紙を新しいものに変えて、何回か拭きとるとすっきりゴミが消え去ります。

サッシの下はほうきを使って新聞紙を少し押し付けるイメージ © 橋尾
サッシの下はほうきを使って新聞紙を少し押し付けるイメージ © 橋尾

排水溝などの溝も同様です。こういった部分は雨が当たることも多く、湿気の影響でホコリや砂が固まりがち。新聞紙を転がすよりも、新聞紙で拭きとるイメージで押しつけながらスライドすると汚れが落ちやすいです。

ちりとりも使ってグイグイ拭きとる © 橋尾
ちりとりも使ってグイグイ拭きとる © 橋尾

床が完全にきれいになるまで、新しい新聞紙をまく→転がす→汚れのひどいところは、ほうきやちりとりで新聞紙を押し付けて汚れを吸い取らせるーを何度か繰り返しましょう。

室外機、手すり・・・ベランダの床以外の掃除方法

湿らせた新聞紙を使ってベランダの床はみるみるきれいになりましたが、ベランダ掃除はまだ前半部分が終了したにすぎません。床以外にも手すりやエアコンの室外機など、掃除しなければならないところがまだ残っています。ここからはマンションのベランダの床以外の掃除方法をご紹介していきましょう。

エアコンの室外機の掃除方法

夏の間は冷房に、冬の間は暖房と1年を通じて大活躍のエアコン。それをベランダで支えてくれているのが室外機です。室外機は、しっかりメンテナンスしておかないと冷房の効きにも関わってくるので、掃除は非常に重要です。

室外機は溝にホコリがたまりやすいので指を使ってきれいにする © 橋尾
室外機は溝にホコリがたまりやすいので指を使ってきれいにする © 橋尾

多くの室外機は、掃除をはじめる前にコンセントを抜く必要があります。室外機のファンが回ったままだと、けがをする恐れがあるためです。また、掃除を始める前に必ず取扱説明書を参照し、適切なお手入れをしましょう。
掃除方法は以下がスタンダード。

● 外側の汚れをほうきで払う
● 濡らして絞ったぞうきんで拭く
● 汚れがひどく、気になる方は全体に水をかけてOK
● 水抜き穴(ドレンホース)の中に詰まったホコリなどを取り除く
● 室外機の下など、周辺のゴミやホコリを掃く

手すりの掃除方法

濡らして堅く絞ったぞうきんで拭きましょう。頑固な汚れには水をかけて歯ブラシでこするときれいになります。下の階に水が落ちてしまうので、2階以上にお住いの方は、霧吹きなどで濡らしても良いと思います。

手すりの主な汚れは排気ガスなどの空気の汚れなので、重曹もよく効きます。水に加えてあげると、より効果的でしょう。それでも落ちない場合は、サンドペーパー(紙やすり)の細かい目のものを使うのがおすすめ。

なかなかとれない頑固な汚れにはこのやり方で

ここまでの方法で大体の汚れは取れますが、こびりついたホコリや、鳥のフンなどは取れないことも。そのような場合は中性洗剤を使いましょう。スポンジに少量の洗剤をつけ、こすります。汚れが取れたら湿らせた古布や雑巾で仕上げ拭きをしておきます。

写真は使い古しの食器用スポンジです。こういった掃除のために、掃除に使えそうな道具は、使い古した後も捨てずにストックしておくと便利です。

時間が経ったものはブラシの方が取れやすい © 橋尾
時間が経ったものはブラシの方が取れやすい © 橋尾

またベランダの汚れの中でも多い鳥のフンは、呼吸器疾患を引き起こす病原菌などが潜んでいることがあり、放置していると危険です。早めに取り除きましょう。菌に考慮し、素手で掃除しないようにした方がベター。手袋とマスクの着用をお勧めします。

きれいになったベランダで非日常を楽しもう

きれいになったベランダはとても気持ちが良いものです。不思議なことに、洗濯物を干すのも少し楽しみなイベントに。きれいになったついでに、ベランダを活用して日常に少し楽しいレジャーを取り入れてみてはいかがでしょうか。ここからは、ベランダライフをより豊かに、楽しむ方法をご紹介します。

リラックスできるスペースとして活用する

特別な設備を作る必要もなく、簡単かつ、すぐにできるお勧めの楽しみ方「日常のブレイクタイムをベランダで過ごす」です。

家事や仕事の合間のコーヒーブレイクを、ベランダで楽しんでみる。晩酌をベランダに出て楽しんでみる。といった具合です。ほんの少しいつもの行動を変えて、ベランダをプラスしてみます。外の景色を眺めるだけで気分転換になりますし、非日常感が加わります。

キャンプ用の折りたたみイスなどを置いても気分が上がります。冬に星空を見上げたり、夏の夕暮れにビールを楽しむ、などベランダで過ごす時間を取り入れてみると、季節ごとの楽しみもできます。スペースにゆとりがあれば、専用のイスとテーブルを置くと、よりリゾート気分を味わえます。

ガーデニングを楽しむ

ベランダの楽しみの定番です。植物を育てるのはもちろん、野菜やハーブなどを育てて日々のお料理に使うのも楽しいですね。花の苗を植えて、子どもと観察日記をつけるなど、家族と楽しむのも素敵です。土の汚れが気になる方は水耕栽培もおすすめ。

ペットも含めて家族一緒で楽しむ場所として

レジャーシートやウッドデッキを敷いて、室内の延長のように活用もできます。ピクニック気分でおもちゃを出して遊ぶなど、子どもも喜ぶ活用方法。ルール上問題のないマンションであれば、ビニールプールやシャボン玉など、半屋外のレジャーも楽しめます。近隣に迷惑がかからないよう、排水、騒音などは充分に気を付けて、家族で楽しんでください。

ベランダ活用の注意点

ベランダの楽しみ方をご紹介しましたが、活用には注意点も。掃除の章でも触れましたが、共同住宅の場合、ベランダは共用部分になります。通常は家族以外が立ち入ることはありませんが、避難経路としての役割を持っているため、住居によっては
・倉庫、物置、ビニールハウスなど
・音響機器、照明機器
・近隣の眺望や日照、通風を妨げるもの
・危険物(火気や爆発の原因になるものや化学物品)
・大型家電、家財品、貴重品

などをベランダに置くことが禁止されているケースなどもありますので、掃除の際と同様に規約などを確認しておく必要があります。

ベランダを有効活用して暮らしを豊かに

ベランダは、洗濯物や布団を干す場所ということだけではなく、見方を変えれば「部屋から一番近いアウトドアを楽しめるエリア」ともいえます。定期的に掃除をして、きれいになったベランダで非日常を味わったり、家事や仕事の合間にほっと一息をついたり、夜空を見ながらお気に入りの飲み物を飲む・・・。楽しみは無限大です。

ぜひ、定期的に掃除をして、素敵なベランダライフを過ごしてみてください。

橋尾 日登美ライター/人事・広報

フリーランス。ライターとして、企業取材記事や、ビジネスコラム、暮らしとお酒と食にまつわる記事を執筆中。同時に企業の人事・広報を支援しており「ひとり雇う程じゃないけど、経験ある人誰か手伝って」をコンセプトに活動。東京生まれの大阪在住。ディープな酒場エリアに暮らし、趣味は飲み歩きとピクニック、料理。とにかくすぐ「ビールが飲みたい」と発言するのが特徴。瓶派で、好きな銘柄は赤星。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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