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一人暮らしこそ備えたい、防災のこと。万が一でも慌てない準備とは
一人暮らしこそ備えたい、防災のこと。万が一でも慌てない準備とは

一人暮らしこそ備えたい、防災のこと。万が一でも慌てない準備とは

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地震や水害など、日本では多くの災害が発生しています。
一人暮らしの場合、いざというときは自分一人で対処しなければならないこともたくさんあるでしょう。

防災意識が高い静岡県出身の私は、一人暮らし歴10年。
この記事では、そんな私の経験をもとに一人暮らしの方に必要な「災害対策」をお伝えします。

一人暮らしで備えたい! 3つの災害への備え

実家と比べ、町内会やマンションの理事会といった地域のコミュニティに所属しにくい一人暮らし。普段は気楽に感じるかもしれませんが、災害時には横のつながりが必要になるものです。また、単身者の「備蓄」について、どう備えていいかわからないという方もいるでしょう。

それでは、実際にどのような準備が必要なのか、ご紹介していきます。

備え1. 一人暮らし用の備蓄

一人暮らしの場合、食料品や日用品など必要な分だけをその都度購入している人も多いでしょう。中には米びつすら持たない人も、めずらしくありません。

平常時であれば、無駄なものは持たずに生活していくことはいいかもしれませんが、災害時は食料をはじめ、ライトやロウソク、カセットコンロといったアイテムに助けられることがあります。一人暮らしのお部屋で限られた収納とはいえ、いざというときのための蓄えは必要です。

備蓄を準備するとき、一人暮らしの家で頭を悩ませるのが収納スペースの問題です。「部屋も狭いし、備蓄用のスペースなんてとれない」と考える方も多いでしょう。

そこで試していただきたいのは、近年話題の「ローリングストック」という備蓄方法です。ローリングストックとは、単なる備蓄品ではなく、備えているものを日常で使用し、減った分を買い足していく方法です。一般的な備蓄品のように、保管していたら賞味期限が切れていたといった問題も解消できます。

避難する際に持ち出すのであれば、1ヶ所にまとめておく必要があります。しかし自宅にとどまるのであれば、普段の食材置き場に多めに買っておくことも可能です。その際、「古いものから使用していく」「使ったものは必ず補充する」ことを心がけておけば、継続して新しい食料を備蓄できます。

また、「どのようなものを準備していいかわからない」という方は、自治体の防災対策のページを確認しましょう。東京都の世田谷区では、「防災用品のあっせん」を実施しています。

「保存食5年セレクトセット」「世田谷区特注 非常持出袋セット」など、ピックアップされたセットなども用意されています。このようなサービスを利用すれば、自分で考えることなく適度な防災備蓄ができます。

参考ページ:世田谷区のホームページ「防災用品のあっせん」
(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/001/d00028794.html)

備え2. 正確な情報を手に入れる

災害時に重要なのが、「情報」です。今はテレビやラジオだけでなく、SNSなどからも最新の情報を手に入れられます。

テレビなどの情報は慣れている分安心することも多いですが、都道府県単位や市区町村単位の情報である場合も多いです。「自分の町内がそこに該当しているかわからない」と、不安になることもあるでしょう。

最近では、自治体がホームページだけでなくSNSを利用して、情報を発信している場合も多いです。自治体のSNSを利用すれば、より身近で最新の情報を得られます。

ただしSNSには、個人から発信された情報もあります。中には心ないデマや、よかれと思って拡散したことでさらに混乱を招くケースもあるので、惑わされないためにも「公式」情報を手に入れましょう。

東京都の世田谷区を例に挙げてみます。世田谷区のホームページでは「災害・防犯情報メール配信サービスの事前登録」を推奨しています。

災害・防犯情報メール配信サービスに登録しておくと、タイムリーな情報をメールで受け取ることができます。また、「世田谷区雨量・水位情報」といった情報も手軽に入手できます。

このように、自治体はさまざまな形で災害時に役立つ情報を発信しています。いざというときに上手に活用しましょう。
 
参考ページ:世田谷区のホームページ「災害・防犯情報メール配信サービスの事前登録」
(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/002/d00124762.html)

参考ページ:世田谷区雨量・水位情
(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/005/003/002/d00124763.html)

備え3. 避難所や頼れる人の居場所を確認

いくら事前に災害情報を確認しても、会社や学校へのアクセス、家賃などの兼ね合いで、災害リスクのある立地の住まいを選ばざるをえない場合もあります。そういったとき必要なのが、避難場所や頼れる人の存在です。

東京都江戸川区では、「大規模水害時の自主的広域避難(分散避難)について」という情報を発信しています。このように区の特性に合わせた知識を得ることで、いざというときどのように動けばいいのかを事前に考えられます。

また、災害が起こる前に安全な地区の方に協力してもらう体制を整えておくなど、災害に一人で立ち向かうのではなく、協力しあうことも大切だといえます。

参考ページ:東京都江戸川区ホームページ
(https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e007/bosaianzen/bosai/jijo/kouikihinan.html)

災害時でも冷静な行動をとるために

それでは次に、災害時でも慌てない住まい探しについて、みていきましょう。

水害対策は、住まい探しから

みなさんは家探しをする際に、どのような点を重視していますか。アクセス、駅からの距離、間取りなど、どれも重要なことです。加えて、「海抜」や「土地の強度」なども意識してもらいたいと思います。

近年、大雨や台風による河川の氾濫などが話題になることが増えてきました。ニュースの中の話だけではなく、誰もがいつ当事者になってもおかしくない問題です。

国土交通省「災害リスク地域に居住する世帯の状況」(出典:国勢調査及び国土数値情報より国土交通省作成)によると、土砂災害・水害のリスクがあるエリアに居住している世帯は、なんと約23%であると推計されています。

水害リスクに係る情報は、不動産の取り引きをする際に契約締結の意思決定を行ううえで重要な要素です。2020年8月28日より、「水害ハザードマップにおける対象物件の所在地の説明義務化」が施行されました。しかし、説明を事務的に終えてしまってはあまり意味がありません。自分の目でしっかりと情報を確認し、周囲がどんな土地なのかを知っておくことが大切です。
住宅不動産ポータルサイトLIFULL HOME`Sでは、ハザードマップを地図上に表示させながら住まいを探せるため、自治体をまたいだ水害情報を知ることが可能です。

いざというときのために、住宅選びの時点でその住宅がどんな土地に立っているのかを知っておくことは重要です。

不安がある土地の場合は?

さまざまな事情で、やむをえず災害が起こりやすいエリアを選ぶこともあるかもしれません。また、立地や価格を魅力に感じても、築年数が経っている物件には注意が必要です。建築基準法が改正された1981年以前の建物の場合、必要な耐震基準を満たしていない可能性があります。
万が一に備え、地区の避難の特性や災害対策方法などの情報チェックは必須です。リスクを知って避難方法を準備しておきましょう。

その土地の歴史などをたどってみると、過去の災害からの教訓が得られる場合もあります。納得して住みたい方は土地の歴史を調べる方法もおすすめです。

勤務先との距離・ルートを確認

被災するのは自宅にいるときばかりとは限りません。東日本大震災のとき、自宅と職場の距離が遠い友人は、安全に帰れるルートがわからず、複雑な道をたどるしかなかったそうです。

平常時は、インターネットで帰宅ルートを簡単に調べられます。しかし、災害時は充電の問題や電波の問題で難しいこともあります。災害が起こる前に、自宅までの道のりについても考えておくことが大切ではないでしょうか。

また、火事が多い地区や水害が起こりうる地区など、災害の種類によっては急いで帰宅しない方がいい場合もあります。職場や学校にとどまって、正確な情報を入手してから動きましょう。

一人暮らしだからこそ備えよう

近年増え続ける自然災害。
しかし、「まったく災害のない場所に住みたい」というのは難しい話です。とくに一人暮らしの場合は、「自分の身は自分で守る」ことが必須です。自分で考え、動き出さなければ、リスクは増えるばかりです。

事前に対策をとりましょう。今は便利なサイトや、正確な情報発信に力を入れる自治体も増えています。あらゆる媒体を上手に利用し、防災対策をしながら住みやすい暮らしを楽しんでくださいね。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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