３階建 狭小住宅でものびのび。梁はキャットウォークに　京都府京都市

間口が狭い狭小地でもゆったりと過ごせる家が実現する清栄コーポレーション。外観は白いラップサイディング（鎧貼り）にして明るい雰囲気に。木調の玄関ドアやケーシング、赤いポストがアクセントになった、ナチュラルスタイルの住まいが完成した

玄関はゆとりをもたせて設計。多目的に使える土間スペースは、自転車を置いたり、通販を利用した際の段ボール箱置き場としても重宝されている

古家を解体した際、お隣の家との間にコンクリートの出っ張りがあると分かり、急遽まわり階段に変更。「不測のトラブルにも親身になって対応してくれたスタッフの方には感謝しています」とYさん。ダイナミックな吹抜けとストリップ階段が調和した空間は、トラブルがあったとは思えない仕上がり

キッチンを囲むようにカウンターダイニングを設置し、コンパクトな動線で家事が片づくように計画。壁面は上部を収納にし、下部はペットスペースとして活用できるように設計。24時間換気システムをペットスペースの近くに設置し、においがこもらないようにも工夫されている

２階はオープンキッチン+ダイニング+リビング+吹抜けのスケルトン階段と、空間が緩くつながる設計。壁や柱で仕切らずにワンフロアを存分に活かすことで、狭小住宅でものびのびと過ごせるようになっている

古家を解体した際に見つかった、隣家との間のコンクリートの出っ張り。それを回避できるよう、まわり階段に設計変更。梁はキャットウォークとして活かすことにした。「ギリギリのタイミングでしたが、こちらの希望を叶えていただけ、とても親身になって対応してもらえました」

リビングの上部はダイナミックな吹抜けにし、３階の室内干しスペース兼セカンドリビングとつながるように計画。南側からの光を採り入れることで、洗濯物がよく乾くとともに、日中は照明をつける必要がないほど明るく健康的な住まいになった

3階は寝室とセカンドリビングで構成。フロア全体をフレキシブルに活用できるように設計し、必要に応じてカーテンで仕切るようにした

いつものトイレスペースには鮮やかな発色が空間を引き締めるイエローの壁紙をチョイス。「清栄コーポレーションさんに紹介してもらったショールームで見つけました。『これだ！』と一目で気に入った壁紙です」