【松本市/25.23坪】　信州への移住。本と自然と星に満たされる暮らし

徳島で暮らしていたご夫婦は、一時は大阪でのマンション生活も検討しましたが、年齢を重ねるにつれ「落ち着いた松本で暮らしたい」という結婚当初からの思いが再び強くなりました。移住を後押ししたのは、現代住宅の断熱性能の進化です。かつて不安だった「長野の冬の寒さ」も、高性能な住まいなら快適に過ごせると確信。こうして、ご夫婦の夢は移住という具体的な住まいづくりへと動き出しました。

特にこだわったのは、家の東側の景色です。大きなFIX窓の向こうに広がるのは、学生時代、重い荷物を背負って歩いたり走ったりした思い出の山々。「あの頃の自分」と「今の自分」が、この窓を通して繋がります。

開放的な吹き抜けは、家全体を明るい光で満たします。さらに空中回廊を設けたことで、空間に心地よい繋がりが生まれました。南面の窓からは、夏の花火も見えたそうで、思いがけない喜びも。

たくさんの本をお持ちだったお客様。各所に本棚を設け、圧倒的な収納力を確保しました。棚に飾られた本の背表紙を眺めることで、一度読んだ本の内容を思い出す。それは、日々の暮らしに溶け込んだ、素晴らしい勉強法なのだそうです。

寝室とサンルームには、美しいステンドグラスが。「子供の頃からの憧れだった」という想いを、この家で叶えました。優しい光が、日々の暮らしに彩りを添えます。