洗練されたデザイン、かつ家事がラクな「ホテルライクな家」

LDKに入ると、ひと際目を引くかっこいいダイニングキッチン。希望していたキッチンを設置し、前面の壁は色合いが似ているキッチンパネルを使ってトータルコーディネート。油ハネや汚れがついてもお手入れしやすいのもメリット。キャビネットやダイニングテーブルとベンチはイメージに合うように、Aさんの知り合いが造作したオリジナルだそう

ツートーンのカラーリングがかっこいい外観。コンクリート調の外壁材「シマンフラット」のブラックとグレーの2色を使用しており、汚れが目立ちにくいというメリットもある。また、2階の大きな窓が外観のデザイン的なアクセントにもなっている。バスケットコートの地面は透水性の高いコンクリートを使い、機能性も両立

開放的なLDK。折上げ天井が開放感とメリハリを生み、また間接照明が柔らかな雰囲気を演出。表面に無垢の風合いを活かしたナラ材を使用した床材は裸足で過ごすのが心地良く、耐久性にも優れている。「子どもたちは元気に走り回っています。周りへの音を気にしなくていいですし、子どもたちもこの家が好きなようでうれしいです」

Aさんのこだわりの一つが洗面台。洗面ボウルを2つ配したのは、朝などのどうしても支度の時間帯が重なる時に家族みんなが使いやすいように、ストレスを軽減できるようにしたかったから。ワイドな鏡は仕切り線が入らないようにあえて収納を兼ねずデザインを重視して収納棚は別に設置。前面のグレーのタイル使いなど、まさにホテルライクな理想の空間ができた

LDKにはハンモックを設置。子どもたちはもちろん、大人にとってもあるだけで何だか特別な感じにテンションが上がって、くつろげるのが魅力。フックは今後、ハンモック以外にも吊るして遊べる遊具を設けることができるようにと考えて3つ設置した。また、プロジェクターを使って投影した映像がきれいに見やすいようにと、壁の一面は白をチョイス

2階の子ども部屋はシンプルなつくり。大きい窓を配しているので外の自然を眺めながら過ごせる。反対側の壁には、洋服をかけられるポールを備えた収納スペースがあるので、整理整頓もしっかり

DENにはL字型のデスクや、壁に棚を造作。使いやすい高さや配置を追求した。リモート会議の時などにこもることができて周りの音も気にならないので、在宅ワークでも集中できる

2階にも洗面台とトイレを配置。真鍮のタオル掛けやトイレットペーパーホルダー、丸い鏡などアイテム選びにセンスが光る。子どもたちと友だちが2階の子ども部屋で遊ぶ時などにも使いやすい

玄関にはシューズインクローゼットを設けた。家族は靴を取り出したり片付けやすく、扉を閉めると来客からは見えないのでスッキリ。リビングドアなど、玄関から入った時に見える扉はハイドアを採用して空間がより広く見えるようにしている。リビングへ直接、または洗面台～パントリー～キッチンへ移動できるように動線を分け、そして回遊できるのが便利

2階のウォークインクローゼットは家族で使えるようにスペースを広く取った。また、大きなピクチャーウィンドウからは山や田んぼなど、自然を望むことができる。「朝日が昇ってくるのがちょうど見えて、とてもきれいなんですよ」（同社社員邸）

キッチンは空間をより効率的に使いたいと対面式やアイランド型ではなく、壁付きのデザインを要望。また、視覚的に広く感じられるような工夫も多く施し、玄関から入ってすぐ目に入る部分の建具は、床から天井の高さまで達するハイドアを採用。リビングの折上げ天井が開放感をプラス。

在宅ワークにも対応できるよう、DENをつくり、さらにL字型のデスクや、壁に棚を造作。リモート会議の時などにこもることができて周りの音も気にならない理想のスペースが完成した。