堺市南区　光井戸のある家

コの字に設計された中庭のある住まい。壁で囲われた中庭の内壁は白の塗り壁としました。一日中、反射光が入り込むように計画されています。曇りの日でも明るい室内空間が確保されています。外に対して閉じられた中庭という吹き抜け空間があることでカーテンに頼らない開放的なリビング空間を実現しています。

室内の吹き抜け空間と外部の吹き抜け空間を設けたリビングは実際の広さ以上の開放感を作り出しています。程よく閉じつつ、上部は開放的にすることで開放的でありながら「こもり感」も同時に加える空間となりました。

吹き抜けのハイサイドにある窓が日中の太陽の光を取り入れ、吹き抜け内の壁に反射光として拡散し、柔らかい光を演出してくれます。

スケルトン階段にすることで、余白の空間が生み出されています。あえて物置などにせず、観葉植物などを配置することによって豊かな空間の広がりを演出しています。

ちょっとした工夫を施すことで、サニタリールームは驚くほど使いやすく、洗練された空間に生まれ変わります。衣類乾燥機を取り囲むオリジナルの造作棚は生活感の出てしまう洗面用具や掃除用具などを上手に整理整頓できます。

お気に入りの空間づくりが楽しめる、スタイリッシュなデザインの2階手洗いスペース。 好きな色の壁紙を貼ったり、おしゃれな照明器具を設置して、インテリアを楽しむことができますね。

統一感のあるキッチンとレンジフードとバックセット。素材と色のリンクが美しいダイニングキッチンとなりました。

光井戸のある空間設計は建築物内部への採光、通風の補助的な役割を果たします。光井戸は一般的には縦長の長方形や正方形の形状をしており、トップライト（天窓）や吹き抜け、中庭などを活用して、日当たりや風通しの悪い場所でも自然光や風を取り入れるように設計されています。

道路側が西側であるため西側に考慮した窓のないスッキリとしたファサードとなっています。玄関ポーチのボリュームと全体のボリュームで色の濃淡をつけ、外観にメリハリをつけました。

71.21平米（約21.54坪）

60.44平米（約18.28坪）