LIFULL HOME'Sに2022年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した
"実際に探されている街・駅"のランキング結果です。
買って住みたい街は購⼊物件の順位、借りて住みたい街は賃貸物件の順位です。
近畿圏(大阪府 兵庫県 京都府)の
ランキング結果を発表します
買って住みたい
近畿圏版
「買って住みたい街」ランキング 総評
「姫路」がトップに返り咲き! 近畿圏でも物件価格の高騰を背景に“二極化”の兆し
近畿圏「買って住みたい街」ランキングは、「姫路」が前回の4位から上昇して1位に輝きました。2018年&2019年に1位となって以来の3度目のトップですが、2020年以降も2位→5位→4位と上位の常連で、人気・実力ともに高いエリアとして定着しています。前回1位の「谷町四丁目」は4位に後退し、2020年&2021年と連続トップだった「本町」は今回も2位と変わらず高い人気を維持しています。3位には前回35位だった「堺筋本町」が急上昇してランクインし、ベスト3の顔ぶれが入れ替わった印象があります。
今回4年ぶりに「姫路」が1位に返り咲いたのは、コロナ禍で大きく後退したインバウンド効果が2022年に戻り始め、姫路市を中心とした“播磨圏域連携中枢都市圏”の再活性化および事業集積性の高まりとともに、居住ニーズが顕在化したことが主な要因です。コロナ禍でも小規模ながらコンスタントな新築マンションの分譲が継続していたこともあって、新たな居住ニーズの受け皿として機能しています。また、依然限られたニーズではあるものの、テレワークによって“職住近接”の必要が薄れたユーザーが価格水準の比較的安価な姫路周辺の住宅に注目していることも順位を押し上げた一因です。
2位の「本町」は、商都大阪の中心で、専ら商業地として高度利用され続けていますが、ここ数年タワーマンションの分譲が本格化し注目されるようになってからランキング上位を維持しています。最近でも300戸超、500戸超クラスの大規模タワーマンションの分譲が継続しており、これらの物件への注目度が高いこともあって問合せ数を大きく伸ばしました。3位の「堺筋本町」が2022年の35位から急上昇したのも、徒歩5分ほどの距離に位置する「本町」との中間エリアで分譲されているタワーマンションに対する問合せ数の急増によるもので、近畿圏での「買って住みたい街」事実上の1位は「本町」および「堺筋本町」周辺に分譲されているタワーマンションエリアということになります。なお、前回3位の「三ノ宮」は今回マンション分譲が少なかったこともあって18位に後退しています。
以下、5位には「寝屋川市」、6位「大宮」、7位「高槻」、8位「垂水」、9位には前回104位から急上昇した「西長堀」、10位には明石市の「大久保」がベスト10にランクインしましたが、特に京都市中心部に位置する「大宮」と大阪市中心部の「西長堀」の急上昇が目立ちます。「大宮」は商業地である四条大宮エリアでのマンション分譲があり、また「西長堀」でも46階建て・総戸数500戸の大規模タワーマンションが分譲中であることから、それぞれ問合せ数が大きく増加しての上位ランクインとなりました。やはり「買って住みたい街」は、エリア以上に物件に対する注目度によって順位が変動する傾向が顕著です。10位の「大久保」でも、複数棟で構成される全810戸のこれまでにない規模のマンションが分譲中で、明石市という郊外エリアながら大きな話題となっています。なお直接関連はありませんが「明石」も前回38位から大きく順位を上げて13位に浮上しています。
前回まで近畿圏では、首都圏のような“意向の郊外化”および“二極化”は起きていませんでしたが、明石や姫路での新築マンション開発が活性化し、テレワークで職住近接の必要性が薄れたユーザー、およびなるべく安価に住宅を取得したいと考えるユーザーの需要を喚起する受け皿になっています。一方で大阪市、京都市各中心部でのマンション分譲も継続・拡大していることから、物件の供給スタイルがやや二極化の兆しを示し始めていることが分かります。首都圏から2年ほど遅れましたが、徐々にニーズが生活スタイルに応じて分化しているようです。
借りて住みたい
近畿圏版
「借りて住みたい街」ランキング 総評
1位「江坂」2位「三ノ宮」が僅差でトップ争い…「京橋」「阿波座」「神戸」がトップ10入り
近畿圏「借りて住みたい街」ランキングは、Osaka Metro御堂筋線の「江坂」が2年連続の1位を獲得。2017年から5年連続でトップを守っていた「三ノ宮」が今回2位となり、僅差でのトップ争いを展開する2強状態となっています。「江坂」から2駅の前回4位の「新大阪」も6位を堅持しており、大阪駅北側一帯のベッドタウンが今回も近畿圏での「借りて住みたい街」No.1となりました。3位には前回7位の「大正」が入り、ベスト3の顔ぶれが変化しています。前回3位の「姫路」は今回13位とランクをやや落とし、賃貸ニーズはここ数年、大阪市と神戸市の中心部にほぼ集中する状況となっています。
2年連続して1位となった「江坂」は、2駅先の「新大阪」で東海道・山陽新幹線とOsaka Metro御堂筋線が交わっており、また大阪国際空港にも近いため、大阪中心部へのアクセスが良いだけでなく他地域に移動するのにも便利で、単身者の流入が多いエリアとして知られています。また「江坂」のある吹田市は、子育て関連の行政サービスが手厚いことでも知られており、ファミリー層からも支持されての連続トップとなっています。
2位の「三ノ宮」は、市営地下鉄「三宮」、JR神戸線「三ノ宮」、阪急・阪神線「神戸三宮」を最寄りとする賃貸物件があり、結果的に駅勢圏(駅周辺の繁華性が維持されているエリア)がとても広く、問合せ数も確実に積み上がります。上述のとおり1位「江坂」と2位「三ノ宮」の差は僅かで、今後も激しいトップ争いが展開される可能性が高いでしょう。3位の「大正」は2019年以降ランキング上位ではありませんでしたが、前回7位に躍進し、今回は初のベスト3に入りました。京セラドーム大阪には徒歩圏で、駅周辺に大型スーパーやホームセンターもあり、賃貸物件もコンスタントに供給されてきたため徐々に人気が高まってきたエリアです。
以下、4位は「出町柳」、5位「大国町」、6位「新大阪」、7位「京橋」、8位「阿波座」、9位には「武庫之荘」、10位には「神戸」がランクインし、ベスト10の顔ぶれには大きな変化はないものの、交通と生活の利便性がともに高い大阪、神戸、京都の各中心部の街が順当にランクインしています。特に「大正」「阿波座」「大国町」や、18位に急上昇した「弁天町」などがそろって上位にランクインしていることは、大阪市内でも比較的賃料水準が安価なエリアに支持が集まっているといえるでしょう。
また、今回は11位に「北大路」、17位「西院」、19位「今出川」、20位「西大路」と京都市内の街がベスト20以内に進出しています。これは移動制限の解除に伴ってインバウンドが回復するとともに、観光産業が徐々に復調し始めたことで、居住ニーズが高まっていると捉えることができます。
一方で、今回も近畿圏では首都圏のような“賃貸ニーズの郊外化”は認められず、ベスト30以内には13位に「姫路」および14位に「明石」がランクインするにとどまっています。特に大阪市内では賃料水準の比較的安価なエリアで探そうというユーザーの意向はあるものの、それが首都圏のように準近郊・郊外まで拡散することはなく、現在居住するエリアから大きく移動せずに生活を継続するケースが多いようです。これは各市街地中心部の賃料水準も首都圏のように高くなく、物価高騰の状況にあっても郊外方面に転居する経済的メリットがやや希薄なこと、加えてテレワークの実施率が首都圏より低いため職住近接のメリットが依然として大きいことなどが要因として挙げられます。首都圏の「借りて住みたい街」とは対照的に、近畿圏では市街地中心部での居住ニーズが断然勝っており、特に大阪市、神戸市、京都市では明らかです。
買って住みたい・借りて住みたい街ランキング
- 対象期間
- 2022年1月1日 ~ 2022年12月31日
- 対象者
- LIFULL HOME’S ユーザー
近畿圏は大阪府、兵庫県、京都府を対象とした
- 集計方法
- LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計
- 分析
- LIFULL HOME’S 総研
過去の住みたい街ランキング
過去に実施した住みたい街ランキングはこちらからご覧いただけます。一部調査手法が異なります。
街選びのお役立ち情報
本件に関するお問い合わせ先
株式会社LIFULL(ライフル)
メール:sumai-homes@lifull.com
更新日: / 公開日:2023.02.10





















