STEP 7契約を結ぼう
売買契約の流れ
- 重要事項の説明
- 売買契約の締結
- 住宅ローンの申し込み
重要事項の説明
売買契約を結ぶ前に、重要事項説明を受けます。重要事項説明は宅地建物取引業法によって義務付けられており、「重要事項説明書」が書面にて交付され、口頭による説明も行われます。疑問があればこのときに担当者に質問し、不明点が残らないようにしましょう。
重要事項説明書の主な内容
- 購入する物件に関する情報(所在地・面積など)
- 登記簿に記載されている内容(権利関係など)
- 法令上の制限(用途地域や地域地区、建ぺい率・容積率・高さ制限など)
- 接している道路に関する情報
- 水道・電気・ガスの整備状況
- 手付金の金額や保全措置、固定資産税などの清算金
- 契約解除について(違約金やローン特約など)
- 契約不適合責任の履行に関する措置
新築一戸建ての重要事項説明書については、「重要事項説明とは?新築一戸建て契約の前に確認したいポイント」にて詳しく解説しています。
売買契約の締結
重要事項説明の内容に問題がなければ、いよいよ売買契約を締結します。購入申し込みとは異なり、正式な契約となるので、売買契約締結後は代金の支払い義務が発生します。「不動産売買契約書」に署名と捺印をし、契約締結となります。
売買契約時に必要な書類等
- 印鑑(実印、現金購入なら認印も可)
- 手付金(現金・預金小切手)
- 収入印紙
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
住宅ローンの申し込み
売買契約を結んだら、住宅ローンの本審査に申し込みます。住宅ローンの本審査の主な流れは、下記のとおりです。
- 必要書類を準備する
- 金融機関の窓口等で必要書類を提出する
- 審査結果を受けとる(審査期間は約2週間程度)
住宅ローン契約時に必要な書類(※金融機関によって異なる)
- 収入証明書(源泉徴収票/確定申告書など)
- 課税証明書(住民税決定通知書)
- 住民票
- 印鑑証明書
- 身分証明書(運転免許証など)、健康保険証
- 売買契約書(原本/写し)
- 登記簿謄本(土地・建物)
- 公図、実測図、建物図面
- 勤務証明書(社員証/保険証)
- 給与明細書
- 自己資金(通帳)
住宅ローンの本審査に無事通ったら、融資実行日を決めて契約を結びます。諸経費の精算を行って融資が実行され、法務局で所有権移転登記と抵当権設定登記が行われると、いよいよ物件の引き渡しです。
もし、ローンの審査に通らなかった場合は「ローン特約」によって契約を白紙にできますが、契約書にローン特約が盛り込まれていない場合は、手付金の放棄や違約金の支払いが必要になる可能性もあります。
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