STEP 2土地と建物の予算を決めよう

無理なく借りられる予算を設定しよう

土地と建物の予算を決める前に、まずは自分の使える予算の限度額を理解しましょう。基本的な考え方としては、住宅ローン+自己資金(援助資金)が実際に住宅を購入する際に払えるお金となります。

住宅ローン+自己資金(援助資金)=払えるお金

住宅ローンでは、年収に対する一年間の返済額(返済負担率)をもとに借入金額を決めると、無理のない予算設定ができます。一般的に、返済負担率は25%以内が安心といわれています。

年収×25%(返済負担率)=年間返済額

下記は返済負担率を25%と設定し、住宅ローンの融資可能額をシミュレーションした金額です。

返済負担率25%のシミュレーション例
税込年収毎月返済額融資可能額
400万円83,333円2,722万円
500万円104,167円3,403万円
600万円125,000円4,084万円

※固定金利1.5%、返済期間35年で試算


ただし、厳密には生活に必要な費用を算出し、逆算して住居にいくら支払えるのかを確認しておく方が安心です。住居にかかる大きな費用(管理費や駐車場代など)があれば、それも住居費に含めましょう。


住宅ローンについては、借りられる限界の金額ではなく、無理なく月々支払える返済額になるかどうかを考えて、借入可能額をシミュレーションしてみましょう。


もし頭金を用意できるのであれば、ローンの総支払額を抑えることができ、毎月返済する金額の負担も減らすことが可能です。一般的には頭金として用意するのは住宅購入費用の10〜20%くらいと言われています。


頭金に応じた、購入可能額や毎月の返済額を確認するなら、「住宅ローンシミュレーション」が便利です。

建物の予算の考え方

建物本体にかかる費用は、本体工事費が総額の75%、別途工事費が20%、諸費用が5%といわれています。

本体工事費住宅の屋根・壁・床など、建物本体をつくる費用のこと
別途工事費外構工事費や水道やガスの施設工事費、照明器具工事費など
諸費用登記費用や住宅ローンの手数料など

建物の予算を考えるときは、別途工事費用と諸費用を含めた総額で考える必要があります。本体参考価格や坪単価が掲載されている場合がありますが、建築会社によって内訳は異なります。予算を伝えて、どのような家が建てられるのか建築会社に聞いてみましょう。

土地と建物の予算の考え方

土地と建物の予算を考えるときに大切なのが、土地代を「引き算」して考えることです。土地代を「足し算」して考えてしまうと、予算が大幅にオーバーする可能性があります。

総費用(住宅ローン融資額+自己資金)-建物の予算=土地の予算

建物よりも立地を重視する場合は、建物にかける予算を抑える必要があります。土地よりも建物に予算をかけたい場合は、土地の相場を調べて比較的安いエリアを検討したり、地盤調査費や地盤改良費がかからない土地を選んだりすることで、コストを抑えることが可能です。


予算に合う会社選びから相談するなら、「住まいの窓口」で中立の立場であるハウジングアドバイザーに相談してみましょう。

更新日: / 公開日:2023.01.11

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