STEP 6土地を購入し、建築会社と契約を結ぼう
土地を購入しよう
希望する土地が見つかってから土地の契約までは、次のような流れで進めていきます。
1.土地購入の申し込み
土地を紹介してくれた不動産会社に依頼し、売主に購入を希望する意思を伝えるための申し込みを行います。売主が希望条件を受け入れれば、土地の契約まで進めることができます。
2.住宅ローンの事前審査
土地購入に住宅ローンを利用する場合は、売買契約までにローンの事前審査を通すことが必要です。住宅ローンは、住宅を建てることを前提に購入する土地であれば、利用できます。土地代と建築費用の目安が出たら、住宅ローンの事前審査を依頼しましょう。
その際、大まかな建物のプランと概算見積が必要になるので、建築会社に事前に用意してもらいましょう。
3.正式な売買契約(本契約)
住宅ローンの事前審査に通ったら、売買契約へと進みます。土地に関する重要事項説明を受け、問題がなければ重要事項説明書と売買契約書に署名・捺印をし、売買契約成立となります。このとき、土地価格の5~10%程度か、100万円以上の手付金が必要になりますが、多くの場合、現金で支払う必要があるので事前に準備しておきましょう。
土地購入前のチェックポイント
土地に関しては、敷地調査・地盤調査や改良工事が必要なケースもあります。その費用や敷地条件に関しても、事前に不動産会社に確認しておきましょう。
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建築工事請負契約を結ぼう
「実施設計書」をもとに、建築プラン内容の最終確認をします。
建築会社と建築プランの詳細について話し合い、詳細決定とともに建築工事請負契約を締結します。契約書には、工事のスケジュール・費用の総額・支払い時期・キャンセル時の違約金の取り決め・不測の事態が発生したときの対応方法・保証やアフターサービスの有無・住宅ローンに関する取り決めなどが記載されています。
請負契約を締結する際は、着手金として建築費用の10~30%程度を支払います。建築会社により着手金は異なりますが、一般的には大手建築会社の方が少ない傾向があります。契約内容については必ずすべてに目を通し、不明点があれば担当者に質問して理解しておきましょう。
住宅ローンを申し込もう
建築工事請負契約を締結し、建築許可が下りたら、住宅ローンの本審査を受けます。本審査が通れば金融機関と住宅ローンの契約を結び、土地を購入した場合は残額を支払って正式に土地の引き渡しを受けます。住宅ローンの融資は、建物完成後からスタートします。
土地の購入費など、住宅ローンの融資実行前に必要な費用については、「つなぎ融資」を利用することも可能です。
つなぎ融資の特徴や注意点については、「つなぎ融資とは? 金利や利用の流れ、注意点について解説」で詳しく紹介しています。
更新日: / 公開日:2023.01.11
