住宅購入に興味のある方が最初に足を運ぶことも多い、住宅展示場。
さまざまなモデルハウスを見られる住宅展示場に行き「夢が膨らんだ!」という方もいる一方で、「たくさんの会社があって、どの会社がいいのかよく分からなかった」「行ったらいろんな会社から電話がかかってきて大変だった」など、困惑したという声もよく聞かれます。
そこで、今回の記事では住宅展示場の基礎知識や、回り方のコツなどをご紹介します。 住まいの窓口のハウジングアドバイザーで、不動産会社での営業経験もある吉田さんに、回り方のポイントを具体的に教えてもらいました。
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話し手:吉田さん(住まいの窓口ハウジングアドバイザー)
滋賀県出身。不動産会社の営業やアパレル企業の店舗アドバイザーを経て、住まいの窓口ハウジングアドバイザーに転身。現在は大阪支社で関西エリアの相談を担当している。共感・寄り添い型の相談が得意。趣味はソフトテニスとカラオケ。
住宅展示場ってそもそもどんな場所?

住宅展示場は、複数の建築会社(ハウスメーカー・工務店)のモデルハウスが集まった場所です。それぞれの会社がつくる家の魅力が詰まった場所ともいえます。
モデルハウスでは見学するだけでなく、各会社の担当者の説明を聞いたり、アンケートに記入したり、住まいへの要望をヒアリングされたりもします。ですので、1社見るのにだいたい1時間半~2時間程度かかり、1日で回れるのは最大3社程度といったところです。
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住宅展示場に行くメリット・デメリットは?

メリットは、やはり実物を見られることです。実物を見ることで、ネットなどで情報収集しただけでは分からない利点・良さを体感できます。将来の生活のイメージも湧きやすくなるので、ほしい設備や必要な設備が明確になってくることも多いです。
そのほか、担当者から直接説明を受けることで、その会社の特徴やこだわりなどが分かる、1日で複数の会社を比較検討できるなどもメリットですね。
一方でデメリットは、冒頭の声にもあったように、たくさんの会社を回ることで情報が多くなりすぎてしまうことや、各社の営業担当者から頻繁に連絡が来てしまったりすることです。
また、モデルハウスには、各社がえりすぐりの商品や設備を揃えており、規模も一般住宅の倍ほど広くなっています。そのため、実際に建てた場合のイメージと異なることがあること、「あれもほしい・これもほしい」と要望が増えがちなこともデメリットかもしれません。
住宅展示場の回り方のコツ4選

(1)家づくりで重視する条件や予算を事前に整理してから回る
ご家族間で家づくりの際に重視するものは何かをまとめておきましょう。何も考えずにやみくもにいろんな会社を回ってしまうと、情報が多くなりすぎ、比較もしにくくなってしまいます。
条件や予算を整理してある程度見るポイントを絞り、1~2日かけて3~4社くらいの回り方にするのがベストです。
(2)それぞれの会社で見るポイントを押さえておく
見るポイントが分からないという方は、以下の3つに注目すると比較がしやすくなります。
- 価格帯…ローコスト、ミドルコスト、ハイコストのどの価格帯になるのか
- 住宅性能…高気密・高断熱、耐震性などがどの程度なのか
- 設計の自由度…完全な自由設計か、ある程度型にはまったプランから選ぶ設計か
(3)営業電話を避けたいなら、事前にその旨伝えておく
営業担当者から頻繁に連絡が来るのを避けたい人もいるかもしれません。
そんなときは、「まだ比較検討段階なので、お願いすることになったらこちらから連絡する」という旨を伝えておくとよいです。
(4)家に対する希望やイメージを共有できるものを持っていく
もし自分が情報収集をした段階でいいと思った間取りや設備があれば、その写真などを持っていくのもポイントです。各社の担当者にイメージを共有できると好みも把握してもらえ、自分たちに合った提案をしてもらいやすくなります。
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家づくりを始める方へのアドバイス

住宅購入では目先の価格にとらわれないことが大切です。金額が大きい買い物になるので、ついつい価格にとらわれがちですが、住宅は買って終わりではなく、買ってから何十年と住み続けるものです。
未来のことも踏まえた選択をしていただきたいですね。
ご自身が重視するポイントや進め方が分からない方、いきなり住宅展示場に行くのが不安な方には、ぜひ私たちが運営する住宅購入の無料相談サービス「住まいの窓口」を利用していただきたいです。
家づくりの流れのご説明や、希望条件の整理のサポート、皆さんのご希望に合った会社のご紹介(住宅展示場のモデルハウスを含む)などができます。

ぜひ活用してみてください。
※本記事は2022年6月に住まいの窓口noteに掲載された内容です。
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