家づくりを検討する際に、「どこに依頼すればいいのか」迷ってしまうことがあるでしょう。住宅の建築を取り扱っている会社は多くあるため、特徴を理解したうえで選ぶ必要があります。
また、家づくりは土地探しにかかる時間も含めると、実際に入居するまでに1年から1年半ほどの時間が必要です。そのため、依頼先の担当者との相性も重要な判断材料になるでしょう。
この記事では、ハウスメーカー(住宅メーカー)とビルダーとの違いや、選ぶときの基準などを解説します。
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ハウスメーカーとビルダーの違い

ハウスメーカーとビルダーは、どちらも住宅を取り扱っている点は同じですが、それぞれ得意分野が異なります。どのような違いがあるのかを見ていきましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、住宅の設計・施工、住宅部材の製造などを行う会社を指します。営業・設計・施工管理のチームを持ち、独自技術で住宅商品を開発し、自社ブランドの住宅を提供しているのが特徴です。
全国展開している会社が多く、年間数千棟から数万棟の住宅の建築を行っているので、豊富な実績と知名度から安心感があります。
建築資材が規格化されていることから仕上がりに差が生まれにくく、品質が安定しているのも特徴です。保証やアフターサービスなどが充実している会社も多く見られます。
また、住宅の建築だけでなく、リフォームや売却などの相談ができる会社もあり、住宅に関するさまざまな相談をワンストップで行うことが可能です。
デメリットとしては、全国展開をしているため、担当者の異動が起こりやすい点が挙げられます。
ビルダー
ビルダーは、住宅の建築を専門に行う施工会社のことを指し、地元の中堅企業クラスが多いといえます。なかにはハウスメーカー並みに大規模化したビルダーもありますが、基本的には地域の特性に詳しいのが特徴です。
そのため、地域の風土に合った住宅性能や仕様が採用されていたり、土地探しを得意とする会社が多かったりする傾向があります。
住宅の建築は自社で行うものの、顧客の要望によって設計やデザインは外注する場合があります。
あらかじめ決められた住宅商品ではなく、臨機応変に対応できる点も強みといえるでしょう。また、建築費用はハウスメーカーより安価である場合が多いです。
デメリットとしては、ハウスメーカーのように充実した保証がなかったり、最新の住宅設備が採用されていなかったりすることがあります。
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依頼先を選ぶときの基準

初めて家づくりを行うときは、どのような基準で会社を選べばよいか悩んでしまうことがあるでしょう。ここでは、依頼先を選ぶときの基準について解説します。
どの会社に依頼をしても、一定の品質は保たれている
一戸建て住宅は、建築基準法に基づいた「建築確認」を行わなければ住宅建築に着手することができません。そのため、どの会社に依頼をしたとしても、住宅の品質という部分では一定の水準が保たれています。
したがって、依頼先をどこにするかの判断は、一定の品質以上の価値を提供してくれる会社であるかがポイントになってきます。
家づくりで何を優先させるかが大事
家づくりにおいて、要望が明確な場合はビルダーを選ぶ方がよいといえます。
なぜなら、ビルダーは地域の特性を理解しており、より顧客の要望に沿って家づくりを進めてくれるからです。
ハウスメーカーの場合は、自社で独自に開発した住宅があるため、細かな要望にまで応えてくれるかは分からない部分があります。よりオリジナルの住宅を求めるのなら、好みの合うビルダーを探してみるのがいいでしょう。
一方、家づくりにブランド力や安心感を求めるのであれば、ハウスメーカーの方がよいといえます。ハウスメーカーが取り扱う住宅は高度に規格化されており、施工実績も豊富にあるので初めての家づくりでも安心です。
希望する条件や予算の上限などを踏まえたうえで、自分に合った会社を選んでいきましょう。

担当者との相性も重視しておこう

注文住宅では土地探しから始めるケースも多く、その場合は入居するまでに1年から1年半ほどの時間が必要になります。どのような家を建てるにしても、担当者と緊密にコミュニケーションを図っていくことが大切です。
担当者との相性が悪ければ、要望がなかなか伝わらずにストレスを感じてしまうことがあります。一方、細かな部分にも対応してくれて、何でも気軽に相談できる担当者であれば、安心して家づくりを任せられるはずです。
どのような担当者なのかは、実際にやりとりを行ってみなければ分からないため、まずはメールや電話での問合せ、資料請求などを通じて、丁寧に対応してもらえるかを確認しましょう。
また、住宅展示場に足を運んでみると、各社の担当者と直接やりとりを行えます。初めから1社に絞り込んでしまわずに、複数の会社とやりとりを行ったうえで依頼先を決定することをおすすめします。
後から依頼先を変更しようとすれば、その分だけ家づくりが遅れてしまいます。依頼先を決める段階で十分に比較・検討することが、家づくりを成功に導くポイントです。
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自分に合った施工会社を見つけよう

住まいのイメージや予算の上限などを定めたら、依頼先の選定を行います。
注文住宅を手がける会社の多くは土地探しから引き受けてくれるため、土地購入から始める場合は、できるだけ早い段階で依頼先を見つけることが重要です。

ただ、初めて家づくりを行うときには、どこに相談をすればいいのか、悩んでしまうこともあります。
LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」なら、希望すれば信頼できるハウスメーカーやビルダーを紹介してもらうことが可能です。
専任のハウジングアドバイザーが、中立的な立場で家づくりに関するアドバイスをしてくれるので、安心して相談できるでしょう。家づくりを考え始めたら、まずは気軽に相談してみてください。

記事のおさらい
ハウスメーカーとビルダーの違いは?
ハウスメーカーは、住宅の設計・施工、住宅部材の製造などを行う会社を指し、自社ブランドを提供する住宅の総合メーカーといえる会社です。一方、ビルダーは住宅の建築を専門に行う施工会社のことを指し、中規模程度の地元企業が多く、地域の特性に詳しいという強みを持っています。
依頼先を選ぶときの基準は?
どの会社に依頼をしても、建築基準法によって住宅の品質は一定の水準が保たれています。そのため、依頼先を選ぶときは品質以外の部分も見ていく必要があります。たとえば、ブランド力や安心感を重視するならハウスメーカー、地域特性への理解や価格面を重視するならビルダーといった考え方があります。
担当者との相性はどう見極めればいい?
実際に電話やメールで問合せをしたり、資料請求を行ったりして対応を見るようにしましょう。また、住宅展示場などに足を運んでみると、各社の担当者と直接やりとりができるので、自分に合った担当者を見つけやすくなります。
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