注文住宅は土地探しから始めるケースが多いため、住宅が完成して入居するまでに1年程度の時間がかかることもあります。

そのため、家づくりがどのような手順で行われるのかを把握しておく必要があります。

家づくりの手順や目安となる期間を理解していれば、ハウスメーカー(住宅メーカー)の担当者とのやりとりも円滑になるでしょう。

この記事では、注文住宅で家づくりを進めるための手順や期間、注意点などを解説します。

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注文住宅はすでに完成した物件を購入する建売住宅とは異なり、自分の理想に合った家づくりを進められるという特徴があります。

 

しかし、細かな部分まで要望を反映させるには、ハウスメーカーの担当者との打ち合わせなどが多くなり、住宅の完成までに時間がかかる傾向が見られます。

 

また、実現可能な形で建築プランを練っていかなければ、予算オーバーとなってしまい、家づくりが思うように進まないといった事態を招く恐れもあるでしょう。

 

注文住宅で家づくりを行うときは、「どのような家に住みたいか」といったイメージや、「この条件は譲れない」などの要望を整理しておくことが大切です。

 

家づくりの具体的なイメージを固めるために、ハウスメーカーなどに施工事例や住宅カタログなどの資料請求を行って、プランを練っていくようにしましょう。

 

そして、資料を基に家族で話し合い、希望する条件を洗い出して具体化したうえで、家づくりでこだわりたい部分に優先順位をつけることがポイントです。

 

さらに、予算オーバーとなることを防ぐために、購入予算に上限を設定しておくことも大事です。入居後の返済負担が重くならないように、無理のない資金計画を立てておきましょう。

 

希望する条件や予算の上限などをあらかじめ決めておく方が、担当者とのやりとりもスムーズになり、家づくりを計画どおりに進められるでしょう。

 

家づくりのイメージを決めて資金計画を立てたら、本格的に家づくりを進めていきます。

 

注文住宅が完成するまでにはいくつかのステップがあるので、それぞれの手順で取り組むことや目安となる期間を把握しておくことが重要です。

 

主な手順としては、次の流れとなります。

注文住宅を建てるまでの手順

  1. ハウスメーカー選び、土地探し:2~3ヶ月程度
  2. 家のプランニング、見積もり:1~2ヶ月程度
  3. 建築請負契約の締結、住宅ローンの契約、プランの詳細な打ち合わせ:3~4ヶ月
  4. 着工、引き渡し、入居:4~6ヶ月程度

各ステップにおけるポイントを解説します。

 

注文住宅で土地を所有していない場合は、土地探しから行うことになります。

 

自分で土地を探すこともできますが、希望する土地がなかなか見つからなかったり、土地が見つかっても土地の状況によってはイメージどおりの家づくりができなかったりします。

 

そのため、土地探しの段階からハウスメーカーに問合せをして、信頼できる会社に任せる方がスムーズに進められるでしょう。

 

土地探しから依頼できるハウスメーカーは多くあるので、希望する条件などを伝えて、家づくりに適した土地を見つけてもらうことが大切です。

 

ハウスメーカーに土地探しを依頼すれば、家のプランニングも円滑に進みやすいでしょう。

 

なぜなら、ハウスメーカーであれば家づくりを前提として土地を探してくれるので、用途地域や法令上の制限(容積率や建ぺい率など)を把握したうえで、プランの提案を行ってくれるからです。

 

また、プランニングと並行して、どれくらいの建築費用となるのか見積書を出してもらいましょう。

 

工事内容と費用の内訳を確認し、追加費用が必要ないかをチェックし、不明点や疑問点があればそのままにせず、すぐに確認をすることが大切です。

 

追加費用の有無などについても確認し、予算オーバーとならないように入念なチェックを行いましょう。

 

建築プランや見積もりに問題がなければ、ハウスメーカーと建築請負契約を締結します。住宅の引き渡し予定日や工事代金の支払いのタイミング、引き渡しが延期した場合の取り決めなどを確認します。

 

また、詳細な見積もりを出してもらい、予算内にきちんと収まっているかや要望などが反映されているかを確かめましょう。そして、住宅ローンを組む場合には、金融機関との手続きも進めていく必要があります。

 

住宅ローンの審査にあたっては、売買契約書や設計図、見積書などの書類の提出が求められるので、担当者によく確認をしながら必要なものをそろえましょう。

 

住宅の工事が始まったら、できるだけ現地に出向いて、工事の様子を見ておくことも大切です。家が建っていく様子をじかに見られるのは注文住宅ならではともいえます。

 

設計図や要望どおりに工事が行われているかを確認しておけば、欠陥住宅や手抜き工事などの不安が解消できるでしょう。住宅が完成したら、工事代金の残金を精算して、物件が引き渡されることになります。

 

司法書士などに登記手続きを依頼しているときは、滞りなく手続きが行われているかどうかも確認しておきましょう。

 

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注文住宅による家づくりで気をつけておきたい点として、工事代金の支払いのタイミングが挙げられます。注文住宅では着工時や着工中のいくつかの段階に分けて、代金を支払うことになります。

 

具体的には、建築請負契約時に「申込金」の名目で建築費用の10%程度を支払い、着工時・着工中に建築費用の30%程度をそれぞれ支払う形となるのが一般的です。そして、完成時に残額を支払って精算するといった流れになります。

 

住宅ローンを利用する場合は、金融機関からハウスメーカーに対して直接支払われますが、融資実行が引き渡し時に行われるケースが多いので、支払い時期を事前に確認しておきましょう。

 

支払いに問題がないかを事前によく確認しておき、必要に応じて金融機関に相談し、つなぎ融資や融資の分割払いなども検討してみましょう。

 

どのような家を建てるかにもよりますが、注文住宅の場合は家づくりの検討を始めてから実際に入居するまでに、1年から1年半ほどの時間が必要です。

 

そのため、家づくりを検討し始めたら、すぐに行動してスケジュールに余裕を持つ方がよいでしょう。

 

また、こだわりのある家づくりを行うには、自分に合ったハウスメーカーを選ぶことが大切だといえます。施工事例や実績などを確認し、担当者ともスムーズにコミュニケーションを行えるかも確認しておくことが大事です。

 

建築プランを後から変更してしまうと、その分だけ住宅の完成が遅れてしまうので、こだわりを持つポイントの優先順位を事前に決めておきましょう。

 

LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」では、ハウジングアドバイザーが家づくりについて無料で相談に応じてくれます。

 

信頼できるハウスメーカーを紹介してもらうことも可能なので、家づくりを始めたらまずは気軽に相談してみましょう。

 

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注文住宅の場合は、完成までにどれくらいの期間がかかる?

土地探しから行うのであれば、実際に入居するまでに1年から1年半程度の期間が必要になります。家づくりを考え始めたら、できるだけ早めに動いてスケジュールに余裕を持つことが大切です。

工事代金の支払いは、住宅が完成してから?

注文住宅では工事代金の支払いは、着工時や着工中など複数回に分けて行う必要があります。支払い時期や金額などに問題がないかをハウスメーカーの担当者にもよく確認をしておきましょう。

 

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