開放感あふれる明るいリビング、おしゃれな空間…吹き抜けのある家は憧れますよね。しかし、光熱費が高くなったり掃除が大変になったりするのでは?と不安に思う人もいるでしょう。
この記事では、注文住宅で吹き抜けを設けるメリット・デメリット、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。吹き抜けのある家を検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
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注文住宅で吹き抜けをつくる4つのメリット

吹き抜けとは、床の一部を取り払って上下階をつなぎ、天井を高くした空間のことです。多くの場合、1階と2階をつなぎ、開放的な空間を生み出します。
注文住宅に吹き抜けを設けることで得られるメリットは多くあります。主なメリットは、次の4つです。
- 開放的な空間をつくれる
- 高窓から採光がとれる
- 風通しがよくなる
- 家族の距離が近くなる
開放的な空間をつくれる
吹き抜けによって1階と2階がつながり、天井高が5~6mほどになります。広々とした空間が生まれることで、同じ床面積の住宅よりも、開放感や広がりが感じられる住まいとなるでしょう。
高窓から採光がとれる
高い位置に窓を設置できるため、十分な採光を確保できます。室内が明るくなることで照明の使用が抑えられ、電気代の節約にもつながるでしょう。
風通しがよくなる
天井が高い吹き抜け部分に窓を設けると、風が通りやすくなり、快適な室内環境を保てます。窓の位置に高低差が出るように配置することで、より効果的に換気することが可能です。
家族の距離が近くなる
上下階が一体となるため、別々のフロアにいても家族の気配を感じやすくなります。特に、子どもや高齢者がいる家庭では、大きな安心感につながるでしょう。

吹き抜けによる3つのデメリット
吹き抜けには多くのメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。気をつけたいポイントについて解説します。
- 2階の床面積が小さくなる
- 空調効率が下がる
- 掃除しにくくなる
2階の床面積が小さくなる
吹き抜けは、2階の床の一部を取り払って設けるため、2階の床面積が小さくなります。家族構成や必要な収納サイズなどを考慮して、吹き抜けを設けるかどうかを検討しましょう。
空調効率が下がる
吹き抜けを設けることで空間が広がり、開放感を得られるようになりますが、その半面、空調効率が低下。冷暖房が効くまでに時間がかかってしまいます。
光熱費が上がらないように、断熱性や気密性といった住宅性能の部分まで含めて考えておく必要があります。
掃除しにくくなる
吹き抜けには床がないため、高い位置にある窓や照明器具の掃除や電球の交換などをするのが難しくなります。
専用のメンテナンス道具を用意する、もしくは定期的に清掃会社に依頼する必要が出てくるでしょう。あらかじめ、メンテナンス方法を考えておく必要があります。
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吹き抜けで失敗しないためのポイント

吹き抜けのメリットはそのままに、デメリットを最小限に抑えるには、事前のプランニングが重要です。
次の3つの点を押さえておきましょう。
ポイント
- 窓の位置や種類をよく検討する
- 家の断熱性・気密性を高める
- シーリングファンを設置して、空気を循環させる
窓の位置や種類をよく検討する
窓の位置や種類を工夫することで、必要な採光・通風を確保しつつ、暑さ・寒さにも対応できる住まいになります。
たとえば、西日対策として窓を小さくする、ロールスクリーンなどの日よけを設置する、断熱性の高いガラスやサッシを採用するなど、施工会社とよく相談をして、適した方法を選びましょう。
家の断熱性・気密性を上げる
吹き抜けを設けることで生まれる室内温度への影響を減らすには、家の断熱性・気密性を高めることが大切です。
室内の熱が外へ逃げにくくなれば、冷暖房効率が上がり、夏は涼しく、冬は暖かさを保ちやすくなります。吹き抜けは冬場に足元が冷えやすいため、床暖房を採用するのもよいでしょう。
シーリングファンを設置して、空気を循環させる
吹き抜けを設けると、暖かい空気は上部に、冷たい空気は床にたまりやすくなるので注意が必要です。
シーリングファンを設置すれば、効率よく空気が循環するため、温度のムラを減らせます。

吹き抜けの設計で実績がある会社を見つけよう

注文住宅で吹き抜けを設ける場合は、冷暖房効率や採光などに配慮する必要があるため、豊富な実績のある施工会社を探すことが大切です。
LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」なら、吹き抜けのある家の設計・施工が得意なハウスメーカーを紹介してもらえます。
また、初めての家づくりで不安や疑問がある場合でも、ハウジングアドバイザーがていねいに対応してくれるので安心です。

記事のおさらい
吹き抜けを設けるメリットは?
「開放的な空間をつくれる」「高窓から採光がとれる」「風通しがよくなる」「家族の距離が近くなる」など、快適な空間が広がる家づくりができます。
吹き抜けを設置することで失敗しないためには何をすればいい?
外気温の影響をできるだけ抑えるために、断熱性・気密性の高い家づくりが大切です。西日対策として、断熱性の高いガラス・サッシの採用や、ロールスクリーンなどの日よけを設置するなど、工夫をしましょう。また、シーリングファンを設けて、空気を循環させることも大切です。
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