一般的に、平屋は2階建ての住宅よりも建築費用が割高だといわれていますが、実際、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。費用の目安を把握しておけば、安く建てるためのポイントが見えてくるかもしれません。

この記事では、平屋の建築費用が割高だと言われる理由や費用を抑えるポイント、建てるときの注意点などを解説します。

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平屋は同規模の2階建てと比べると、建築費が割高になるケースがあります。

 

主な理由として、2階建てと同じ延床面積を確保しようとすると、屋根面積・基礎面積が増えるからです。その分、建築費も膨らむので、同規模の2階建てよりも1~2割ほど費用が高くなる傾向があります。

 

また、土地や家屋にかかる「固定資産税」についても、平屋は2階建てよりも高くなりがちです。広い敷地を必要とする分、土地の評価額が高くなりやすいためです。

 

ただし、固定資産税は立地や家に使用する建材の種類などによっても変わるため、工夫次第で負担を軽減することはできます。

 

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平屋を建てる際、できるだけ安く建築費用を抑えるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

家の広さを考えるとき、必要以上に大きくしないことが大切です。コンパクトな設計にすれば、建築費や土地代を抑えられます。

 

ただし、将来的に子ども部屋をつくりたいという希望があったり、在宅ワークをしたりする場合は、それなりの広さを確保しておく必要があります。

 

一方、子どもが独立した後に、夫婦二人で暮らすことを考えている場合は、コンパクトな間取りの方が掃除もしやすく、生活動線が短くできるため快適に暮らしやすいでしょう。

 

間取りを考えるときには、将来のこともよく考えたうえで、部屋数や生活動線などを検討していくことが大事です。

住宅メーカーが提示する標準仕様を採用すれば、コストを抑えながら家づくりを行えます。あらかじめプランが組まれているので、工期も短くて済むでしょう。

 

一般的に注文住宅で標準仕様から何かを変更する場合、オプションとして追加費用がかかります。こだわりのある部分にお金をかけることは大事ですが、さまざまなオプションを追加すれば予算が膨らんでしまうので気をつけましょう。

 

複数の会社を比較しながら、できるだけ標準仕様の範囲で希望に沿ったプランがある会社を選べば、全体的なコストを抑えることにつながります。

 

あらかじめオプションを追加する予定であっても、予算枠を決めておくと費用をコントロールしやすいでしょう。

 

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コストをできるだけ抑えて平屋を建てる場合、気をつけておきたいポイントを解説します。

建築費用を考える際、坪単価だけで考えてはいけないという点にも注意しておきましょう。坪単価は建物本体の建築費用のみを用いて計算します。

 

住宅を建てるときには建築費用だけでなく塀などの外構工事といった付帯工事費や固定資産税や不動産取得税といった諸費用なども別途かかるので、きちんと予算に組み込んでおきましょう。

 

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建築方法や間取り、住宅設備などを決める際に、標準仕様なのかを確認することが大切です。家づくりのプランニングをしている最中は、さまざまな設備や仕様に目移りしてしまうことも多いものです。

 

気がつけば予算が膨らんでしまい、最初からプランを見直さなければならなくなると、家づくりを思うように進められなくなってしまいます。

 

そのため、仕様を変更したり、設備を追加したりするときはオプションであるかどうかを施工会社の担当者によく確認しておきましょう。

建物を建てるときには、建築基準法の「建ぺい率」による制限がかかります。建ぺい率とは、敷地面積(土地)に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合を指します。

 

たとえば、建ぺい率が50%で敷地面積が100平米の場合、住宅を建てられる面積は50平米までとなります。建ぺい率が定められている理由は、火災による延焼を防ぐ目的や周辺環境との兼ね合いなどが挙げられます。

 

そのため、敷地を目いっぱい使って建物を建てることはできません。自治体によって定められているその土地ごとの建ぺい率を守る必要があります。

 

平屋の場合は1階部分の面積がそのまま延床面積となるので、建ぺい率には特に注意しておきましょう。気になる土地を見つけたときには、敷地面積だけでなく建ぺい率もセットで確認しましょう。

 

建ぺい率の確認方法は、自治体に問合せをするほか、自治体のホームページなどで確認できることもあります。

 

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建材や設備などを必要最低限なものにしてコストダウンを図ることは大切ですが、住宅性能については慎重に捉える必要があります。耐震性や断熱性に関わる部分の予算を削ってしまうと、住宅の安全性が損なわれてしまうリスクがあります。

 

もともと、平屋は2階建てよりも住宅全体の重心が低くなり、家の重さ自体も軽くなるので地震に強いとされています。それでも、安全性に関わる耐震対策はしっかりと行っておくことが大事です。

 

また、断熱性についても、できるだけ優先的に考える必要があります。

 

断熱性が不十分な場合、室内の冷暖房の効率が悪くなって月々の光熱費が上がるだけでなく、外壁と内壁の間に湿気がこもりやすくなります。すると、建材が早く傷む原因にもなるので注意が必要です。

 

外構部分については、きちんとプライバシーにも配慮しましょう。雨風にさらされる部分ですので、機能性と丈夫さを兼ね備えたものを選んでください。

 

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平屋に長く住むことを想定している場合、ライフスタイルなどと照らし合わせて平屋での暮らしに適しているのかをよく検討してみることも大切です。

 

平屋の特徴として、ワンフロアで生活が完結するため、高齢者や障がいを持つ方にとっても暮らしやすい住宅だといえます。

 

また、平屋は家族の人数が少ない子育て世帯にもおすすめです。家族間の緊密なコミュニケーションが増える要因にもなります。

 

子どもが家を出て、将来的にワンフロアで生活を完結させようと考えているのであれば、生活動線も短くて済むため、暮らしやすくぴったりだといえるでしょう。

 

納得できる予算で平屋を建てるためにも、設計や間取りなど、さまざまな点を検討していくことが大切です。LIFULL HOME’Sでは、平屋での家づくりに強みを持つ住宅メーカーを手軽に探すことができます。

 

また、施工事例も検索が可能なので、気になる事例を見つけたときは、そのまま住宅カタログを請求してみましょう。

 

さらに詳しく知りたい人は、以下のリンクも参考にしてみてください。

 

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なぜ平屋の建築費は割高になりやすい?

その理由は、屋根面積・基礎面積が2階建て住宅より大きくなるからです。面積が大きくなる分だけ建築費も膨らむので、同じ規模の2階建てよりも1~2割ほど価格が高くなる傾向があります。

建築費用を抑えるコツはある?

必要以上に家を大きくしないことです。大きな家ほど費用はかかりますし、土地代も高くなります。また、プランを住宅メーカーが提示する標準仕様にすると、費用を抑えられます。

 

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更新日: / 公開日:2024.03.25