コストを抑えて住まいを建てたいけれど、平屋と2階建てのどちらがいいのか迷ってしまう、という人もいるでしょう。

ワンフロアで生活が完結するシンプルな平屋と、部屋数を確保できる2階建て、それぞれのメリットを得つつ費用を抑えやすいのが、1.5階建ての住宅です。

この記事では、1.5階建てが向いている人の特徴やローコスト住宅を建てるときのポイントなどを解説します。

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1.5階建ての住宅とは、平屋にコンパクトな2階のスペースを設けた住まいのことです。

 

通常のロフトスペースを持つ平屋とは違い、天井高1.4m以内という制限がないので、平屋の開放感を保ちつつ、上部空間にゆったりとした部屋をつくれるのが魅力です。

 

1階のみで生活を完結できる間取りを基本としているので、平屋の特徴である動線のシンプルさはそのままです。

 

ただし、1.5階建ては、建築確認申請上は2階建ての住まいとなります。

 

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どのような人に1.5階建てが向いているかも確認しておきましょう。

 

平屋に住みたいけれど、子どもの成長やライフスタイルの変化に対応できるように部屋数を確保しておきたい、趣味の部屋や収納スペースを増やしたい、といった人に1.5階建ての住宅はぴったりです。

 

たとえば、子どもが小さなうちは1階のリビングで一緒に過ごし、子どもが成長してプライバシーが必要になったときに1.5階部分を活用するなど、平屋の開放感はそのままに臨機応変に暮らせます。

 

1階のリビングやダイニング上部は、勾配天井にすると開放感のあるゆったりとした空間を実現できます。

 

勾配天井の傾斜や上階部分とのつながりによって、奥行き感や立体感も演出できるので、見た目にもおしゃれです。

 

床面積を確保できる2階建ても捨てがたいし、広々とした空間がつくれる平屋にも憧れるという人の場合、いいとこ取りができる1.5階建ての住宅が向いています。

 

どちらにしようか迷ったら、まずはどんな暮らしをしたいのか、何を優先したいのかを考えてみましょう。

 

1.5階建ての住宅には多くのメリットがありますが、建てるにあたってあらかじめ気をつけておきたい点もあります。どのような点を意識して家づくりを考えればよいかを見ていきましょう。

 

1.5階建ては、1階部分で生活が完結する間取りが基本です。LDKや水回り、主寝室は1階に設けて、子ども部屋や趣味のスペースなどは1.5階に設けましょう。

 

たとえば、1.5階は子どもが寝るだけの部屋にしておけば、子どものプライバシーを確保しつつ、1階で家族が集う時間が増えます。

 

また、老後に足腰が弱って1.5階に上がれなくなったとしても、そのまま生活できるので安心です。

 

1.5階がない部分に吹き抜けをつくり、勾配天井を生かすことで開放感を得られます。天窓や大きな窓を設ければ、家の奥まで光が行き届く、明るい空間になるでしょう。

 

1.5階建ての住宅は、通常の2階建てよりも部屋数が少なくなります。少しでもスペースを確保するために、階段下といったデッドスペースを収納やワークスペースとして有効活用しましょう。

 

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1.5階の活用方法を紹介します。

 

1.5階部分を書斎やワークスペースにすると、集中して作業をしやすくなります。

 

リビングなどの共有スペースと切り離すことで使いやすく、気持ちの切り替えもできるでしょう。じっくり趣味を楽しむ部屋としてもおすすめです。

 

子ども部屋にすると、1階で家事や仕事をしながら1.5階の様子を確認しやすいので安心です。ほどよい距離感を保てるので、お互いに過ごしやすくなるでしょう。

 

子どもが小さなうちは図書スペースやシアタールームなど、家族共有スペースとして使い、子どもが成長したら子ども部屋として使うなど、より家族のライフスタイルにあった使い方ができるでしょう。

 

大型の収納スペースとして活用すれば、季節ものの衣類や家電、スーツケースやアウトドア用品などのかさばるもの、子どもとの大切な思い出の品々などもたっぷり収納できます。

 

1階には必要なものだけを置くようにすると、家がすっきり片付きます。

 

平屋と2階建ての良い部分を取り入れた1.5階建ての住宅は、快適さと利便性を兼ね備えた間取りだといえます。しかし、実際に家を建てるとなると、予算や間取りに関して不安を抱えるケースもあるでしょう。

 

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1.5階建てとはどんな家?

 

1.5階建てとは、平屋にコンパクトな2階部分のスペースをプラスした住まいです。2階建てと平屋の良いところを掛け合わせた間取りが特徴で、開放感のある空間づくりができ、家族のライフスタイルに合わせた住み方も実現可能です。

1.5階建てが合う人はどんな人?

 

天井が高く開放的な空間がほしい人や、平屋に住みたいけれど部屋数や収納が足りないと感じている人、2階建てと平屋のどちらかで迷っている人などにおすすめです。平屋をベースとした1階で生活が完結する間取りが基本なので、老後を見据えてバリアフリーの家に住みたい人にも適しています。

ローコスト住宅で1.5階建てを建てる際に注意したいポイントは?

 

1階部分で生活が完結するように間取りをつくりましょう。子どもの年齢に合わせて、プライバシーを確保できる空間をつくっておくことも大切です。

 

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