リビング階段とは？

リビング階段とはその名のとおり、リビングの中に設置されている階段のことです。一般的に階段は、廊下や玄関ホールなどに設置することが多いですが、近年はリビング階段を採用する住宅も増えてきました。

 

リビング階段には、シースルー階段やらせん階段などが採用されることが多く、おしゃれで空間を広く見せる効果が期待できます。

 

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リビング階段のメリット・デメリットは？

リビング階段には、メリットもあればデメリットもあります。

リビング階段のメリット

リビング階段のメリットは、家族が顔を合わせる機会が増えることです。外出先から帰ってきたときや、上下階を行き来するときは必ずリビングを通ることになるため、家族の気配を感じることができ、安心感があります。

 

また、リビングに階段を設ければ、階段を設置するための廊下を省くことができ、スペースを節約できます。さらに、リビング階段部分を吹き抜けにすれば、明るく開放的な空間をつくることも可能です。特に床面積が限られる狭小住宅の場合は、狭さを感じさせないテクニックとして役立つでしょう。

リビング階段のデメリット

リビング階段のデメリットとしては、階段を通じてリビングの音やにおいが他階に伝わりやすい点です。吹き抜けの間取りの場合は、冷暖房効率が悪いと感じることもあるでしょう。

 

また、上下階を移動するときに必ずリビングを通るため、プライバシーの確保が難しく、特に来客時は気を使う場面があるかもしれません。

 

ただ、においについては換気設備で対処するという方法があります。冷暖房効率については、高気密・高断熱の家であれば、ほとんど気にならないということもあるでしょう。

ローコスト住宅にリビング階段を採用する際のポイント

ローコスト住宅はセミオーダータイプの住宅に分類されるため、間取りはある程度規格化されています。そのため、リビング階段を設置したい場合にはいくつかポイントがあります。

施工会社のプランがリビング階段に対応しているか確認する

家づくりを依頼する施工会社のプランに、リビング階段が含まれているかを必ず確認するようにしましょう。ローコスト住宅ではリビング階段の間取りを選択できないケースも少なくありません。標準仕様もしくはオプションで選択できる施工会社を選ぶことがポイントになります。

設置する場合の費用は予算内かどうか

ローコスト住宅でリビング階段を設置することができたとしても、費用が高くなる可能性があります。施工会社のプランを比較し、トータルコストが予算内に収まるプランを選ぶようにしましょう。また、リビング階段のデザインによっても費用は変わります。グレードの選択についても慎重に検討したいところです。

リビングに階段を設置するだけの広さがあるか

リビング階段の設置には、最低でも2畳分の広さが必要になります。また、建築基準法によって奥行きなどが決められており、奥行きが最低限の場合は階段の上り下りがしにくく、子どもやお年寄りにはあまり向いていません。

 

家族で住む場合は、安全性の高いリビング階段が設置できるかどうかも意識することが大切です。

リビング階段の位置はどこにすべきか

リビング階段は、リビングのどこに設置するかで住み心地が変わります。もっともインパクトが強いのがリビングの中央部分に設置することで、階段への動線が短いため2階への移動もスムーズです。ただ、プライバシーを保ちたい方や、来客が多い方などには、あまり向いていないかもしれません。

 

ほかには、リビングの端の壁側に設置するという方法があり、この場合はリビングをすっきりと見せつつ、ある程度プライバシーを確保できます。

 

リビング階段の位置については、住む人の考え方やライフスタイル、予算を考慮したうえで検討するようにしましょう。

ホール階段も検討してみる

ホール階段とは、いわゆる玄関ホールに設置された階段のことです。ホール階段はキッチンのにおいが上階に上がりにくく、冷暖房効率や音の伝わり方もリビング階段と比べて緩やかです。

 

リビング階段の設置を検討するときは、なぜリビング階段にしたいのかを明確にし、ホール階段と比較しながら検討するようにしましょう。

 

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記事のおさらい

近年人気が高まっているリビング階段とは？

リビング階段とは、リビング内に設置された階段のことで、シースルー階段やらせん階段などが採用されることが多いです。詳しくは、「リビング階段とは？」をご覧ください。

リビング階段にはどんなメリット・デメリットがある？

リビング階段は家族間のコミュニケーションが取りやすいといったメリットがあります。一方デメリットは、音やにおい、空気が他階に伝わりやすい点です。詳しくは、「リビング階段のメリット・デメリットは？」をご覧ください。

ローコスト住宅にリビング階段を採用する際のポイント

希望する施工会社のプランにリビング階段が含まれているか、予算内に収まるかといった点に注意が必要です。詳しくは、「ローコスト住宅にリビング階段を採用する際のポイント」をご覧ください。

 

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