無垢材とは、天然木の丸太から切り出した一枚板のことであり、住宅の建材として人気があります。特に自然素材にこだわりを持っている人であれば、強く関心を持つこともあるでしょう。

この記事では、無垢材が人気の理由や、ローコスト住宅で取り入れる際のポイント、価格を抑えるためのコツを解説します。

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天然の素材でつくられた住宅は、温かみがあっていいと感じる人も多いでしょう。なかでも人気があるのが無垢材です。

 

無垢材が注目される主な理由として、次の点が挙げられます。

  • インテリアに調和しやすい
  • 室内の湿度調整機能を持つ
  • 健康へ悪影響を与えない

それぞれの点について解説します。

 

無垢材は自然な質感と色みを備えています。そのため、ナチュラルなテイストのインテリア、モダン・和風な家具とも相性がよく、どのようなデザインにも調和します。

 

壁や床、天井などは家具よりも長く使用するため、飽きのこない無垢材であれば、好みが変化してもうまく対応できるでしょう。

 

無垢材は月日を経ても色あせることがなく、味わい深い色合いと風合いに変化する特性があるので、見た目のよさを維持できます。

 

無垢材には空気中の水分が多くなると吸収する性質があり、室内の湿度を調整する機能があります。室内の湿度が必要以上に高くならないよう機能してくれるのです。

 

高温多湿な日本において、湿度の調整は快適な生活を送るうえでも大切な機能です。また、湿気を吸収するだけでなく、湿度が下がったときには水分を放出してくれる働きもあります。

 

そのため、室内が乾燥しすぎることを防ぎ、体感温度の低下が抑えられます。そして、無垢材は熱の伝わり方が緩やかなため、床や壁を冷やしすぎることもありません。

 

適切に調整された湿度と温度によって、体感温度を心地よく保ってくれるでしょう。

 

住宅を建てるときに使われる建材のなかには、体に悪影響を与える化学物質を含むクロスや床材があります。床や壁から悪影響を与える化学物質が揮発されると、家族の健康に被害が出る恐れもあります。

 

たとえば、シックハウス症候群といったアレルギー反応などです。しかし、無垢材であればアレルギーなどの心配がありません。

 

また、無垢材は内部に空気をたくさん含んでいるため、弾力性を備えているのが特徴です。子どもが転んだ際の衝撃を吸収するだけでなく、足腰にかかる負担を減らしてくれる素材なので、家族の健康を守るうえでも大事な役割を果たしてくれます。

 

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ローコストで無垢材を使用した家を建てようと考えるとき、いくつか押さえておきたいポイントがあります。どのような点に気をつければよいかを解説します。

 

無垢材を使用したローコスト住宅を建てるためには、すでに豊富な実績のある住宅メーカーに依頼するのがいちばんの近道でしょう。

 

無垢材の住宅を建てることが得意なメーカーであれば、無垢材の取引量が多いため、仕入れ価格を抑えることができます。

 

仕入れ値が抑えられれば、建築費の削減につながります。また、実績が豊富な会社であれば、建築費を抑えるためのコツやノウハウを熟知しているものです。

 

そのため、予算内で快適な家を建てる方法をいろいろと教えてもらえるでしょう。家づくりを行うときにはある程度の時間的な余裕を持って、複数の施工会社を比較・検討することが重要です。

 

建物全体に無垢材を使うとなると、どうしても建築費用が高くなりがちです。そのため、住まいのどの部分に無垢材を使いたいのか、優先順位をつけてみましょう。

 

無垢材を使用する部分と、集成材と呼ばれる異なる建材を使用する箇所を決めて、メリハリをつけていけば結果として建築費を抑えられます。

 

たとえば、家族が集まるリビングだけ無垢材を使用して、ほかの部分は別の建材を使うなどの工夫が考えられます。

 

あらかじめアイデアをよく練っておけば、ローコスト住宅でも無垢材を使用して家を建てることは可能です。

無垢材

 

無垢材を使って家を建てる場合、どのくらい費用がかかるのか気になるものです。事前に金額の目安が分かっていれば、建築予算を組み立てやすくなります。

 

価格の違いを比較するために、ここでは木造住宅などでよく使われる「集成材」という建材と比べてみましょう。6畳のフローリングにそれぞれの建材を使用した場合の価格の目安は以下のとおりです。

建材

価格の目安

集成材

10万円程度

無垢材

12万~25万円程度

集成材のフローリングは、幅の狭い板を複数枚圧着して一枚の床に仕立てたものを使用します。

 

一方、無垢材の場合は、一枚の板を使い継ぎ目のないフローリングに仕上げることが可能です。しかし、一本の木を加工してつくるため、どうしても価格が高くなります。

 

そのため、無垢材を採用する場合は使用する範囲を狭めたり、優先順位をつけたりする工夫が必要になります。

 

高価な印象を持ちがちな無垢材ですが、基本的なポイントをしっかりと押さえておけば、ローコスト住宅でも無垢材を使用した住まいが実現できます。

 

よりイメージに沿った仕上がりに近づけるには、住まいについてさまざまな相談に乗ってくれる施工会社を見つけることが肝心です。

 

LIFULL HOME’Sのサービスでは、ローコスト住宅の施工が得意な住宅メーカーを手軽に検索でき、気になる会社のカタログを請求することができます。

 

さらに詳しくローコスト住宅について調べてみたい人は、以下のリンクも参考にしてみてください。

 

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無垢材が人気なのはなぜ?

 

無垢材が人気な理由は、どのような家具や壁紙にも調和しやすい点や室内の湿度を適度に調整してくれる点、そして健康に悪影響を与える化学物質を揮発しない点が挙げられます。

実際にローコスト住宅で無垢材は使えるの?

 

無垢材をローコスト住宅で使うのであれば、無垢材の取扱いが得意な住宅メーカーを探すことが重要です。実績の豊富な会社であれば、コストダウンのノウハウを持っているため、建築費用の上昇を抑えることにつながります。

無垢材を使用した場合の費用はどのくらい?

 

6畳のフローリングで無垢材を使用した場合の費用の目安は、12万~25万円程度です。一方、集成材を使った場合は10万円程度が目安です。

 

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