モデルハウスとは？

 

モデルハウスとは、住宅メーカーが建設した、実物大の展示住宅のことをいいます。マイホームを購入する人向けに公開されており、見学者が具体的にイメージできるよう、間取りや設備などはすべて実際の住宅と同じように建設されています。

 

モデルハウスはハウスメーカーごとの特徴を知ることができるので、建築を依頼するメーカーを選ぶ際にも役立ちます。写真や図面では分からない細かい部分まで確認できるのが、モデルハウスの最大の魅力です。

 

モデルハウスの多くが住宅展示場に展示されていますが、分譲地に建設されているものや、宿泊体験ができるモデルハウスなどもあります。また、ほかにも住宅を見学できる施設として、実際に売りに出されている物件を見学できる「オープンハウス」や、分譲マンション用に用意される「モデルルーム」などがあります。

モデルハウスを見学する前に必要な準備と見学の流れ

 

モデルハウスの見学はいつでもできますが、展示されているモデルハウスは多いため、あらかじめ次のような準備をしておくと安心です。

まずは事前の情報収集から

モデルハウスを見学する前に、インターネットや住宅カタログなどで情報収集をし、気になるハウスメーカーをピックアップしておきましょう。建物内を見学し、担当者から話を聞くことをふまえると、1日で見学するモデルハウスは2～3社程度に絞っておくのがおすすめです。

 

また、理想の住まいの条件を整理しておき、欲しい設備や取り入れたいデザインなどをある程度絞っておくのもおすすめです。当日実際に見学できれば、その後のハウスメーカー選びもスムーズになるでしょう。

モデルハウス見学の流れ

モデルハウスは予約がなくても見学できるケースもありますが、混雑時は担当者が別の見学者の対応に追われることも考えられます。会場によっては人数制限が設けられていたり、「要事前予約」としたりするケースもありますので、事前にホームページで確認し、できれば予約はしておいた方が安心でしょう。

 

見学の流れは各会場によって異なりますが、まずは担当者から見学の流れや内容について説明を受け、住宅内を見学した後で質疑応答が行われるのが一般的です。最後にアンケートを記入し、住宅のカタログなどの資料をもらったら終了です。１つの住宅につき、少なくとも1～2時間程度はみておくようにしましょう。

モデルハウスの見学に必要な持ち物は？

モデルハウスの見学に行く際は、記録用のスマホやデジカメ、後から振り返ったときに混乱しないように筆記用具・メモ用紙を持っていくのがおすすめです。また、室内の広さや設備のサイズを測れるメジャー、置きたい家具のサイズが書かれたメモなどがあれば、実際の家具の配置などもイメージしやすくなります。

 

そのほかにも、すでに家を建てる土地が決まっている場合は、土地の形状や広さが分かる資料があれば、より具体的に話を進められるでしょう。

 

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新築住宅を購入する際にモデルハウスでチェックすべきことは？

 

それでは次に、実際にモデルハウスを見学する際にチェックすべきことを見ていきましょう。具体的に何をチェックしたらいいのか、どんな情報を得るといいのか、ポイントをまとめてみました。

モデルハウスを見学するうえでポイントとなるのが、モデルハウスの設備が標準仕様なのか、それともオプション仕様なのかという点です。モデルハウスは宣伝用の住宅であるため、各ハウスメーカーの強みである設備を公開するなど、グレードが標準よりも高くなっているケースが多いです。そのため、標準仕様とオプション仕様の価格差については必ず確認するようにしましょう。

 

また、気になったモデルハウスがあればいくらで建てることができるのか担当者に確認したり、間取り図をもらったりしておくのもおすすめです。ハウスメーカーによって採用されている設備が異なりますので、気に入った設備があればメーカー名もメモしておきましょう。

モデルハウスを見学する際の注意点

 

モデルハウスは、会場によっては公開されている時間が決まっていたり、休業日があったりします。見学に行く前に必ず営業時間について確認するようにしましょう。また、小さな子どもを連れて見学する場合は、子どものケガなどを防ぐため、目を離さないようにしましょう。

 

各モデルハウスには担当者が常駐しており、場合によっては、設計プランやおおまかな見積もりの話に転じることもあります。もし、まだ購入時期が決まっていなかったり、家を購入するか検討中だったりする場合は、その旨を担当者にしっかりと伝えるようにしましょう。見学者の要望に応じて適切に対応してくれます。

 

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モデルハウスは購入もできる！ ただし新築ではないので注意

 

モデルハウスは宣伝用に建てられた住宅ではあるものの、中には販売しているケースもあります。特に、分譲地に建てられたモデルハウスは売却を目的としていることが多く、一般公開期間が終了した後で購入・居住ができます。

 

モデルハウスの購入で注意したいのが、モデルハウスの見学期間を含めると早くても1年後、一般的な目安としては建築から3～5年後に販売される点です。新築ではなく中古物件扱いとなり、モデルハウスで宿泊体験を行っている場合は、造作家具なども使用済みのものになります。

 

土地・間取り・設備などは選べないケースが多いので、モデルハウスを購入する際は慎重に検討することをおすすめします。また、人気のモデルハウスは抽選販売で購入できないこともあるため、買えなかった場合のことも考えておきましょう。

まとめ

 

各ハウスメーカーのモデルハウスを見学することで、家づくりの最新情報に触れることができます。住宅展示場ではたくさんのモデルハウスが展示されていますので、あらかじめ情報収集をして希望のハウスメーカーを絞っておくのがいいでしょう。見学の際はモデルハウスの営業時間を確認し、担当者への質問リストなどを準備しておくとスムーズです。

 

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