この動画と記事は、注文住宅を検討するにあたって土地の購入が必要な人向けに、土地選びのコツやチェックポイントについて解説しています。
土地によって建てられる建物の面積が異なることであったり、土地の形状によるメリット・デメリットなどをまとめていますので、これから土地探し、家づくりを始めようという人は必見です。
無料で住まいの窓口に相談する
動画から学ぶ
こんにちは。LIFULL HOME’S 住まいの学校、講師の高瀬です。

今回は、注文住宅を検討されている人向けに、土地選びのチェックポイントをお伝えしていきたいと思います。将来、注文住宅を建てたいとお考えで、土地を所有されていない人は必見です。
こちらの動画や記事を見ていただくことで、土地選びの考え方や見るべきポイントについて理解が深まると思います。現在すでに土地探しに着手されている人もぜひ参考にしてみてください。
動画で学びたい人は動画で、記事で学びたい人は記事でご覧ください。
土地選びのチェックポイント
土地選びの主なチェックポイントは、以下のとおりです。
ポイント
- 土地の面積と形状
- 地盤の状態
- 立地の要素と優先順位
それぞれ順番に説明していきます。
1. 土地の面積と形状

土地の面積と形状
土地の面積
まずは土地の面積です。敷地面積ともいいます。面積を気にすると同時に建ぺい率と容積率も一緒に押さえておきましょう。
(例)敷地面積120平米
建ぺい率50%
└敷地面積に対する建築面積の割合
容積率100%
└敷地面積に対する延べ床面積の割合
建ぺい率と容積率は、何%かという表記の仕方が一般的です。
建ぺい率は分かりやすくいうと1階部分の面積です。次の例のように、土地の面積が120平米の場合、それに対して建ぺい率が50%だとすれば、つまり60平米までは1階部分の面積として許されます。
(例)敷地面積120平米
・建ぺい率50%
└敷地面積に対する
建築面積の割合
→1階面積:60平米以下
容積率は、全床面積の合計が土地面積の何%かというものです。容積率100%であれば、1階と2階、もしくは3階など全フロアの床面積の合計が120平米以下でないといけません。
つまりこちらの敷地で、もし2階建てを建てるとしたら、1階60平米、2階60平米の合計120平米の建物を建てようと考えられるわけです。
(例)敷地面積120平米
・建ぺい率50%
・容積率100%
2階建てを最大面積で建てる場合は
1階60平米+2階60平米
→計120平米
ちなみに、4人家族で住む場合、広さは100平米くらいで、間取りでいったら3LDKくらいが不自由なく暮らせるといわれています。
100平米以上ある土地でも、建ぺい率と容積率によっては100平米以上の建物が建てられない場合がありますので、LIFULL HOME’Sで土地を探すときはその点も注意して見るようにしましょう。
また、土地によっては高さ制限というものあります。3階建て以上を建てようと思っていてもかなわない場合がありますので、事前に不動産会社の担当者に確認を取るようにしましょう。
土地の形状

続いて、土地の形状です。土地の形状もさまざまですが、それぞれにメリットとデメリットがあることを理解しておきましょう。
狭小地

狭小地は面積が小さい分、安く買えますが、家の中では物理的に同居人との距離が近くなるため、プライバシーが維持しにくいというデメリットがあります。
縦⾧型

縦⾧型は建売住宅によく見られる形状で、南向き、南側道路に面していることが多いです。
しかし、図のように隣接する建物が近い場合、開口部が2ヶ所に限定されるため、日照や通風に恵まれず、騒音が弱点になる場合があります。
変形地

変形地はどうしても敷地のスペースを余らせがちなので、庭を有効活用したい人には向いているかもしれません。
また、多くの場合、図のように二方向に面しているので、日照や通風には恵まれると思います。
旗竿地

旗竿地は少し奥まったところに位置しているので、周りにも家が建っているとやはり日照や通風には不利な立地といえます。
しかし、その性質上、周囲の土地より安く買えることがあるのがメリットです。
北向き、古家ありの土地

そして、形状とは少し違いますが、道路の位置や古家ありなどによっても価格に影響があります。
一般的には明るさなどで南向きが人気な分、北向きは価格が下がる傾向にあり、古家ありの土地も解体費用やその手間を持つ分、価格を下げて売りに出されていることが多いです。
2. 地盤の状態

地盤の状態
次は、地盤の状態です。やわらかい土地の上に建物を建てると徐々に沈んでいってしまいますし、地震が来たときに建物は無事でも土地が沈んで建物が傾いてしまったら大事故にもつながります。
そのため、そういった場合は土地を固める工事、つまり地盤改良工事を行います。
土地によっては地盤改良工事をしなくても建てられることもあり、その場合は工事費0円で済みます。しかし、地盤改良工事を要する土地の場合、その工事の規模によって20万~200万円程度かかることもあります。
できれば抑えたい出費ですよね。地盤の状態についてはネットである程度調べることが可能です。
3. 立地の要素と優先順位
最後は立地の要素と優先順位です。買って⾧く住むならこの場所、この駅、このエリアなど、皆さんはすでに決まっていますか?
まだ決まってない人は、まずは立地にはどういう要素が含まれて、どういう基準で決めていくものなのか、そこから学んでいきましょう。
すでに場所の目星はついているという人は、次の説明を受けて、なぜその場所が良いと思ったのか、改めて整理してみてください。
まず、立地の要素は以下の3つに大分類されます。
・基点までの時間や距離
・災害の危険性
・環境や街の雰囲気
それぞれの具体的な要素はコチラをご覧ください。

基点によく上げられるのは、職場やご実家です。よく行き来するところへの距離は近い方がいいという考えですね。
災害の危険性は先ほどの地盤もそのひとつです。そのほか洪水や津波なども気になる人は多いのではないでしょうか。
LIFULL HOME’Sでは洪水ハザードマップを見ながら物件検索ができます。
洪水ハザードマップの利用方法はこちらからご覧ください。
環境・街の雰囲気は、治安も含め、都心部と郊外の良しあしを比較してみましょう。
繰り返しですがパーフェクトな土地がない以上、絶対に譲れない条件は何なのかだけ明確にしておくと、納得のいく決断ができるかと思います。
この動画の中で説明しきれなかった内容は関連記事からご覧ください。
無料で住まいの窓口に相談する 土地から相談できる家の住宅カタログを探す 建築条件無しの土地を探す
更新日: / 公開日:2022.09.20










