注文住宅のオプション費用とは
注文住宅では、標準仕様に加えて設備を追加・変更する際にオプション費用がかかります。太陽光発電システムや電動シャッターなどが人気ですが、選ぶ内容によっては総額で100万円以上かかることもあります。
詳しくは、「注文住宅のオプション費用の相場はどれくらい?」をご覧ください。
オプション費用の予算を守るコツ
オプション費用で予算オーバーしないためには、まず家全体の上限予算を決めることがポイントです。そのうえで追加したい設備に優先順位をつけ、お金をかける部分にメリハリをつけましょう。不要な標準仕様を外せないか相談するのも一つの手です。
詳しくは、「注文住宅のオプション費用が予算オーバーにならないコツ」をご覧ください。
ハウスメーカー選びのポイント
オプションの価格や標準仕様はハウスメーカーで異なるため、会社選びが肝心です。希望の設備が標準仕様に含まれている会社を選べば、費用を抑えられます。複数の会社から相見積もりを取り、価格の相場を把握しておきましょう。
詳しくは、「注文住宅のオプション費用で失敗しないためのハウスメーカーの選び方」をご覧ください。

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注文住宅は間取り・設計・外観デザインなど、住む人の要望をかなえやすいことが特徴です。基本設備の仕様はハウスメーカーによって異なるため、追加のオプション費用を払い、設備のグレードアップや好みのデザインを選択することも多いでしょう。

今回は、注文住宅におけるオプション費用の相場や、予算オーバーにならないために意識したいポイント、ハウスメーカーの選び方について紹介します。

注文住宅のオプション費用

設計があらかじめ決まっている建売住宅とは違い、注文住宅はハウスメーカーに一から設計や工事を依頼して家づくりを進めていきます。間取りやデザイン、使用する建材や設備などを自由に決めることができ、住む人の理想をかなえやすいことが魅力です。

 

ただ、注文住宅にはベースとなる標準仕様があり、それでは物足りないと感じることもあります。その際は、オプション費用を払って設備を追加したりグレードアップしたりする必要があります。時間をかけてこだわりの住宅を建てたいという人は、オプションで何を追加していくかが重要なポイントになります。

それでは具体的に、注文住宅でオプション費用が発生する設備や仕様についてみていきましょう。ハウスメーカーによっては標準仕様に含まれている場合もありますが、ここでは、LIFULL HOME’Sがインターネット調査を行った「あってよかった設備・仕様ランキング」を紹介します。

1位:ホーム発電システム

2位:オール電化

3位:電動シャッター

4位:IHコンロ

5位:足が伸ばせる大型の浴槽

6位:複層ガラス・二重窓・樹脂サッシ

7位:室内用物干し

8位:床暖房

9位:電子キー(玄関)

10位:浴室暖房乾燥機

ホーム発電システムは電気代の節約だけでなく、停電時にためていた電力を使えるというメリットがあります。また、オール電化はガス代がかからないという理由で導入を決める人が多いようです。

 

あってよかった設備のほかに、「最初からつけておけばよかった」と後悔している設備について調査をしたところ、“宅配ボックス”が1位にランクインしました。近年はコロナ禍の影響でインターネットショッピングの利用率が上昇しています。荷物の受け取りの手間や時間を省きたい人はぜひ取り入れたい設備です。

 

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注文住宅のオプション費用の相場

住宅金融支援機構の「2020年度フラット35利用者調査」によると、住宅の所要資金と住宅面積(全国平均)は以下のようになっています。

住宅の所要資金と住宅面積(全国平均)

  • 土地付き注文住宅…4,397万円(住宅面積111.1平米)
  • 注文住宅(建物代のみ)…3,534万円(住宅面積124.4平米)

上記はあくまでも全国の注文住宅の総額平均となります。標準仕様(本体価格)にオプション費用をプラスしても、トータルコストは3,000万~4,000万台が目安となるでしょう。注文住宅のオプション費用は、住む人によって個人差が大きくなることが特徴です。

 

たとえば、ランキング上位の太陽光発電システムを導入する場合は約100万円~、電動シャッターは約30万円~、などがオプション費用の目安です。価格設定はハウスメーカーによって異なりますので、複数のハウスメーカーに見積もりをとって確認するようにしましょう。

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注文住宅のオプション費用が予算オーバーにならないコツ

注文住宅は選択肢が多く、予算オーバーになりやすい傾向があります。そのため、あらかじめ住宅価格の上限を決めておき、本体価格にどれくらいのオプション費用をプラスできるかを試算することが大切です。

 

オプションは、できるだけ展示場での実物を見たうえで、予算の範囲内で優先順位の高いものから選択するといいでしょう。どうしても譲れない要素以外は、グレードを変えないという方法もあります。

 

また、不要な設備や設計が標準仕様に含まれている場合は、相談して省くことができれば、その分費用を抑えることが可能です。間取りをシンプルにして素材にこだわる、外構はシンプルにして建物にこだわるなど、お金をかけたい部分にメリハリをつけるといいでしょう。

 

標準仕様に希望する設備やデザインが含まれているハウスメーカーを選ぶのも、予算を抑えるポイントです。

注文住宅のオプション費用で失敗しないためのハウスメーカーの選び方

注文住宅のオプション費用は、ハウスメーカーによっても差があります。そのため、ハウスメーカー選びも重要なポイントになります。特に注文住宅は何度も打ち合わせをしながら家づくりを進めていくため、相性のよいハウスメーカーを選ぶことが大切です。

 

まずは、ハウスメーカーの情報収集をして、特徴や標準仕様について整理してみましょう。理想の家づくりに必要な仕様や設備はあるか、それらは予算と見合っているか、相談しやすいスタッフはいるかなど、自分の希望をかなえやすいハウスメーカーを選ぶようにしましょう。契約前に、相見積もりで価格の相場を把握しておくことも大切です。

 

ハウスメーカー選びで迷った際は、LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」を利用してみるのがおすすめです。住まいの窓口では、ハウジングアドバイザーに無料で何度でも相談することができ、納得のいくハウスメーカー選びが可能です。予算についての相談や家づくりの進め方についても相談できますので、ぜひ利用してみてください。

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注文住宅

注文住宅のオプション費用は、個人差が大きくなりがちです。希望の設備を追加する、グレードを上げるなどオプションの種類によりますが、少なくても100万円以上かかることがあります。予算オーバーにならないためには、各ハウスメーカーの標準仕様を確認し、住まいに求める条件に優先順位をつけて整理しておくことがポイントです。

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Q.1:注文住宅の「オプション費用」とは何ですか?

A.1:注文住宅には、基本となる「標準仕様」があります。この標準仕様に含まれない設備を追加したり、グレードを上げたりする際にかかるのが「オプション費用」です。

Q.2:人気のオプションにはどんなものがありますか?

A.2:記事の調査では、「あってよかった」オプションとして太陽光発電やオール電化、電動シャッターなどが挙げられています。また、「つけておけばよかった」と考える人が多かったのは「宅配ボックス」でした。

Q.3:オプション費用は、合計でいくらぐらい見ておけばいいですか?

A.3:オプション費用は選ぶ内容で大きく変わりますが、総額で100万円以上になることも珍しくありません。例えば、太陽光発電システムは約100万円から、電動シャッターは約30万円からが費用の目安です。

Q.4:オプションを色々つけたいけど、予算オーバーしないコツはありますか?

A.4:まず家全体の上限予算を決め、その中でオプションに使える金額を把握します。そのうえで、追加したい設備に「絶対譲れないもの」「できれば欲しいもの」と優先順位をつけるのが、予算を守るポイントです。

Q.5:オプション費用を安く抑えるには、どんなハウスメーカーを選べばいいですか?

A.5:オプション費用を抑えるには、希望の設備ができるだけ「標準仕様」に含まれているハウスメーカーを選ぶのがコツです。標準仕様は会社ごとに違うため、契約前に複数の会社から見積もり(相見積もり)を取り、内容と価格を比較検討しましょう。

更新日: / 公開日:2022.03.03