家づくりは4ステップ、最低1年が目安
注文住宅の家づくりは、「情報収集・予算決め」から「引き渡し」まで大きく4つのステップに分かれます。全体で少なくとも1年はかかるため、入居希望時期から逆算して計画的に進めましょう。
詳しくは、「家を建てるときの大まかな流れとは?」をご覧ください。
ステップごとの「やることリスト」で進行
情報収集や資金計画、土地探し、契約、住宅ローンの手続きなど、家づくりには多くのタスクがあります。ステップごとにやるべきことをリストで確認し、一つずつ着実に進めていくのが成功の秘訣です。
詳しくは、「家を建てるときにやることリスト」をご覧ください。
余裕のある計画で不測の事態に備える
土地探しが難航したり、地盤改良などで追加費用が発生したりすることも。スケジュールや資金計画には余裕を持たせることが重要です。無理のない計画を立て、必要に応じて専門家にも相談しましょう。
詳しくは、「家を建てるときに注意すべきポイント」をご覧ください。

注文住宅を探す無料で住まいの窓口に相談する

自由度が高く、施主の希望を反映できる注文住宅ですが、家を建てる際にはやらなければいけないことがたくさんあります。

 

家づくりをスムーズに進めるためには、あらかじめ全体的な流れとやるべきことを整理しておくのがおすすめです。

 

そこで今回は、注文住宅を購入する際のやることリストと大まかな流れ、失敗しないための注意点について紹介します。

家を建てるための大まかな流れ

 

これから新築の注文住宅を建てるという方は、デザイン・設備・間取り・住宅の性能など、考えることがたくさんあります。

 

注文住宅を建てる際の流れをまとめると、以下のとおり4つのステップに分けられます。

工程

目安期間

情報収集~予算決め

1~3ヶ月

土地探し~施工会社選び

3~6ヶ月

間取り・設備決め~契約

3~10ヶ月

住宅ローンの本審査・着工~引き渡し

4~12ヶ月

注文住宅の場合、情報収集からスタートして実際に入居するまでは、少なくても1年はかかるでしょう。

 

入居したい時期が決まっていれば、逆算して早めに準備をすることでスケジュールに余裕を持って家づくりが進められます。

 

家を建てるときにやることリストをあらかじめ知っておくと、注文住宅の購入がよりスムーズになります。

 

ここでは、前述した4つのステップごとに家を建てるときのやることリストを紹介します。家を建てる際はリストを参考に進めていきましょう。

家を建てるときにやること

情報収集・住まいのイメージづくり

□ 住まいに求める希望を整理する

□ 間取り・デザイン・設計の優先順位を決める

□ インターネットで情報収集をする

□ 住宅展示場に足を運びながらイメージを固めていく

□ 優先順位・予算・エリア条件から住まいの全体像を固めていく

予算決めと資金計画

□ 用意できる自己資金はいくらかシミュレーションする

□ 自分の年収で借りられる住宅ローンの総額・月々の返済額を知る

□ 土地代・建物代・付帯工事費を合わせた総予算を計算してみる

□ 住宅ローンシミュレーターを活用しながら返済計画を立ててみる

□ 支払い時期までに資金を用意する方法を検討する

施工会社と話す

土地探し

□ 住まいに求める条件を基に、不動産屋に相談しながら土地を探す

□ 土地探しの期限を決める

□ 実際に足を運んで土地や周辺状況を確認する

□ 土地の敷地条件を確認する

□ 探した土地にどのような家が建てられるか、敷地調査を行う

施工会社選び

□ 土地探しと同時並行で施工会社を探す

□ 住みたい家を建てることができる施工会社をピックアップする

□ 住宅展示場でチェックしたハウスメーカーや気になる施工会社のカタログを取り寄せ、比較してみる

□ 気になる施工会社に土地探しの相談をしてみる

間取り・設備などを決める

間取り・設備などを決める

□ 新居で実現したい暮らしを家族で話し合う

□ 間取りや設備などの優先順位を再度確認する

□ 間取りプランや必要な設備について施工会社に相談する

□ 見積書などを見ながら予算を削れる部分などを調整し、間取り・設備の詳細を決定する

契約(土地の購入)

□ 土地の重要事項の説明を受け、気になることがあれば確認する

□ 土地売買契約の締結をする

□ 手付金の支払い(土地代の約10%)

□ 残金支払いの方法を検討し、(自己資金・つなぎ融資・住宅ローンなど)残金決済をする

契約(建築請負契約)

□ 工事請負契約書・見積書・設計図書などの書類内容を確認する

□ 建築請負契約を締結する

□ 建物のプランが法令等に適合しているかどうか、建築確認申請・審査を行う

家を建てる

住宅ローンの本審査

□ 土地と建物のプランニングが決定したら、必要な借入金額を決める

□ 土地代の支払いが先行する場合は、つなぎ融資などのローンが組めるか金融機関に確認する

□ 住宅ローンの返済プランについて、施工会社や金融機関等に相談しながら決める

□ 住宅ローンを申し込みする際に、支払期限までに入金が可能か金融機関に確認する

□ 住宅ローンの事前審査・本審査を行い、審査に通れば金銭消費貸借契約を締結し、土地や建物の支払いに合わせて住宅ローンを実行する

着工~引き渡し

□ 地鎮祭・上棟式等の確認

□ 工事前に近隣へあいさつする

□ 建築工程を見学する

□ 完成時の立ち会いと建物の確認

□ 第三者機関による完了監査および不具合があった場合は修繕する

□ 引き渡し

注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する

注文住宅の打ち合わせのコツ

 

注文住宅はゼロからプランを立てていくため、施工会社との打ち合わせ回数が多くなりがちです。

 

新築の注文住宅の打ち合わせ回数は10~25回程度といわれており、特に着工前は多い人で10回以上打ち合わせを行います。

 

打ち合わせにかかる期間は6ヶ月~1年以上と長期間にわたるケースが多いため、打ち合わせをスムーズに進めるためには以下の準備や対策をしておくといいでしょう。

準備や対策

  • 絶対に譲れない条件や希望などは、打ち合わせの前に整理しておく
  • 気になることや質問したいことは、事前にリストアップしてメモを用意する
  • 何を妥協すべきかを明確にしておく
  • 予算を正確に伝える
  • 建築中は現場に足を運び、修正を加えたいポイントがあれば早めに相談する

打ち合わせをスムーズに進めるためには、事前準備が大切なポイントになります。

 

また、施工会社からの意見を覚えておくためにメモを取ったり、話し合った内容については記録しておくといいでしょう。イメージのズレがないように、イラストやCGを使った説明を希望するのもポイントです。

 

また、想定外の見積もりなどにならないように、予算はできるだけ正確に伝えるようにしましょう。最終的に予算が合わずに計画を見直すことになれば、打ち合わせの回数が多くなってしまいます。

 

予算の上限を決め、予算内でプランを調整してもらえるように話をしておきましょう。

家を建てるときに注意すべきポイント

 

家を建てるときにやることは、思っている以上にたくさんあります。引越しの時期が決まっているのであれば逆算して早めに準備を進めるようにし、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。

 

土地探しをゼロから始める場合は、なかなか思うような土地が見つからずに時間がかかってしまうことも考えられます。

 

土地の状況によっては地盤改良工事などの追加の費用が発生しますので、トータルコストを考えながら土地選びを行いましょう。

 

また、家を建てる前にはある程度まとまった資金が必要になります。住宅ローンを組む場合は早めに金融機関等の情報を集めながら、無理のない資金計画を立てるようにしましょう。

 

住まいに関する悩みや疑問がある場合は、LIFULL HOME’S「住まいの窓口」で無料相談ができます。

 

ハウジングアドバイザーが中立的な立場からアドバイスをくれますので、家づくりの進め方や資金計画の立て方など、気になることがあれば相談してみましょう。

 

LIFULL HOME'S住まいの窓口の口コミや評判はどうなの? どんなときに役立つ?
LIFULL HOME'S住まいの窓口の口コミや評判はどうなの? どんなときに役立つ?
「LIFULL HOME’Sの住まいの窓口って評判はどうなの?」「無料で相談できるって本当?」「どん…記事を読む
住まいの窓口とは 住まいの窓口に資金計画を相談する

家を建てるときは、やることリストをチェックしながら進めていくとスムーズです。特に注文住宅の場合は着工前~着工後までやることがたくさんあります。

 

打ち合わせの際はメモを取るようにし、施工会社と共通のイメージを持って家づくりを進めていきましょう。

 

注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する

Q. 1 家を建てたいのですが、何から始めたらいいですか?

A. 1 まずはご家族で「どんな暮らしがしたいか」を話し合い、理想の住まいのイメージを固めることから始めましょう。住宅展示場を見学したり、インターネットで情報を集めたりしながら、希望のエリアや予算の全体像を決めていくのがおすすめです。

Q. 2 注文住宅が完成して入居するまで、どれくらいの期間がかかりますか?

A. 2 情報収集から入居までは、少なくとも1年程度かかります。土地探しから始める場合などは、さらに時間がかかることもあります。もし入居したい時期が決まっているなら、1年以上前から逆算して準備を始めると安心です。

Q. 3 家づくりの予算は、どうやって考えればいいですか?

A. 3 はじめに「自己資金はいくらか」「住宅ローンはいくら借りられるか」を把握しましょう。家づくりには土地代や建物代のほかに、付帯工事費などの諸費用も必要です。これらをすべて含めた総予算を考え、無理のない資金計画を立てることが大切です。

Q. 4 「土地探し」と「建築会社探し」は、どちらを先にやるべきですか?

A. 4 土地探しと建築会社探しは、並行して進めるのがおすすめです。土地の条件によって建てられる家は変わり、建築会社が土地探しを手伝ってくれることもあるためです。気になる建築会社が見つかったら、土地探しの相談をしてみましょう。

Q. 5 建築会社との打ち合わせで、スムーズに進めるコツはありますか?

A. 5 打ち合わせは10回以上に及ぶことも珍しくありません。スムーズに進めるには、事前の準備が大切です。譲れない条件や質問したいことをリストアップしておき、予算の上限も正確に伝えましょう。話し合った内容は記録に残しておくと、後の認識のズレを防ぐのに役立ちます。

Q. 6 住宅ローンは、どのタイミングで申し込むのがよいですか?

A. 6 住宅ローンは、土地と建物のプランが決まり、借入額が確定した段階で本審査を申し込みます。土地の支払いが先になる場合は「つなぎ融資」が必要なこともあるため、早めに金融機関へ相談すると安心です。返済プランは、建築会社や金融機関としっかり相談して決めましょう。

Q. 7 家づくりで失敗しないために、特に注意すべきポイントは何ですか?

A. 7 スケジュールと資金計画に余裕を持つことが最も大切です。土地探しが難航したり、地盤改良などで追加費用が発生したりと、不測の事態も起こり得ます。あらかじめ、余裕のあるスケジュールと予算を組んでおくことをおすすめします。

更新日: / 公開日:2021.12.17