注文住宅は、気に入った土地に自由なデザインで住宅を建設できるため、憧れを持つ方も多いでしょう。特にコロナ禍では在宅時間も増え、住宅環境への注目も高まっています。

今回は、注文住宅にかかる費用の平均相場を紹介します。また、土地購入や住宅建築工事費をさらに深掘りした、細かい内訳も紹介します。

これから注文住宅の建築を検討している方、いつか注文住宅に住んでみたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
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注文住宅

注文住宅を建てる際にかかるすべての費用は、以下の2種類に分けられます。

  • 土地の購入にかかる費用
  • 住宅本体の建築費やその他の諸費用

まず、家を建てるためには当然ながら土地が不可欠です。譲り受けた土地が既にある場合や、以前に土地を購入している場合は、新たな土地の購入費用はかかりません。

 

しかし、注文住宅を建てる多くの方が新たな土地を用意するところから始まるでしょう。土地購入の際には土地代金以外にもさまざまな諸費用がかかるため、内訳をよく理解することが重要です。

 

また、土地の購入の他に住宅本体の建築や周辺工事にもコストがかかります。さらに、注文住宅を建てる際には建設以外の部門でも多くの諸費用が発生します。

土地

土地を購入する際、土地の代金だけでなく購入に関わる諸費用もかかります。ここでは土地購入費用の細かい内訳を見ていきましょう。

土地代金は土地購入にかかる総費用の大部分を占めるものです。立地や面積によって大幅に金額が変わりますが、いずれも高額な買い物となるため、土地の売買契約の際に土地代金の1割程度の手付金を支払い、引き渡し直前に残金を支払うケースが一般的です。

 

引き渡し前に買主の意思で契約をキャンセルした場合、手付金は戻ってきません。反対に売主の都合により契約がキャンセルされた場合、手付金として支払った同額が上乗せされて戻ってきます。トラブル回避のためにも、購入フローをしっかり把握しましょう。

土地は売主から直接購入するのではなく、不動産会社を仲介して購入するのが一般的です。

仲介により土地を購入した際は、「売買価格×3%+6万円+消費税」を上限とした仲介手数料を不動産会社に支払います。

登記費用とは不動産を購入した際に、不動産の所有者を明確にするための手続きのことです。

登記には「所有権保存登記」や「所有権移転登記」などさまざまな種類があり、不動産価格に対する税率も異なります。また、登記を司法書士などの専門家に依頼する場合には、彼らへの報酬も必要です。

印紙税とは土地の売買契約時に、不動産売買契約書に収入印紙を貼ることによって納める税金を指します。不動産価格によって税率は異なりますが、1〜6万円程度と考えておくとよいでしょう。

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住宅の建築費用

注文住宅を建てる場合、土地購入費用以外にも、住宅本体の建築費とその他諸費用を用意しなくてはなりません。ここでは、土地購入費用以外にどのようなコストがかかるのかを説明します。

注文住宅を建設する際にかかる総費用のうち、土地購入費用を除いた分の7〜8割を占めるのが本体工事費です。本体工事費とはその名のとおり、住宅本体を建築する際にかかるコストを指します。

 

本体工事費には主に以下のような費用が含まれます。

本体工事費

  • 住宅の土台となる骨組みづくりのための「基礎工事費」
  • 工事に欠かせない足場や電気、水道、トイレなどを設けるための「仮設工事費」
  • 住宅を構成する構造材などを加工する「木工事費」
  • 外壁などの屋外を装飾する「外装工事費」
  • 内壁や天井などの屋内を仕上げる「内装工事費」
  • キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台といった「設備機器工事費」
  • 住宅環境を整備する「電気・水道工事費」

上記の費用の他にも住宅本体の建築には多くの費用が必要となります。

注文住宅を建設する際にかかる総費用のうち、土地購入費用を除いた分の2割程度を占めるのが付帯工事費(別途工事費)です。付帯工事費(別途工事費)とは、住宅本体の建築以外に必要な周辺工事費用を指します。

 

付帯工事費には主に以下のような費用が含まれます。

付帯工事費

  • 土地の地盤状態を調査・必要な補強をする「地盤調査・改良工事費」
  • 水道管やガス管などの土地への「引き込み工事費」
  • 駐車場や庭などを整備するための「外構工事費」
  • 照明やカーテン、空調設備などの「設置工事費」
  • 既存の建物を解体する「解体工事費」

上記の費用は土地や住宅の種類によって、費用の有無・金額が異なります。

たとえば、地盤に問題がない場合は地盤改良工事費はかかりません。また、敷地状況によって水道管やガス管の引き込み工事費が変動するでしょう。

 

付帯工事費の内容に明確な規定はなく、ハウスメーカーごとに費用の内訳が異なるため、事前の相談会や資料請求を利用することをおすすめします。

本体工事費と付帯工事費(別途工事費)は住宅の建築にかかる費用ですが、注文住宅を建設する際にはその他の諸費用も考慮しなくてはなりません。

 

土地の購入や建築にかかる費用は住宅ローンを組める一方、諸費用は現金で支払うのが一般的です。諸費用は注文住宅を建設する際にかかる総費用のうち、土地購入費用を除いた分の1割程度を占めます。

 

諸費用には主に以下のような費用が含まれます。

諸費用

  • 登記費用
  • 仲介手数料
  • 住宅ローンを契約する際の手数料
  • 火災・地震保険料
  • 固定資産税、都市計画税、不動産取得税、印紙税、消費税など各種税金
  • 地鎮祭や上棟式などの費用
  • 引越し代金
  • 家具購入、設置費
  • 建物を建て替える場合、仮住まい費用

上記の諸費用の他に、追加工事や不測の事態に備えた予備費用を確保すると安心です。

注文住宅の総費用の平均相場

では、注文住宅の総費用の平均相場はどのくらいでしょうか。ここでは土地購入費用なしの場合と土地購入費用込みの場合を比較してみましょう。

 

2019年度の「フラット35利用者調査」(住宅金融支援機構)では、以下の結果が出ています。

  • 土地購入費用なし:総費用3,454万円、住宅面積125.8平米(全国平均)
  • 土地購入費用込み:総費用4,257万円、住宅面積111.5平米(全国平均)

立地や構造・設備・不動産会社などにより違いはありますが、ひとつの目安として頭に入れておくといいでしょう。

注文住宅の総費用は、土地代金や住宅本体の工事費だけでなく、付帯工事費や各種手数料・税金などの諸費用が必要となってきます。またそれぞれの内訳は細かく分かれており、ハウスメーカーにより費用規定も異なるでしょう。

 

また、広告で見かける注文住宅の費用は、本体工事費だけを表示している可能性があります。思わぬ費用が積み重なり予算オーバーとならないように、前もって見積もりを取り、相談会・住宅展示場に積極的に足を運んでみてください。総費用の内訳を把握したうえで、家庭に合った予算に収まるように注文住宅をアレンジしましょう。

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更新日: / 公開日:2021.07.14