自分の希望や理想に合った家づくりを進めていくためには、つくりたい家のイメージを明確にしておくことが肝心です。

どんな部分にこだわりたいか、家族の間で意見の擦り合わせを行うことで、建築会社の担当者とのやりとりもスムーズに進められます。

ここでは、家づくりのシミュレーションを行うのに役立つ間取り作成アプリやソフトを紹介します。うまく活用して、家づくりを段取りよく進めましょう。
注文住宅を探す無料で住まいの窓口に相談する

間取り図

 

家づくりを進めるときに、間取りのプランニングはとても重要な工程です。そのため、まずは間取りについて考えるときの基本的なポイントを解説します。

 

間取りを考える作業は楽しいものですが、理想やデザインばかりにこだわり過ぎてしまうと、後から悔やんでしまうことがあります。

 

たとえば、生活動線がうまく考えられておらず暮らしにくかったり、収納スペースが思っていたよりも狭かったりといったケースなどが挙げられます。

 

自分で間取り図を考えても、敷地や法的な面でそもそも実現不可能であったり、予算や構造上の理由で変更になったりすることも。

 

また、建築会社に希望や条件を伝えることは大事ですが、自作の間取り図を優先させることで客観的なプロの意見が反映されない面も出てきます。

 

自ら作成する間取り図はあくまで、家づくりのイメージを明確にするためのツールとして活用し、プロのサポートを受けるほうが結果的に無駄な時間を割かずに済むでしょう。

 

プロに間取り図を作成してもらったうえで、出来上がったものを要望に合わせて部分的に修正していくほうが、作業としての効率は良くなります。

 

LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」では、家づくりに関する幅広い相談に対応しています。自分で間取り図をつくろうとしたけれど思うようにいかないという場合には、ハウジングアドバイザーに相談をしてサポートやアドバイスを受けてみるのもいいでしょう。

家族と話し合う

 

家づくりをスムーズに進めていくためには、必要な情報を集めながら家族でよく話し合っておくことが大切です。インターネットや家づくり相談会などで得られた情報を基に、どういった家に住みたいのか、イメージを少しずつ固めていきましょう。

 

家づくりの計画を立ててから、実際に住み始めるまでには6~10ヶ月程度の時間を必要とします。仕事や子どもの通学などの事情で、引越しを行うタイミングが決まっている場合には、事前に担当者に伝えてスケジュールをよく練っておくことが大切です。

 

また、家づくりで失敗しないためには、家族の人数やライフスタイルを考慮したうえで間取りを決めていく必要があります。部屋数や収納量など、実際に住んだときのイメージを明確にしながら、間取りのプランニングを練っていきましょう。

注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する

家づくりのシミュレーション

 

事前にシミュレーションを行っておくことが大切な理由は、いったん家を建ててしまえば後から変更するのが難しいからです。

 

具体的な間取り図はプロに作成してもらったほうがいいですが、間取り図を作成できるソフトやアプリを利用すれば、担当者にも希望するイメージを伝えやすくなり、打ち合わせの際に役立てられます。

 

また、頭の中で考えたり、紙と鉛筆で作成したりするよりも、効率的に考えをまとめられるはずです。

間取りをシミュレーションする

 

自宅のPCで間取りのシミュレーションを行いたい場合には、便利なソフトを活用してみましょう。無料で利用でき、普段から使い慣れているWordやExcelで操作できるものもあります。ここでは、3つのPCソフトを紹介します。

https://www.houtec.co.jp/Club/

 

せっけい倶楽部は、無料で使用できるフリーソフトであり、パズルやブロックを組み上げる感覚で操作できます。部屋や壁、屋根、柱などがそれぞれパーツとなっているため、自由な発想で間取りを組んでいくことが可能です。

 

そして、出来上がったデータを3Dでチェックできるため、実際のイメージを持ちやすい工夫が施されています。他の人がつくった間取り図を参考にしたり、豊富なサンプルの中から気に入ったものを選んだりもできるので、自分が理想とするイメージに近い間取りを作成できます。

http://www.kyotodefudosan.com/xls_madori/xls_madori.html

 

このソフトはExcelのマクロ機能を用いたソフトであり、Excelを使い慣れている人にとってはなじみやすいソフトです。Excelの画面上でツールバーを開き、コマンドボタンの操作によって手軽に間取り図を作成できます。

 

しかし、他のソフトと比べて俯瞰(ふかん)図の作成や3Dでプレビューするといった機能は備わっていません。あくまでも、手軽にイメージをまとめたいときに使えるソフトです。

http://www.thermal-soft.com/product/madori/

 

間取りくんは、Wordの画面上で間取りを作成できるソフトであるため、普段からWord を使っている人であれば簡単に利用できます。画面上に部材パーツを配置していくだけで作成でき、Wordに備わっている図形や文字機能との連携も可能です。

注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する

スマホで間取りをシミュレーションする

 

間取り図の作成を助けてくれるツールには、スマホで手軽に利用できるものもあります。スマホアプリの特徴としては、感覚的なイメージで操作ができるので、頭の中で考えていることを形にしやすいといった点が挙げられます。

 

ここでは、間取りのシミュレーションができる無料アプリを3つ紹介します。

https://apps.apple.com/jp/app/id1049666310

 

部屋を選択してタップする直感的な操作で間取りを作成でき、壁の位置などはスワイプすれば手軽に変更できるアプリです。家具などのアイテムを配置できるので、実際のイメージを持つのに役立てられます。

https://apps.apple.com/jp/app/id427424432

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sensopia.magicplan

 

簡単な操作で間取りや家具を配置できるアプリであり、完成したデータを基に間取り図を作成できます。住宅展示場で撮った写真をベースに間取り図を作成すれば、リアルさを反映させたデータを作成できます。

https://apps.apple.com/jp/app/id732050356

 

Roomleの優れている点は、作成した間取り図を3Dでチェックできるだけでなく、ARモードに切り替え可能なので、バーチャルな感覚で間取りや家具の配置が行えます。家族と一緒に利用してみると、イメージを共有しやすくなるでしょう。

間取りをシミュレーションする

 

  • 間取り図アプリやソフトを活用することで、家づくりのイメージを持つことができる
  • プロに間取り図を作成してもらい、出来上がったものを要望に合わせて部分的に修正していくほうが作業としては効率が良い
  • 家づくりを進めるためには、家族間でよく話し合うことが大切
  • いったん家を建ててしまえば、後から変更するのは難しいため、事前にシミュレーションを行っておくことが重要
  • 間取り図作成アプリやソフトを活用して、家族間でうまくコミュニケーションを取ってみよう
注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する

更新日: / 公開日:2021.05.12