地価の高い都心部などで「限られた土地をもっと広く使いたい」「3階建てでも部屋数が物足りない」といったときには、4階建てが選択肢に入る場合もあるでしょう。
しかし、一戸建ての4階建ては特殊なケースとなるため、意識しておかなければならないポイントもいくつかあります。
今回は4階建てのメリット・デメリット、主な注意点について具体的に見ていきましょう。
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住居を4階建てにするメリット

限られた土地を効率的に使ううえでは、4階建ての一戸建て住宅が有力な候補となるケースもあります。ここでは、4階建ての一戸建て住宅のメリットを見ていきましょう。
限られた土地で広い住居スペースを手に入れられる
4階建ての魅力は、何といっても狭い土地を有効利用して、広い住居スペースを確保できる点にあります。
土地の価格を抑えられるため、利便性の高い都心部など、住みたい地域に住居を構えられるのが大きなメリットです。
通勤の利便性や治安、周辺施設の充実度など、立地が譲れないポイントとなるケースは少なくありません。
プライベートな空間を確保しやすい
4階建ては、物理的に上下階との独立性が高いため、プライベートな空間を確保しやすい面もあります。
3階建て以上に部屋数が増えるので、子どもの多い世帯であっても、それぞれに独立した部屋を与えることも可能です。
密集地でも日当たりを確保しやすい
土地の高い都心部では、地方と比べて近隣に建物が密集しているケースも多いといえます。
住宅密集地であっても、4階建てなら上階は日当たりを確保しやすく、快適な住環境の実現がしやすいでしょう。
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どんな人に向いている? 4階建てが選択肢に入るケース

多くのメリットがある4階建ては、豊富な部屋数がほしい人にはもちろん、さまざまなケースで有力な選択肢となります。
ここでは、4階建てが向いている人の特徴を紹介していきます。
二世帯住宅を検討している人
二世帯住宅を建てる際には、それぞれの世帯でどのように住居スペースを分けるかが重要なポイントとなります。
階数の多い4階建てであれば、フロアごとに生活空間をきちんと区切ることができるため、快適な環境を整えやすいのです。
また「1・2階部分を親世帯、3・4階部分を子世帯」として分けたり、「1階は親世帯、3・4階が子世帯、2階は共用」としたりするなど、選択肢が豊富である点も魅力だといえます。
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仕事部屋や趣味の部屋がほしい人
フロアごとの独立性が高い4階建ては、仕事部屋や趣味の部屋がほしい人にとっても魅力的なつくりだといえます。
4階部分を仕事部屋にあてれば、家族の出入りもなく静かな環境で作業に集中することが可能です。
1階部分を店舗や賃貸物件にしたい人
4階建てであれば、1階部分を店舗にした店舗併用住宅や、賃貸物件併用住宅にすることもできます。
特に店舗併用住宅を検討している場合には、客足を考えると、どうしても利便性の高い土地を選ばなければなりません。
その分だけ土地の価格は上がり、広いスペースの確保が難しくなってしまうため、4階建てが有力な候補となるケースは多いのです。
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安心して車を止められる場所がほしい人
4階建てであれば、1階部分をまるごと駐車場(ビルトインガレージ)にしても、十分に生活スペースが確保できます。
ビルトインガレージは特殊な構造となるため、建築コストがかかりやすい面もあるものの、目につく場所に安心して車を止めるうえでは最適な環境となります。
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4階建てのデメリット

4階建てにはさまざまなメリットがあるものの、実際に生活するうえでは不便に感じられてしまうポイントもあります。
ここでは、4階建てのデメリットについて見ていきましょう。
冷暖房効率が悪くなる
4階建てはフロア数が多いことから、どうしても冷暖房の効率が悪くなってしまいます。
各階に冷暖房設備が必要となるため、建築コストとは別に高額な設備コストを考慮しなければなりません。
家事動線の確保が難しい
フロアごとの独立性が高いメリットの裏返しとして、4階建ては家事動線の確保が難しい面もあります。
たとえば、水回りの設備がフロアごとにバラバラになってしまうと、家事を済ませるたびに階段を上り下りしなければなりません。
その半面、水回りを1ヶ所に集めると、遠いフロアからの移動が面倒に感じられてしまいます。また、垂直方向に長い空間となるため、家具などの搬入にも手間がかかります。
そのため、一般的な住宅以上に、間取りの設計には慎重さが求められるのです。
高齢になってからの移動が難しい
高齢になったときのことを考えると、4階建ては体への負担が大きくなってしまう点もデメリットです。
そのため、ライフステージの変化に応じて、3・4階をどのように使っていくかを慎重に検討する必要があります。
特に、子どもが独立をして、夫婦2人だけになったときには、4階部分を持て余してしまう可能性も考えられます。
メンテナンスが難しい
メンテナンスが難しい点も4階建てのデメリットだといえます。建物が大きくなるため、破損箇所の把握が難しく、専門家に依頼して定期的に点検をしてもらうことも必要となります。
また、各設備が同じフロアにまとまっている家と比べて、シンプルに掃除の手間が増えてしまう点にも注意が必要です。
注意点は多い! 4階建ての一戸建てを検討するうえで目を向けるべきポイント

平屋や2階建ての住宅と比べて、4階建ては特殊なつくりとなるため、建てるうえではさまざまな点に目を向ける必要があります。
ここでは、4階建てを検討するうえで注意すべきポイントを解説していきます。
強固な地盤を確保しなければならない
2階建てや3階建てと比べて、4階建ては建物の重さが増えるため、より強固な地盤が必要となります。
地盤の強度によっては、くいを打つなどの工程が必要となるケースもあり、工期とコストがかさむ要因となってしまうのです。
建築コストが高額になる
4階建ての最大の注意点となるのが、建築コストの高さです。一般的に、住宅はシンプルな構造であればあるほど、建築費用を安く抑えられるものです。
しかし、4階建ては高さ制限や容積率などの影響から、複雑な構造計算やプランニングが要求されてしまいます。
それにともない、建物の形状も複雑化するため、どうしても施工費用が高くついてしまうのです。
場合によっては、土地代がかかっても広い敷地を購入したほうが安くつくケースもあるため、コスト面からも慎重に検討することが大切です。
施工会社選びが難しい
特殊なつくりである4階建ては、設計や建材選び、足場の組み立て、耐震性の計算など、一般的な住宅以上に気にしなければならないポイントが数多くあります。
そのため、施工可能な会社や工務店が限られてしまうのです。
また、複雑な構造計算のノウハウが乏しい会社では、時間やコストが余計にかかってしまう場合もあります。そのため、4階建て注文住宅の実績が豊富な会社を見極めることがとても重要です。
間取りの慎重な検討が求められる
4階建ての場合は、年齢を重ねることを想定して、エレベーターの設置も検討材料となります。
設置費用は決して安価ではなく、メンテナンスのコストもかかるものの、高齢になったときのことを考えれば必要となる可能性が十分にあります。
後から設置するには、さらに高額な費用がかかってしまうため、判断が難しいポイントのひとつです。
また、水回りの配置も生活の利便性を左右する重要なポイントとなります。
家事動線を考えて1ヶ所にまとめる、二世帯住宅なら複数の設備を設置するなど、設置場所や個数によって住まいの環境は大きく変化するのです。
選択肢の広さは魅力ではあるものの、考えるべきことが増えてしまうのは難点でもあります。
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4階建て以外の選択肢もある! 狭い土地を最大限に生かす間取りの例

これまでに見てきたとおり、4階建ては注意点が多く、建てる際のコストもかかりやすいといった難点もあります。
そのため、4階建て以外の候補と見比べながら、慎重に判断することが重要です。
狭小住宅
面積について明確な定義はないものの、一般的には約15坪(50平米)以下の土地に建てられた住居のことを“狭小住宅”と呼びます。
「垂直方向をフル活用する」「仕切りを減らす」「効率のいい動線を考慮する」といった、限られた敷地でも快適に生活できるような工夫が凝らされているのが特徴です。
続いて、50平米以下の敷地に建てられた狭小住宅のケースを基に、具体的な間取りを見ていきましょう。
間取り例:広々としたルーフバルコニーが魅力の3LDK

この物件の魅力は、約39平米という限られた土地に、3LDKの部屋数を設けられている点にあります。
2階部分をまるごとLDKと水回りにあて、1階部分は車1台分のガレージと洋室一間、3階部分に洋室を二間設けることで、居室の独立性も保たれています。
また、各部屋に設けられた収納設備や玄関のシューズクロークなど、限られた空間にも使い勝手を向上させる工夫が施されている点が大きな特徴です。
さらに、9畳ものルーフバルコニーは、天気のいい日には第2のリビングとして利用することもできます。
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不安な場合は「住まいの窓口」専属アドバイザーに無料相談
4階建てについてメリットやデメリット、注意点は理解できても「何から始めれば良いのか分からない」「自分で予算を試算するのは難しい」といった人もいるかもしれません。
そのような場合は、「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」の専属のアドバイザーに相談することもできます。
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4階建てはメリットもあるものの検討すべきポイントも多い

- 限られた土地でも広い住居スペースを手に入れられる点がメリット
- 二世帯住宅や店舗併用住宅、仕事用の部屋がほしい人などには適している
- 家事動線の確保が難しい点やメンテナンスの困難さなど、デメリットにも目を向ける必要がある
- 建築コストが高く、ノウハウを持った施工会社を選ぶ必要があるなど、建てる際の注意点が多い
- 4階建て以外の選択肢にも目を向けながら、慎重に判断することが重要
更新日: / 公開日:2021.03.04










