200坪の土地の具体的な広さ
200坪の土地は約660平米、畳に換算すると約407畳の広さに相当します。これは、一般的な注文住宅の平均的な住宅面積(約38坪)と比べてもかなり広く、ゆとりのあるスペースを確保できる広さといえます。
詳しくは、「200坪の土地はどのくらいの広さ?」をご覧ください。
建築可能な建物の大きさに関する注意点
200坪の広大な土地であっても、敷地全体に建物を建てられるわけではありません。建築基準法で定められた「建ぺい率」と「容積率」により、建築面積や延床面積の上限が地域ごとに決められているため注意が必要です。
詳しくは、「ただし、建物の大きさは建ぺい率や容積率によって制限される」をご覧ください。
200坪の土地で実現できる多様な家づくり
広い土地を活かし、複数台分の駐車スペースや二世帯住宅、家賃収入を得られる賃貸物件を併設するなど、多様なプランが実現可能です。ライフスタイルに合わせた、自由度の高い家づくりを楽しめるでしょう。
詳しくは、「200坪の土地に建てられる家の間取り例を紹介」をご覧ください。

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一戸建て用の土地選びをする際に、住宅情報で目に入るのが、「坪数」です。

 

200坪といわれて、どのくらいの広さで、建物にどのくらいスペースを使えるのか、パッとイメージするのは難しいのではないでしょうか。

 

そこで今回は、200坪の土地について、その広さや価格相場、建てられる家の大きさのイメージや間取りなども併せてご紹介します。

土地の広さ

 

「200坪」といわれてもよく分からないという人が多いでしょう。200坪を平米数、畳数に換算してみますと、「200坪=約660m2=約407畳」となります。

 

「1坪=約3.3m2」となり、畳数は「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」の定めた「1畳=約1.62m2」で算出しています。

 

ただし、畳には京間などさまざまな種類・サイズがあり、地域によって算出結果にも差が出てくるため、注意しましょう。

土地の価格相場

 

土地を購入して一戸建てを建てる場合、土地の価格によって、建物にかけることができる資金が決まります。

 

LIFULL HOME’Sサイトにて、東京23区と各地方都市における200坪の土地価格を調査してみました。

 

2020年の公示価格で地価ランキング1位の東京、2位の大阪、6位の福岡、47位の秋田の主要都市を抜粋しています。

土地200坪

東京23区

大阪市

福岡市

秋田市

価格帯

7,000万円~

16億円

8,000万円~

1億7,331万円

6,500万円~

1億4,000万円

550万円~

945万円

価格相場

4億7,258万円

1億2,666万円

9,429万円

748万円

※2020年9月15日時点

 

東京23区と各地方都市だけでなく、地方都市間でも地域によっても金額に大きな差が生じています。

 

また、地方都市に比べると、東京23区における200坪の土地価格相場は少なくとも3倍以上高くなっています

 

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注文住宅の価格・相場講座

土地の広さ

 

200坪の土地の広さだけを見てみると、賃貸物件や小規模商業施設が建てられるほどの広さといえます。

 

また、住宅金融支援機構の「2019年度フラット35利用者調査」によると、注文住宅における住宅面積の全国平均は125.8m2です。1坪を約3.3m2で計算すると、「125.8m2=約38坪」となります。

 

200坪(約660m2)の土地に約38坪(約125.8m2)の建物を建てると、車庫には3台以上のスペース、広い庭の設置も可能で、建物に関しても十分な広さを確保できるでしょう。

 

200坪という広めの土地ではありますが、敷地ぎりぎりに迫るほど大きな建物を建てられるわけではありません。

 

建築基準法により、その土地に対する建物の建ぺい率・容積率の上限が定められています。地域によって数値は異なりますので、注意しましょう。

建ぺい率

建ぺい率とは、その土地を真上から見たときに、土地に対して建物の建築面積が占める割合で、以下の計算式で算出できます。

建築面積÷土地面積×100%=建ぺい率

実際には、第一種低層・中高層住居専用地域など、用途地域ごとに指定建ぺい率が定められていて、それがその土地の建ぺい率の上限となります。

 

〈建物面積の上限〉

・土地面積200坪(約660m2)×指定建ぺい率(60%)=120坪(約396m2)

容積率

容積率とは、その土地に対する建物の延床面積の割合です。

建物の延床面積÷土地面積=容積率

こちらもまた、用途地域ごとに指定容積率が定められていますので、その指定割合を土地面積に乗じることで容積率の上限が算出されます。

 

〈延床面積の上限〉

・土地面積200坪(約660m2)×指定容積率(150%)=300坪(約990m2)

 

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建ぺい率と容積率は、目の前の道路の幅・隣地・北側の高さ制限などその他の制限も絡み、最終的に決定されます。

 

同じ200坪の土地であっても、さまざまな条件によって建ぺい率や容積率の上限が変わってきますので、不動産会社などのプロに相談し、プランをイメージしてから購入を決定するようにしてください。

 

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間取り

 

200坪の土地に建てられている家の間取りの例を3つご紹介します。

インナーガレージ3台分と中庭を設けた一戸建て

 

間取りは6SLDK。建物はコの字形になっていて、プライベート空間として使える中庭があります。

 

個室のほかに納戸が2つあり、浴室も1階と2階の両方にありますので、二世帯で住む場合にもお互いに快適に過ごせそうです。

 

200坪の間取り例1

自宅1棟+テラスハウス2棟の計3棟を200坪の土地に

 

5LDKの自宅に加えて、家賃収入を得ることができるテラスハウス2棟を建てている物件です。テラスハウスは地下1階・地上2階建ての3LDK。

 

これなら住宅ローンの返済にも役立ちますし、老後資金をつくっていくことも可能です。

 

200坪の間取り例2-1

200坪の間取り例2-2

和室×3+洋室×4=7LDKの間取り

 

庭とカースペース4台分を設け、建物は7LDKと、土地をぜいたくにうまく使っている物件です。各部屋や廊下には充実した収納もあり、二世帯住宅にもちょうどよい広さとなっています。

 

200坪の間取り例

 

200坪の土地は約660m2ということで、商業施設を建てることができるほどの広さがあります。

 

建ぺい率や容積率によって、建てられる建物の大きさは変わりますが、それでも平均よりも大きめの家を建てられるでしょう。

 

200坪の土地は、カースペースが2台以上は必要な人、敷地内に家賃収入を得ることができる賃貸物件も建てたい、家族と敷地内同居を希望している人におすすめの広さです。

 

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Q.1:200坪といわれても、広さのイメージが湧きません。具体的にどれくらいですか?

A.1:200坪は、約660平米、畳で換算すると約407畳の広さです。2019年度のデータによると、注文住宅の全国平均の住宅面積が約38坪(約125.8平米)なので、かなりゆとりがあることが分かります。広い庭や3台以上の駐車スペースを確保することも可能な広さです。

Q.2:200坪の土地の価格は、いくらくらいが目安になりますか?

A.2:土地の価格は、エリアによって大きく異なります。記事内の調査(2020年9月時点)によると、東京23区の価格相場が4億7,258万円であるのに対し、秋田市では748万円と、大きな価格差があります。まずは、ご希望のエリアの相場を不動産会社などに確認してみましょう。

Q.3:広い土地なら、好きなだけ大きな家を建ててもいいのでしょうか?

A.3:いいえ、土地が広くても、建てられる建物の大きさには法律による制限があります。具体的には、土地の面積に対する建築面積(建物を真上から見た面積)の割合である「建ぺい率」と、土地の面積に対する延床面積(全フロアの床面積の合計)の割合である「容積率」の上限が、地域ごとに定められています。

Q.4:建ぺい率や容積率は、どこで確認できますか?

A.4:建ぺい率や容積率は、その土地がある市区町村の役所のウェブサイトや、窓口で確認できます。また、土地の購入を検討する際に、不動産会社に尋ねれば教えてもらえます。これらの数値は家づくりにおいて非常に重要なため、契約前に必ず確認しましょう。

Q.5:200坪の土地では、どのような家が建てられますか?

A.5:広さを活かして、さまざまな家づくりが可能です。たとえば、車好きにはうれしい3台分のインナーガレージを設けたり、プライベートな中庭をつくったりできます。また、ご両親と一緒に住むための二世帯住宅や、家賃収入を得るための賃貸住宅を併設するようなプランも実現しやすい広さです。

Q.6:200坪の土地は、どのような人におすすめですか?

A.6:車を2台以上所有していて広い駐車スペースが必要な方、二世帯住宅を建ててご家族と一緒に住みたい方、あるいは敷地内に賃貸物件を建てて家賃収入を得ながら住宅ローンを返済したいと考えている方などにおすすめの広さです。

更新日: / 公開日:2020.11.06