- 150坪の土地は、約495平米・約306畳
- 150坪の広さは、平米に換算すると約495平米、畳で換算すると約306畳です。普段なじみのない単位でも、身近な単位に置き換えることで、土地の広さを具体的にイメージしやすくなります。
詳しくは、「150坪の土地はどのくらいの広さ?」をご覧ください。 - 土地価格は都心と地方で大きな差
- 150坪の土地価格は地域によって大きく異なり、東京23区の価格相場が2億円を超える一方、地方では数百万円台の場合もあります。土地の価格で建物にかけられる予算も変わるため、相場の把握が重要です。
詳しくは、「150坪の土地の価格相場」をご覧ください。 - 150坪の土地に建てられる家の間取り
- 150坪の土地には平均より大きな家を建てられます。ただし、建ぺい率などで大きさは制限されます。広いバルコニーが特徴の4LDKや、薪ストーブなど設備にこだわった2LDKなど、ゆとりのある間取りを実現できます。
詳しくは、「50坪の土地に建てられる家の間取り例を紹介」をご覧ください。
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一戸建ての注文住宅を建てるときには、土地選びから始めることになります。
土地情報では、土地の広さが「坪数」で表示されていることが多いですが、普段の生活ではあまりなじみのない単位であるため、イメージしにくいかもしれません。
そこで今回は、150坪の土地について、その広さや価格相場、建てられる家の大きさのイメージや間取りなども併せてご紹介します。
150坪の土地はどのくらいの広さ?

「150坪」といわれても、イメージできる人は少ないかもしれません。そこで150坪を平米数、畳数に換算すると、「150坪=約495m2=約306畳」となります。
「1坪=約3.3m2」となっており、今回は「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」の定めた「1畳=約1.62m2」で算出しています。
ただし畳には京間などさまざまな種類・サイズがありますので、地域によって算出結果に差が出てきますのでご注意ください。
150坪の土地の価格相場

土地を購入して一戸建てを建てる場合、土地の価格がどのくらいかによって、建物にかけることができる資金が決まります。
LIFULL HOME’Sで、東京23区と各地方都市における150坪の土地価格を調査してみました。2020年の公示価格で地価ランキング1位の東京、2位の大阪、6位の福岡、47位の秋田の主要都市を抜粋しています。
土地150坪 | 東京23区 | 大阪市 | 福岡市 | 秋田市 |
|---|---|---|---|---|
価格帯 | 7,680万円~ 5億9,460万円 | 5,528万円~ 1億2,036万円 | 300万円~ 3,580万円 | 230万円~ 1,670万円 |
価格相場 | 2億4,326万円 | 8,191万円 | 2,192万円 | 764万円 |
※2020年9月15日時点
東京23区と各地方都市、そして地方都市間でも地域によって大きな差が出ていることが分かります。
また、地方都市に比べると、東京23区における150坪の土地価格相場は少なくとも3倍以上になっています。
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150坪の土地には平均よりも大きな家が建てられる

住宅金融支援機構の「2019年度フラット35利用者調査」を見てみましょう。住宅の種類の中で「注文住宅融資利用者」の調査結果に注目してみますと、住宅面積の全国平均は125.8m2となっています。
1坪を約3.3m2で計算すると、「125.8m2=約38坪」です。150坪(495m2)の土地に約38坪(125.8m2)の建物を建てるとイメージすると、庭や車庫のスペースを含めて考えてみても、平均より大きな家を建てることができるでしょう。
ただし、建物の大きさは建ぺい率や容積率によって制限される
150坪という広めの土地には、平均よりも大きな家を建てられそうですが、敷地ぎりぎりに迫るほどの大きな建物を建てられるわけではありません。
なぜなら、建築基準法により、その土地に対する建物の建ぺい率・容積率の上限が定められているからです。
建ぺい率
建ぺい率とは、その土地を真上から見たときに、土地に対して建物の建築面積が占める割合のことで、以下の式で計算されます。
建築面積÷土地面積×100%=建ぺい率
しかし、第一種低層・中高層住居専用地域など、用途地域ごとに指定建ぺい率が定められていて、それがその土地の建ぺい率の上限となります。
たとえば、指定建ぺい率が60%の場合、下記が建物面積の上限となるのです。
土地面積150坪(495m2)×指定建ぺい率(60%)=90坪(297m2)
容積率
容積率とは、その土地に対する建物の延床面積の割合です。
建物の延床面積÷土地面積=容積率
こちらもまた、用途地域ごとに指定容積率が定められていますので、その指定割合を土地面積に乗じることで容積率の上限が算出されます。
たとえば指定容積率が150%の場合は、以下の計算式で延床面積の上限を算出できます。
土地面積150坪(495m2)×指定容積率(150%)=225坪(742.5m2)
これら建ぺい率と容積率は、目の前の道路の幅・隣地・北側の高さ制限などその他の制限も絡み、最終的に決定されます。
建物の広さに対する希望がある場合は、同じ150坪の土地であっても、建ぺい率や容積率の上限は変わってきますので、不動産会社などのプロに相談してから購入の決定をするのが賢明です。

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150坪の土地に建てられる家の間取り例を紹介

150坪の土地に建てられている家の間取りの例をご紹介します。
ゆったりとしたバルコニーが特徴の4LDKの間取り
1階には16畳もあるリビングダイニングキッチン、5.2畳の和室をメインに、浴室・洗面スペース・トイレ・シューズクロークがあります。
2階には洋室3部屋とトイレに加え、広々としたバルコニーがありますので、家族の布団や洗濯物を干すのに苦労しません。

まきストーブ、オールステンレスキッチンにこだわった間取り
2LDKと部屋数は多くないものの、薪ストーブやオールステンレスのタイル床キッチンなど、設備にこだわった家です。
キッチンの裏には洗面室・浴室があり、水回りの動線も良好な間取りになっています。駐車は3台可能です。

まとめ
150坪の土地の広さを平米に換算すると495m2となり、広い土地であることが分かります。
建ぺい率や容積率によって、建てられる建物の大きさは変わりますが、それでも平均よりも大きめの家を建てられるでしょう。
150坪の土地は、カースペースが2台必要な人、収納を充実させたい人、庭を設けてガーデニングを楽しみたい人におすすめの広さです。

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よくある質問
Q. 1 150坪の土地の広さがイメージできません。どれくらいの広さですか?
A. 1 150坪は約495平米、畳に換算すると約306畳の広さです。庭や複数台の駐車スペースをゆったりと確保できる、広い敷地とイメージするとよいでしょう。
Q. 2 150坪の土地は、いくらくらいで購入できますか?
A. 2 土地の価格はエリアによって大きく異なり、東京23区では2億円を超える一方、地方では数百万円台から探せる場合もあります。まずは家を建てたいエリアの価格相場を調べ、資金計画を立てましょう。
Q. 3 150坪の土地には、どのくらいの大きさの家が建ちますか?
A. 3 全国の注文住宅の平均面積(約38坪)よりも、かなり大きな家を建てられます。広いリビングや多くの部屋数、大きな収納を設けるなど、自由度の高い間取りを実現できます。
Q. 4 「建ぺい率」「容積率」とは何ですか?家の大きさと関係がありますか?
A. 4 はい、建てられる家の大きさを決める重要なルールです。150坪の土地があっても、敷地いっぱいに建物を建てることはできません。「建ぺい率」は建物の建築面積の割合、「容積率」は建物の全フロアの床面積の合計(延床面積)の割合のことです。土地探しの際は必ず確認しましょう。
Q. 5 150坪の土地では、どのような間取りが可能ですか?
A. 5 家族構成やライフスタイルに合わせて、さまざまな間取りを実現できます。たとえば、広いバルコニーが特徴の4LDKや、薪ストーブなどこだわりの設備を採り入れた2LDKといった、ゆとりのある設計が可能です。
Q. 6 広い庭や2台以上の駐車スペースが欲しいのですが、150坪の広さは適していますか?
A. 6 はい、そのようなご希望にぴったりの広さです。建物を建てた後も、広い庭でガーデニングを楽しんだり、複数台の車を置いたりするスペースを十分に確保できます。収納が多い家や二世帯住宅を検討している方にも向いています。
更新日: / 公開日:2020.11.06










