ZEHの建築を依頼したいときに活躍するZEHビルダーですが、あえてZEHビルダーに依頼するメリットはどこにあるのでしょうか。
今回は、ZEHビルダーとプランナーの違いなどについても触れながら、ZEHビルダーを探すための有効な方法についても解説します。
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ZEHビルダーとは

ZEHビルダーとは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)を建てることを経済産業省に申請し、登録した工務店やハウスメーカーを指しています。
ZEHを建築できるのはZEHビルダーのみに限られていませんが、すべての会社がZEHの建築に対応できるわけでもありません。そのため、確実かつ優良なZEHを建てるためには、まずは購入を検討しているエリアでZEH建築に対応しているZEHビルダーを探すことが先決になります。
ビルダーのほかにプランナーも存在する
ZEHビルダーのほかにZEHプランナーも存在します。ZEHビルダーは主に建設会社、ZEHプランナーは主に設計事務所で、事業者がどちらかを選択して申請します。
ZEHを建築するのか、設計するのかによって、ZEHプランナー・ZEHビルダーの名称を使い分けているのです。
ZEHビルダーに建築を依頼するメリット

ZEHビルダーを探して建築を依頼すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。ZEHビルダー登録をしている会社以外に依頼してZEHを建築することも可能ですが、あえてビルダーに依頼するメリットは、次のとおりです。
補助金を受けることができる
ZEHを建築することにより、補助金を受けることができます。しかし、ZEH関連の補助金をもらうためには、ZEHビルダーまたはプランナーに依頼して設計、建築、改修しなければならないという決まりがあります。
補助金の金額は年度により異なりますが、2020年度はZEH支援事業で70万円/戸、ZEH+実証事業で115万円/戸、ZEH+R強化事業で125万円/戸です。いずれのケースにおいても小さな金額ではありませんから、費用面からいっても、ZEHビルダーの利用はとてもおすすめです。
また、補助金の申請には専門的な手続きが必要ですが、ZEHビルダーに建築を依頼すれば、施工会社に申請を依頼できます。
ZEH住宅建設の実績がある
ZEH住宅はビルダーでなくても建築することは可能ですが、対応できるからといって、一概に質の高い仕事をしてくれるとは限りません。場合によっては施工経験がほとんどない、あるいはまったくない会社に依頼してしまう可能性もあり、これにはリスクを伴います。
ZEHビルダーに登録している会社は、ZEH普及目標を掲げており、ホームページなどで実績も公表しています。また、後述しますがその実績報告に基づいた評価制度もあるため、安心して設計や建築を任せることができるでしょう。
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現在、ZEHビルダーは日本全国に6,000社以上存在し、大手ハウスメーカー以外に、地域密着型の工務店などもあり、それぞれの特徴を見ながら選ぶことができます。
地域密着型の店舗の場合、その地域の特色を知り尽くしている会社である場合も多く、メリットを感じられることも少なくありません。大手だけではなく、さまざまな選択肢を視野に入れながら、どの建築会社を利用すべきか、じっくりと検討することをおすすめします。
ZEHビルダー評価制度
ZEHビルダー評価制度は、2018年からはじめられたもので、熱意を持ってZEH仕様住宅の普及に取り組んでいる建築会社が分かる制度です。
ZEHビルダー評価制度は、あくまでもZEHビルダーとしての貢献度を見るためのもで、次のような項目を基に5段階に評価されます。
- 前年度の実績報告の提出。
- 各年のZEH普及目標・実績の自社ホームページにおける公表。
- 前年度における、ZEHビルダー/プランナーとしてのZEH(Nearly ZEHを含む)の建築実績。
- 前年度のZEH普及目標の達成または年間供給戸数の半数以上のZEH(Nearly ZEHを含む)化の達成。
- 次のいずれかを達成。
①実績報告におけるZEH(Nearly ZEHを含む)のUA値及びエネルギー消費削減率の分布の報告。
②「2020年までに全物件へのBELS表示」を自社目標に掲げ、毎年度、BELS表示割合を自社ホームページにおいて公表・報告または国土交通省地域型住宅グリーン化事業における「BELS工務店」への登録。
実績に基づいて評価されるため、ZEH建設に慣れているビルダーを探すための目安になるでしょう。
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ZEHビルダーとは、ZEH仕様住宅の普及に取り組んでいる会社を示す言葉で、登録会社に建設を依頼することで、補助金の申請が可能になるといったメリットがあります。
ZEHビルダー評価制度の数値も参考にしながら、依頼する会社を探してみることをおすすめします。
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