衣類の収納やコーディネートのしやすさから人気を集めているウォークインクローゼット。思い切って玄関に配置してみたらどうなるのでしょうか。

「帰宅後すぐに着替えられるから便利。でも、来客時にウォークインクローゼットの中の衣類が見えてしまいそう」など、さまざまなことが考えられます。

今回は、ウォークインクローゼットを玄関に配置するメリットとデメリットについて詳しく紹介します。
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ウォークインクローゼットとは、通常のクローゼットとは異なり、人が中に入れる程度の広さがある収納スペースのことです。

 

人が収納スペースに入れるため、服選びもストレスなく行えるという特徴があります。ウォークインクローゼットがあると、部屋をすっきりと使うことができ、さらに姿見などを置いておけば快適さも増します。

 

また、ウォークインクローゼットの中に、棚やパイプが備え付けられていると、とても便利です。棚にはバッグや帽子、ジュエリーケースなどを置くことができ、パイプにはハンガーで洋服を何着も掛けられるので、リビングルームや寝室にタンスなどを置かなくてすみます。

 

ウォークインクローゼットを玄関につくるメリットとして挙げられる点は2つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

帰宅後、ウォークインクローゼットへ直行し、すぐに着替えることができます。一日中オフィスで仕事をしたり、営業で外回りをしたりすると、帰る頃には疲れが溜まっていることでしょう。

 

すぐに仕事用の服を脱いで、ルームウェアに着替えれば心身ともにリラックスできるのでは。

 

また、ウォークインクローゼットの近くにお風呂場を配置すれば、汚れた服を脱いで風呂場に直行することも可能です。

 

出かける際に服を決めるとき、先に履く靴を決めてからそれに合った服を決める人、もしくは服が先でそれに合わせて靴を決める人がいると思います。どちらにしろ、靴置き場と洋服の収納スペースが近くにあればいいのにと思ったことはありませんか?

 

玄関にウォークインクローゼットを配置すれば、お出かけの際、洋服や靴を同時に選ぶことができます。また、ウォークインクローゼットに姿見を置いておけば、コーディネートのチェックも容易になります。

 

自分がイメージしていたコーディネートになっていなければ、すぐに選び直すことができるのもメリットです。

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ウォークインクローゼットを玄関に配置するデメリットとして挙げられる点は3つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

玄関にウォークインクローゼットを配置すれば、外気の影響を受けやすいため、冬場は寒く感じることがあります。ストーブなどを置いて寒さ対策を行いたいところですが、周囲には燃えやすい衣類がたくさんあるため、火災にも十分注意が必要です。

 

玄関にウォークインクローゼットを配置すれば、外気の影響から結露も発生しやすく、湿気がこもりがちです。

 

ウォークインクローゼットに窓がない場合は除湿を行う必要があります。衣類は湿気に弱く、湿気が多ければ多いほどカビが生えてしまったり、カビ臭くなったりします。通気性を考えた配置にしたり、除湿機を置くなどの工夫が必要です。

 

玄関にウォークインクローゼットを配置すれば、来客時に一部が見えてしまう可能性があります。ウォークインクローゼットを来客に見えないように配置できればいいですが、うまく配置できなければ、扉を設置することで解決できることも。

 

ただ、扉を設置すると先ほども紹介した“湿気問題”が気になるところです。来客から見えないようにし、通気性も良くするためには、窓や換気扇を設けられる位置にウォークインクローゼットを配置するなどの工夫が必要です。

 

ウォークインクローゼットを玄関に設置する際にはメリットもありますがデメリットもあります。玄関に配置したほうがいいのかどうかは、各家庭のライフスタイルに応じて変わってきます。

 

また、ウォークインクローゼットの先に何を配置するのかによっても、生活のしやすさが大きく変わると思います。今回紹介した内容を参考に、ウォークインクローゼットの配置先を検討してみてはいかがでしょうか。

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更新日: / 公開日:2020.01.09