住宅全体の形が、アルファベットの“L”の形をしたL字型住宅。家を建てる際、土地の形状や広さなどの条件によっては、L字型の間取りを検討する機会があるかもしれません。

今回は、L字型住宅のメリット・デメリットとともに、間取りの活用方法について紹介します。
無料で住まいの窓口に相談する一戸建てを探す平屋住宅の住宅カタログを探す土地から相談できる家の住宅カタログを探す

家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
初めて家やマイホームの購入を検討する場合は、何から手をつけたらいいのか、誰に相談したらいいのか頭を悩…記事を読む

 

住宅の購入を検討している方の中には、周りとは少し違った住宅を建てたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そうした場合には、L字型の間取りを検討してみてください。

 

土地が広ければL字型の平屋にしてもいいし、外観のデザインにこだわってもいいでしょう。一部の壁を大きな窓にしてしまえば、開放感が出ます。大きな窓は光をよく取り入れることができ、家の中が明るくなります。

 

また、家の形や周辺環境にもよりますが、L字型の住宅なら、周りからは見えにくいプライベートな中庭をつくることも可能です。このように、アイデア次第で自分好みの斬新な住宅を建てられるのがL字型の間取りのメリットです。

 

L字型のような角の多い住宅は、複雑な形をした土地にも対応しやすいとされています。複雑な形をした土地には、三角形の土地や旗竿地などがあります。

 

こうした土地に長方形や正方形の住宅を建築しようとすると、土地をうまく活用することができません。しかし、L字型の住宅であればどうでしょうか。頂角に向かって長辺を伸ばせば、土地を最大限活用できる可能性があります。

 

もちろん、建ぺい率などの理由で、L字型の住宅を建てることが難しいケースもありますが、可能であれば検討してみてはいかがでしょうか。

 

L字型の住宅は、部屋の間取りを決める際に、自由度が低いというデメリットがあります。部屋の間取りを決める際には、それぞれの家族構成やライフスタイルなどに応じて、部屋の数や大きさを決定します。

 

しかし、L字型住宅の間取りでは、廊下などの動線を確保しようとすれば、部屋の大きさや配置がかなり限定されてしまいます。

 

日本では、大きな地震が発生するたびに耐震基準が見直されてきました。現在は1981年以降に採用された新耐震基準に則って建築されており、震度6程度の地震に対しては耐えられるように設計されています。しかし、直下型の地震が頻繁に発生している日本では、決して安心できません。

 

家の形として地震に強いのは、正方形やそれに近い長方形とされています。その理由は、家を結んでいる6つの面が一体となり、地震エネルギーを家全体にバランスよく分散することで地震に耐えようとするためです。

 

それに比べ、デコボコしているような住宅やL字型の住宅は、1点にエネルギーが集中してしまうため倒壊のリスクが高まる可能性があります。

 

また、L字型の住宅を建築される方の中には、壁一面をガラス窓にする方も少なくありません。そうすれば見た目もよく、開放感も抜群ですが、耐震性が低くなってしまうことも考えられます。

 

家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
初めて家やマイホームの購入を検討する場合は、何から手をつけたらいいのか、誰に相談したらいいのか頭を悩…記事を読む

 

無料で住まいの窓口に相談する 一戸建てを探す 平屋住宅の住宅カタログを探す 土地から相談できる家の住宅カタログを探す

 

L字型住宅の代表的な活用例について見ていきましょう。

 

L字型の住宅を検討している方の中には、中庭をつくりたいからという方もいるのではないでしょうか。中庭は、L字型の間取りにおける大きなメリットであり活用方法です。

 

子どもがいる家庭では、中庭にブランコや簡易的な滑り台を設置して、小さな遊び場をつくってもいいでしょう。子どもが大きくなれば、それらを撤去してテーブルや椅子を置き、休みの日は外で朝ご飯を食べたり、バーベキューを楽しんだりもできます。

 

中庭について紹介しましたが、限られたスペースで住宅を建てるとなると、駐車スペースがないという方もいるかもしれません。その場合は、L字型住宅の内側部分を駐車スペースとして確保し、車庫をつくることで土地を最大限に活用できます。

 

それに加え、車庫の上にデッキを設ければ、中庭のスペースは確保できなくても、小さいプールを置いたり、広々と布団を干したりできます。また、デッキからリビングへつながる間取りにすれば、第二のリビングとして、自然を感じながらくつろぐことができます。

 

室内における間取りの自由度が低く、部屋数を増やせないというデメリットを克服するために、考え方によっては中庭をつくることで家族だんらんの場を確保し、その分リビングをやや小さくして、代わりに部屋数を増やせるかもしれません。

 

今回紹介した内容を参考に、L字型住宅の購入や間取りの活用方法について考えてみてはいかがでしょうか。

 

家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
家を買うときの相談先は? 費用や注意点について紹介! マイホーム購入の疑問を解決
初めて家やマイホームの購入を検討する場合は、何から手をつけたらいいのか、誰に相談したらいいのか頭を悩…記事を読む

 

無料で住まいの窓口に相談する 一戸建てを探す 平屋住宅の住宅カタログを探す 土地から相談できる家の住宅カタログを探す

更新日: / 公開日:2019.12.11