建築士さんに聞きました! いくらでどんな家が建つ?
"?"があふれる、家づくりのお金事情。
自由に設計できる注文住宅は魅力的でも、手元にある資金では建売が現実的…?
「予算は少なくても妥協はしたくない!」そんな理想を現実にする専門家と、注文住宅を建てた先輩たちのお知恵を拝借!

- 一級建築士
丹羽 修 - 住宅や店舗、集合住宅などの設計・監理、木造住宅の耐震診断を行う。「住む人の目線で考える」がモットー。

- LIFULL HOME'S
住まいの窓口 アドバイザー - 首都圏にある各窓口で、「家を建てたい」という人々の思いに中立の立場で応える"家づくり相談"の専門家。
知識とアイデアで家は建つ!
注文住宅の必見"いろは"
家づくりにかかる総費用(以下、建築費)は、大きく「本体工事費」「別途工事費」「諸費用」の3つに分かれます。そのため、折込チラシなどで「1,000万円で家が建つ!」といったキャッチコピーを見つけたら要注意。チラシの隅に「本体工事価格」という注釈があれば、別途工事費と諸費用は含まれていないのです。
こうして謎が深まる建築費ですが、専門家によるコストカットのポイントを抑えつつ、低予算で注文住宅を完成させた賢い先輩たちがいるのも事実。ここでは一級建築士直伝の「建築費を抑えるコツ」や1,000万円台~の実例も交えてご紹介します。さあ、夢の注文住宅へ、一歩近づきましょう!
注文住宅の平均的な建築費は?
住生活に関わる金融サービスを展開する「住宅金融支援機構」の2017年度の調査では、注文住宅取得の全国平均資金は3,359万円。土地付きは4,039万円となっています。
首都圏で展開している「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」のアドバイザーによると、2,000万円台で家づくりを検討する相談者が大半で、2,000~3,000万円の予算があれば実現可能な夢であり、それ以下でも、コストカットの工夫次第とのことです。

諸費用も含めて予算を立てよう
基礎工事などの本体工事費用のほか必要なのが、外構費や諸費用です。
外構費とは、駐車場や庭、ガスなどのライフラインの設置を指し、いわば"住むため"の費用。諸費用とは、住宅ローンの手数料や登記関係の費用で、建築費全体の約25%が別途工事費+諸費用、約75%が本体工事費と言われています。

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- 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
- 取材・原稿 = 惠藤修平
- イラスト = あべかよこ
- 監修 = 畑中 学
- 編集 = LIFULL HOME'S
更新日: / 公開日:2019.09.30










