新築一戸建て住宅は2階建てが主流とはいえ、1世帯あたりの人数が減っている近年では、広さが最優先ではない場合も少なくありません。
その場合、住みやすいマイホームを建てたいと思っている方にとっては、1階のみで構成されるコンパクトな“平屋”も選択肢のひとつでしょう。
平屋建築を長所・短所の両面から検討したい方へ、建築費の目安や平屋に住むことのメリット・デメリットをご紹介します。
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平屋の建築費の目安
平屋を建てるときの費用の相場
平屋の建築費の目安は、家族3~4人程度の住む一般的な木造住宅で、2LDK(床面積85m2)とした場合、2,000万円前後です。
平屋は1階しかない分、2階建てに比べて安く建てられると思われるかもしれませんが、同じ規模の2階建ての建築費と比べると約1.1~1.2倍の費用がかかります。
参考:「魅力的な平屋で暮らしたい! 建築費の目安と注意点を教えて」
土地や材料の問題で坪単価が高くなりがち
平屋の建築には意外とお金がかかり、坪単価が高くなりがちです。その理由のひとつは土地代。同じ部屋数や部屋面積の場合、縦方向に部屋を重ねる2階建てに比べて、横方向に並べる平屋はより広い敷地が必要になります。
また建築費でも、工事の中で特にコストのかかる基礎工事・屋根工事の面積が増えます。材料の面でも基礎工事に必要なコンクリートや型枠を多く使うほか、屋根材も多く必要になります。
そのため、平屋では必要のない、階段や2階用トイレなどのコストを差し引いても、結果的に平屋のほうがコストが高くなる場合もあるのです。平屋建築のコストを減らすには、コンパクトな間取りにするなどの工夫が必要です。
平屋に住むメリットとは

掃除やメンテナンスが楽
生活動線を短くできるので、家事がしやすいのが大きなメリットのひとつ。階段もないので日々の掃除がしやすいのが特徴です。
また住宅は屋根や外壁、雨どいなどの定期的なメンテナンスが必要ですが、平屋なら修繕のための足場を組む費用が2階建てに比べて安く抑えられます。
子どもやお年寄りの階段からの転落や、段差での転倒の心配が少ない
階段がないため各部屋の移動がしやすく、年齢を問わず暮らしやすいのも平屋の特徴。階段からの乳幼児やお年寄りの転落も防げます。
またバリアフリー化しやすいのもメリットのひとつなので、老後も住み続けることを考えると暮らしやすい構造です。
広々とした空間づくり
天井を高くしたり、大きな窓を設けたりできるので開放感のある空間をつくれます。縁側やテラスをはさんだ庭とのアクセスをよくして、庭と連続性のある空間設計も可能に。
階段が不要なので、空間を有効活用できる
階段やエレベーターを設置するスペースが不要になるので、その分無駄なく設計できます。
無料で住まいの窓口に相談する 平屋住宅の住宅カタログを探す平屋に住むデメリットとは

防犯面が弱いケースも
出入りがしやすい平屋はその半面、2階建てに比べて外から侵入されやすいという面はあります。セキュリティカメラを設置して玄関や窓の防犯を強化する、割られにくい窓ガラスにする、庭に防犯砂利を敷くなどの対策が必要です。
プライバシーを確保しにくい
平屋では開放的で大きな窓を設置できる一方、窓が大きいと周囲からのぞかれやすいというデメリットもあります。
その場合、リビングなど長時間過ごす部屋を近隣の家や道路から離れた位置に配置するほか、基礎を数十センチ高くすることで目線の高さをずらし、人の目が届きにくいようにするという工夫ができます。
また家の中でも、ワンフロアで家族が顔を合わせやすいため、家族それぞれのプライベートなエリアを確保しにくいという面はあります。
中央の部屋は日当たりが悪い
家の中央に位置する部屋には窓が設けにくく、日当たりが悪くなってしまいます。それでも間取りや窓の工夫で改善できることも。例えば採光のための光庭を設けたり、トップライト(天窓)から採光したりといった解決策があります。
平屋ならではのメリットを享受できる工夫を

土地代や建築費にコストのかかることもある平屋ですが、間取りを工夫すればコンパクトな動線設計で住みやすい家づくりが可能です。階段がなく、子どもからお年寄りまでどんな年齢の方も暮らしやすいのが特徴です。
大きな窓を設けたり、庭との連続性を生かすなどして、ゆとりの感じられる家にすることができます。防犯やプライバシーの確保を工夫すれば安心して住めるわが家にできるでしょう。
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