家を建てる際に必要となる“建築設計図”とは、どういった家をつくるのかをさまざまな角度から示した図のことです。よく知られる“間取り“も平面図と呼ばれる設計図の一種となります。
そんな建築設計図ですが、建築会社や建築のプロだけのものと考えていませんか? 確かに、そのまま使える正確なものは専門知識がなければ書けませんが、それに近い簡単なものは一般の方でもつくることが可能です。自ら建築設計図を作成することで、自身の理想の家を相手に伝えやすくなります。
ここでは自ら建築設計図を作成するときに、どんな図を作成すべきなのか、ポイントと共に紹介します。
土地を探す注文住宅を探す無料で住まいの窓口に相談する売却を相談する不動産会社を探す
希望を的確に伝えるため、自分で建築設計図を作成する

家を建てるために必要な建築設計図というのは、当然プロに任せることになります。ここで作成するのはあくまでも「建築会社に自分の希望をわかりやすく伝えるため」の建築設計図です。
この建築設計図にはいろいろな種類がありますが、「基本設計図」がおすすめです。基本設計図は1つの図だけで成立するわけではなく、いくつかの図が組み合わされたもので、設計者によって必要とされるものは異なります。
ただ、自らプロに希望を伝えるためということであれば、次の3種類について知っておきましょう。
なお、できるだけ正確な縮尺にすると、より具体的な想像ができます。まずは「50分の1」を目安にしてください。1mが2cmになります。あたりまえですが「3mが6cmになる」と考えると、かなり小さく感じるかもしれません。
もう少しいろいろ書き込みたいという場合には、正式な図面ではないので一定の縮尺さえ守れば、もっと大きめでもいいでしょう。
1.配置図
土地のどこに何があるのかを図にしたものが配置図です。真上から土地や家を見た図となります。この配置図では、次のような情報が必要となります。
- 土地の形(道路の位置も含めて記入するとよりよい)
- 家の形(建ぺい率を計算する際にも利用可能)
- 駐車場の形
- 物置などを置く場合、その形
- 門の位置
2.平面図

よく言う「間取り図」と意味は同じです。部屋がどのように壁やドアで仕切られているかを記入します。
なお、収納の壁やドアも記入するようにしてください。ベッドや冷蔵庫、食器棚、ダイニングセット、ソファ、テレビ台、学習机、ピアノなどの大物の家具や家電も書き込んでおきましょう。
3.断面図

平面図は建物を「横に切った」ものですが、「縦に切った」ものを「断面図」と呼びます。
切る場所によって書き方は変わってきますが、「どの部屋の上(下)にどの部屋が来るのか」を明確にするのに便利なため、何ヶ所かで書いてみてください。
「2階の子ども部屋の下に、来客が多い部屋やご年配の方の部屋が来てしまっていないかどうか」など、改めて確認することができます。
可能であれば、家を南北東西で真横から見た図も作成してみましょう。天井の形や窓の位置がはっきりするので、より現実的、立体的な家を想像できると考えられます。

自分自身の希望が明確になる
建築設計図を作成すると、こちらの希望がより伝わりやすいということ以外に、「自分でもどんな家を建てようとしているのかが明確になる」という大きなメリットがあります。
そのためにも、先ほど触れたようにある程度正確な縮尺で描き、できれば家具も配置してみたほうがいいのです。その上で、次のような点をチェックしてみてください。
- 狭すぎて不便な場所はないか
- 動線(人の通り道)は確保できているか
- 開けにくいドアはないか
- 大きな家具を移動させたり置いたりするのに無理がないか
- 家事動線は確保されているか
「家事動線」とは、家事のために人が動く経路のことです。
洗濯機から洗濯物を持って干しに行く道のりが長すぎたり、キッチンとお風呂場が遠すぎたりすれば、家事の負担は増えてしまいます。
できるだけ「少ない歩数で家事ができる」のは重要なことなので、ぜひ確認してみてください。
特に「電話の設置位置」や「キッチンにおけるゴミ箱の置き場(ペットボトルや缶を溜めておく場所)」などは実際に引越してから困るケースが多いので、事前に確認しておくとよいでしょう。

土地を探す 注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する 売却を相談する不動産会社を探す
「こうしようと思っていたのに」の後悔がないように

建築設計図をつくることで、こちらの希望がより明確に建築会社に伝わるというメリットだけでなく、自分自身の希望も明確にすることができ、さまざまな視点から「暮らしていてどんなことが不便だったか」「いまは無理だが、次の家ではどうしたいのか」を見つめ直すことができます。
新築の家にできるだけたくさんの希望を盛り込むためにも建築設計図づくりには、家族みんなで取り組んでみてはいかがでしょうか。
土地を探す 注文住宅を探す 無料で住まいの窓口に相談する 売却を相談する不動産会社を探す
更新日: / 公開日:2019.06.19










