窓付き玄関ドア…光と風が通る

 

「玄関に窓がなくて暗くなるのが気になる」「もっと風通しのよい玄関にしたいが、防犯上、ドアを開けっぱなしにはしたくない」というお悩みを解消してくれるのが窓付きの玄関ドアです。

 

メーカーや製品によってドアの特徴や機能は異なるため、すべての窓付きの玄関ドアに当てはまるわけではありませんが、閉めたままでも採光や空気の入れ替えができるうえに、次のようなメリットが考えられます。

窓付き玄関ドアのメリット

・光や風は通るが、中の様子は見えにくく、プライバシーを守ることができる
・窓の大きさにはバリエーションがあり、環境に合わせて選べる
・防犯上の問題がないように設計されている
・網戸つきのタイプならば虫が入る心配がない

 

一方で注意点としては次のようなものがあります。

窓付きドアの注意点

・窓がある分、断熱性が少し落ちてしまう可能性がある
・防音性が保たれているか確認が必要
・玄関の前が交通量の多い道路である場合、室内に排気ガスが入ってくる可能性がある（高い位置に窓がある玄関ドアを選ぶことで解決することもある）

 

玄関ドアは気候や周辺環境なども考えて選ぶようにしましょう。多機能なドアも多く、選び方で解決するお悩みも多いでしょう。

スライド式のドア（引き戸）…昔ながらのメリット+技術

スライド式とドアと言えば、いわゆる「引き戸」であり、むしろ昔は当たり前だったドアのスタイルです。これに新たな機能が加われば、メリットも増えます。

 

引き戸のメリット

・ドアを押さえていなくても、風が強めでも開けたままにできる
・出入口を広く使えて家具や荷物の搬入がしやすい
・ベビーカーや車椅子の出し入れがスムーズ
・開放感がある

「1枚扉」のドアも可能…引き戸にするために玄関を広く取らなくても済む

引き戸と言うと「2枚扉」のドアをイメージする方も多いかと思いますが、レールを設置することができれば、ドアは1枚のみで引き戸にすることが可能です。

 

これらに、新しい機能が追加されると、さらに便利になります。

 

・「自動ドア」化できる（手を使わなくても開けられる）
・鍵を使わずに開けることができる（カードや指紋認証など）

 

 

たくさんの荷物を持っていたり、小さな子どもを連れていたりするときの玄関ドアの開閉は意外と大変で、ストレスが溜まります。

 

「誰かがドアを開けて押さえてくれている」だけで、どれほど作業が簡単になるかと考えたことがある方は、ぜひ検討してみてください。

 

次の章ではこの「鍵を使わずに開けることができる」という玄関ドアを紹介します。

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鍵がいらないドア

正確に言えば「鍵のようなものを使ってドアを開ける」必要はあるのですが、従来のように鍵を鍵穴に入れて回す必要がない玄関ドアです。

・カードキーをかざしてドアを開けるタイプ

カードキーをドアの受信部分にかざすことによって、ドアのロックが外れるタイプです。「鍵を鍵穴に入れて回す」という作業が省略できます。カードキーなので財布のなかにしまうこともでき、鍵よりも管理や保管が簡単に感じる方もいるでしょう。

・リモコンがキーになるタイプ

専用のリモコンでロックを解除するタイプです。リモコンのボタンを押して開けるタイプや、リモコンを持っている状態で玄関のボタンを押すタイプもあります（自動車でいう「スマートキー」と同様の仕組み）。

 

手荷物やポケットの中にリモコンさえ入れておけば、まったく手での物理的な操作が不要な「ノータッチ」タイプもあります。

・指紋認証タイプ

家族の指紋を事前に登録しておくことで、指をセンサーにかざすだけでドアのロックを解除できるタイプの玄関です。こちらは完全に「鍵が不要」であり、カードキーやリモコンを持つ必要がありません。

 

自分さえいれば家の中に入れるという大変便利なものです。セキュリティレベルも高くなります。なお、ケガなどで指が使えない場合には、一般的な方法で鍵を開けることも可能です。

「ちょっとした困りごと」を解消できる玄関ドア選びを

玄関はただの出入口…とも考えられますが、家族全員が利用する回数を考えると相当なものです。ちょっとした困りごとがひとつ解消されるだけでも、大きなストレスがなくなる可能性があるのではないでしょうか。

 

機能性に優れた玄関はある程度の費用はかかりますが、玄関が変われば「生活しやすさ」自体が変わるかもしれません。検討されている方は、建築会社に相談してみましょう。

 

 

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