理想の住まい拝見|03 千葉・野田 小澤邸|元々持っていた家や土地、小さい頃から住み慣れた町に家族一人一人のことを考え、こだわりの家を手に入れた5軒のお宅をご紹介。快適な住まいづくりの一歩を教えてくれます。
和と洋が織り成す
二世帯ならではの空間
「ひいおじいちゃんが建てた大事な家だから建て替えはできない」が二世帯間での暗黙の了解でしたが、冬は寒く夏は暑い、常に暗い室内に不満が年々募っていた小澤家。ある時、お義母さんがひいおじいちゃんに建て替えを提案すると、あっさり「いいんじゃない?」と言われ、一気に計画が進みました。
義母ご夫妻宅の外観はナチュラルな白壁、小澤さんご夫妻宅はカジュアルモダンな黒壁に。「夜になると室内から漏れる明かりもきれいです」とお義母さんまずモデルルーム見学に行き、素材や構造の安心感から知人の住宅メーカーに決定。二世帯が気軽に行き来できるよう住宅はつなぐことが大前提だったため、注文住宅以外は考えませんでした。
足の悪いひいおじいさんも歩きやすい、広々とした無垢材のリビング。義母ご夫妻の家は、リビングに無垢材を使用し、常に採光できるよう出窓を設置。玄関は広めで車椅子も出入りしやすく、すぐ休めるよう玄関そばにダイニングテーブルなどを置きました。また、お義父さんの「浴室から外を眺めたい」という希望もかなえています。
義母ご夫妻宅の玄関真上にある出窓からは常に光が入るため、日中は照明不要の明るさ
お義父さん唯一の希望「外を眺めながら入浴したい」をかなえた大きい窓の浴室。「浴室内は常にカラッとしています」とお義父さん
両家のリビングをつなぐ和室から出られるウッドデッキでは二世帯家族や友達夫妻でBBQを楽しみます。子どもたちの遊び場としても最適
リビングは全面床暖房の小澤さんご夫妻宅。「足が暖かいって本当に幸せです」と奥さま。子どもの姿が分かるよう玄関からすぐにリビングを配置小澤さんご夫妻の家は、子どものことを考えリビング空間を多少削ってでも玄関や水まわりを広々とさせ、収納も確保しました。
また奥さま一番のこだわりは、キッチン脇にある3畳の作業部屋。「子どもたちの書類整理やパソコン作業をします」。
これにはお義母さんも「やはり家にいる時間が長い女の意見が反映された家じゃないと」とニッコリ。外観はまったく違えど子どもの遊び部屋が二世帯間をつなぐ、笑顔の絶えない空間となりました。
対面キッチンでリビングも見渡せ、パントリーも広々確保
玄関横には広いシューズクローゼット。「友達にいいねって言ってもらえます」と奥さま。子ども用の自転車やBBQグッズ、生活用品などまだまだ収納可能
「子どもの面倒を見ながらなので、少しでも広い方が良いと思って大きめにしました」と標準よりも少し広くつくった水まわり


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- 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
- 撮影= 柴田ひろあき
- 取材・文=吉田晃子
- 編集= LIFULL HOME'S 編集部
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更新日: / 公開日:2019.05.16














