理想の住まい拝見|02 東京・足立 佐々木邸|元々持っていた家や土地、小さい頃から住み慣れた町に家族一人一人のことを考え、こだわりの家を手に入れた5軒のお宅をご紹介。快適な住まいづくりの一歩を教えてくれます。
限られたスペースを
最大限に生かした狭小住宅
親御さんから譲り受けた土地を持ち、いつかは家を建てると決めていた佐々木さんご夫妻。結婚をきっかけに、住宅の相談窓口で工務店を探し、新しい家族を迎える家づくりが始まりました。
狭い土地をうまく活用した3階建て。1階の玄関横は、車や自転車が置けるガレージになっています
通常は壁で隠れてしまいがちなコンロ周りをガラス張りに。空間を仕切らず、キッチンに立つときも家族の顔が見えます元々土地が狭いということが分かっていたからこそ、「3階建てにして、狭小の中でも生活動線をうまく作りたい」と考えたご夫妻のこだわりは随所にあります。
一日の大半を過ごす2階にリビングとキッチンを配置。天井は高く、窓を大きくし、腰壁の対面キッチンにして余計な仕切りを無くしたことで、フロア全体が抜けるような開放的な空間となりました。
コンロ周りの壁もガラス張りにして、どこにいても部屋全体が見渡ます。キッチンの奥に洗濯機、階段下に収納を配置するなど、スペースを余すことなく有効活用しました。
キッチンからリビング全体を見渡せる間取り。ベビーベッドも見える位置に
(左)生活動線を考えキッチンの奥に洗濯機を配置。(右)パソコンやデスクなどの作業スペースも使わないときはパントリーに収納
階段下は、収納スペースとして有効活用。防災グッズをはじめ、細かなものを収納しておけます
また、フロアごとにテーマを変える遊び心も。水まわりのある1階は「海」。2階は「森や山」をイメージし、木のぬくもりを感じるナチュラルな雰囲気に。寝室や子ども部屋のある3階では、「空」をイメージしたブルーの壁紙がおしゃれ。
実際に暮らし始めて、「家事をしながら子どもを見ることができ、毎日のことが快適にできる」と生活の中心を2階に置いた間取りは正解だったと語るご夫妻。部屋を広く見せるためのスペースは、家族との時間や育児にも役立ちました。
きれいなブルーのドアや壁が部屋のアクセントに。1階は「海」、3階は「空」などフロアごとのテーマに合わせて、家具や小物までこだわっています。3階は南向きの窓やベランダもあり、日当たり良好!
電気のスイッチは、ご主人がDIYパーツ店で買ってきたアメリカンスイッチ。見慣れないデザインでどれも格好いいです
株式会社リバティホーム 03-3658-0101
東京都江戸川区西小岩3-21-30
https://www.liberty-home.biz/
- 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
- 撮影= 柴田ひろあき
- 取材・文=吉田晃子
- 編集= LIFULL HOME'S 編集部
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更新日: / 公開日:2019.05.16














