洗濯は、家事の中でも時間と手間がかかる作業です。しかし、ランドリールームがあれば、洗濯に関する煩雑な作業も効率よく行えるでしょう。

今回は、そんなランドリールームについて、設置のポイントやメリット・デメリットについて紹介していきます。

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ランドリールームとは、洗濯に関する家事をまとめて行える部屋のことです。洗濯機や乾燥機、物干し竿やアイロン台などを設置することで、洗濯から乾燥、アイロン、畳む作業まで一貫して行えるようになります。

 

洗濯物を干すスペースとして、サンルームを取り入れる住宅も多いですが、ランドリールームとサンルームは使用目的が少し異なります。

 

サンルームは、部屋全面をガラス張りにするなど、日光を多く取り入れることを目的とした部屋です。洗濯物を干す以外にも、リビングへの採光や、くつろぎのスペースなど様々な活用ができます。

 

一方、ランドリールームは洗濯に関する家事の専用スペースとして作られるので、家事の効率を求めた部屋といえます。ランドリールームには、洗濯に関わる設備のほか、洗面台や作業台を設置すると便利です。

 

洗面台は、下着やデリケートな衣類の手洗い場として、作業台はアイロンや洗濯物を畳むスペースとして活用できます。また、洗剤やアイロンを収納する棚やラックを設置することでスッキリとした空間になります。

 

ここでは、ランドリールームをつくる前に知っておきたい、最適な設置場所や間取りについて解説していきます。また、どんな家庭に向いているのかも併せて紹介します。

 

ランドリールームをつくる際は、動線を意識した場所を選びましょう。例えば、キッチンのそばに作れば、洗濯機を回している間に食事の準備が進められます。

 

また、ベランダに面した場所や、庭にすぐ出られる場所なら、外に洗濯物を干す際に便利です。このように、無駄な動きをせず、スムーズに家事をこなすためには家事動線を意識した配置が重要です。

 

ランドリールームの配置場所がわかったところで最適な間取りや注意点についても確認しましょう。

ランドリールームは3畳以上確保しよう

 

ランドリールーム内で洗濯物を干す場合、干しやすさや乾きやすさを考えると3畳以上は確保したいところです。もし、3畳よりも狭くなってしまう場合は、窓や扉を設置して風通しが良くなるように工夫しましょう。

 

また、部屋干しをする際は、採光についても考慮が必要です。間取りに余裕があれば、日当たりが良い南側につくると良いでしょう。

必要以上に広くしすぎないように注意しよう

 

ランドリールームは便利な部屋ですが、必要以上に広くしてしまうと、家族の生活が不便になる可能性があるため注意が必要です。

 

家事のために広くしたいと考えていても、家族はその空間をリビングなどのスペース確保に使いたいと考えている可能性もあります。家族と相談しながら、どのくらいの広さにした方が良いのか決定するようにしましょう。

 

ランドリールームは洗濯に関する作業をまとめて行うための部屋です。そのため、子どもがリビングなどを走り回ったり遊んだりしていて、落ち着いて作業ができない家庭におすすめです。

 

一方で、ランドリールームでの作業はこもりがちになるので、リビンクでゆっくりと洗濯物を畳んでアイロンをかけたい人には不向きと言えるでしょう。

 

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ランドリールームにもメリットとデメリットがあります。配置や間取りの失敗を防ぐためにも、つくる前にメリットだけでなくデメリットも確認しておきましょう。

家事の効率性アップ

 

最大のメリットは、洗濯関連の家事がランドリールーム内で済むことでしょう。無駄な動作や部屋の行き来が減るので、家事の効率がアップします。

天気の悪い日でも、洗濯物の干し場所に困らない

 

普段は外干しでも、天気の悪い日や梅雨の時期などは部屋干しすることも多いでしょう。

 

その際、リビングなど生活スペースに部屋干しすると、邪魔になったりくつろぎにくくなったりしますよね。ランドリールームがあれば、そのような生活スペースを邪魔することなく部屋干しができます。

洗濯物が散乱することを防げる

 

家事動線が確保されていない間取りでは、取り込んだ洗濯物をソファや床に放置してしまうこともあるでしょう。また、アイロンをかける際、アイロンやアイロン台を出したりしまったりするのも毎日の作業になると意外と面倒ですよね。

 

しかし、ランドリールームに作業台があれば、取り込んだ洗濯物をその場で畳めるので、洗濯物が散乱したり、畳まず放置してしまったりすることが少なくなるでしょう。

 

また、アイロンもその場でかけられるので、一つひとつ動作の無駄をなくせます。

配置が難しい

 

ランドリールームをつくる際は、他の部屋の間取りも考慮しながら配置を検討する必要があります。ランドリールームは、採光や通気、家事動線などを考慮した場所が最適です。

 

しかし、ランドリールームの配置を優先することで、リビングの採光条件が悪くなるなど支障が出てしまっては、むしろ快適性が損なわれてしまいます。配置で失敗しないように、施工会社など専門家と相談しながら決めるようにしましょう。

一定の広さと通気性が必要

 

ランドリールームは洗濯物を干すスペースでもあるため、一定の広さや通気性が必要です。

 

部屋干しに適さない広さであったり、通気性を確保する工夫がないと、カビが発生したり生乾きのにおいが残ったりする原因となります。まずは、ランドリールームの設置ができる広さの余裕があるかをチェックしましょう。

家族構成の変化により使わなくなる可能性がある

 

ランドリールームは家事や子育てをしている主婦や大人数の家族にとっては便利な部屋ですが、将来的に子どもが成長して家を出て行った場合など、家族構成の変化により使用しなくなる可能性もあります。

 

使わなくなった場合どのような部屋として利用するのかも考えておくと良いでしょう。

 

ランドリールームは洗濯を行う人にとって便利な部屋であると言えますが、家族の生活動線も考えたうえで設置を検討する必要があります。

 

ランドリールームが本当に必要なのか、また設置する場合はどのくらいの広さにすれば家族の生活が快適になるのかを相談しながら検討しましょう。

 

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更新日: / 公開日:2019.03.20