投稿日:2019/08/03
いざ引越しをしようとすると、どうしても出てしまう大量のゴミ。細かい可燃ゴミから燃やせない大型のゴミまで……。どのような手順で廃棄したらいいのか分からず、途方に暮れてしまうかたもいるのでは?
ここではこれらのゴミを正しく処分するために、ゴミの種類や計画的な廃棄のしかたについて説明していきます。
まずはゴミを正しく分別して処分するため、ゴミの種類について理解しておきましょう。細かい分別方法等は各自治体で異なりますので、分からないことがあれば、自治体のホームページで確認してくださいね。
引越し時に最も出るのが可燃ごみです。生ゴミ、紙くず、衣類、紙おむつ、プラマークの無いプラスチック製品、枝や葉など
金属、ガラス、陶磁器、缶、小型家電など。割れたびんなどは厚紙に包んで『キケン』『ワレモノ』と書いてゴミに出します。スプレー缶や卓上ガスボンベは最後まで出しきってから捨てましょう
ペットボトルのキャップ、発泡スチロール、瓶、缶、古紙など。
引越し時に最も処理に困るのが粗大ごみです。一辺の長さが30センチメートルを超える布団や座布団、イス、自転車、カーペット、大型の家具・家電など。
冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機、衣類乾燥機など。
【自治体を利用】
大量に出る臨時のゴミは手数料を支払えば自治体で収集してくれます。ゴミの収集日や分別方法、ゴミの呼び名は各自治体で異なりますので、引越しでゴミを出す際は事前にお住まいの自治体HPで事前に確認してください。指定された回収日であっても、大量のゴミを出すと回収車に積み込みきれないことがあります。
収集日であってもゴミ袋5袋を超えるときや、収集日以外に可燃ゴミや不燃ごみを出したいというときは、事前に自治体の清掃事務所に連絡しましょう。収集日と費用を教えてくれます。
高齢者がいる場合、自治体によって戸別に玄関先まで回収してくれるところがあります。高齢の両親との同居や施設への入居に伴う引っ越しの場合、事前に清掃事務所に相談してみましょう。
また自治体によって古着のリユースやまだ使える家具の引取りなどを実施しているところもあります。まずはお住いの自治体のホームページで調べてみましょう。
【スーパーを利用】
スーパーのなかには、食品のトレイや空き缶、空き瓶、紙パック、ペットボトルなどを回収しているところがあります。このようにゴミの削減や環境保護に配慮した活動に取り組む小売店舗を『エコショップ』と呼んでいます。自治体のサイトでエコショップの紹介をしているページがありますので、これをチェックして持ち込む方法もあります。
スーパーなら開店時間中はいつでも出せるのでとても便利。近所のスーパーでどんなものを回収しているのかチェックしておくとよいでしょう。
荷づくりをしていくなかで、大量に出るのが、紙くず、衣類、雑貨などの不用品です。 マンションなどで廃棄業者に依頼して回収している場合、引越しに伴う一時的な大量ごみは出せないこともありますので、準備段階で小分けにして処分するのが無難。
「引越しまでにあと何回収集が来るか?」を数えて、計画的に捨てましょう。どうしても、処分できなければ新居に持っていって捨てることも考える必要があります。
ゴミを契約的に処理する方法をご紹介します。
収集日でもないのに、ごみを大量において引っ越しするのはマナー違反。ゴミ置き場に生ごみを置いておけば、野良猫やカラスに荒らされやすくなりますし、可燃ごみであれば、放火される恐れも。近所の方に迷惑にならないようにきちんと分別・処分するのがマナーです。
引越しの準備をしていると、いろいろな不用品、ゴミが大量に家の中にあったことに気づくかもしれません。掃除やゴミを処分して断捨離する機会であるととらえ、一気にゴミや不用品を片づけてしまいましょう!
ゴミの日に回収できるゴミは、定められた曜日に廃棄しましょう。かかる費用は通常のゴミ処理と変わりません。 引越し前に回収されるゴミの種類をきちんと確認し、収集スケジュールにそって廃棄しましょう。自治体指定のゴミ袋がある場合、多めに用意しておきましょう。
大量にある場合は事前に自治体の資源回収センターなどに自分で持ち込むこともできます。車が必要になるものの、対応している時間が長いので、週に数回、朝しか出せない回収日を待つより効率よくゴミを処分できるのがメリット。料金はゴミの重さによって変わります。また、事前に連絡をしておかなければ受け付けてもらえないので前もって連絡先を調べておきましょう。
特定の家電製品・精密機器を除く30センチ四方を超えるゴミを指します。 自治体によって金額が大きく異なりますが、冷蔵庫ですと1,000円程かかる地域もあります。また、重さで廃棄料が決まっている地域もあるようです。
リサイクルショップで引き取ってもらえる場合は廃品を回収してもらった方が処分にお金がかからない場合もありオススメです。
自治体によってごみや廃品の出し方が異なるので注意が必要です。ゴミを出して荷造りの荷物を減らすことで引越しの際の荷物の量を減らすことができます。
冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機、衣類乾燥機などは事前に購入した家電店に相談して引き取ってもらうか、自治体に連絡して委託されている回収業者に取りに来てもらいます。リサイクル料金と運搬料金が必要です。
リサイクルショップで引き取ってもらえる場合は廃品を回収してもらった方が処分にお金がかからない場合もありオススメです。ただし、リサイクルショップの場合、自分で持ち込みをしなければなりません。ただし、リサイクルショップ側に運搬費用がかからないので、買い取り金額が高くなるというメリットも。
「まだ使えるけれど、引っ越し先に持っていけない、処分するにはお金がかかるしどうしよう…」そう思ったら、ジモティーや役所や地区センターに設置されている「あげます・譲ります」の掲示板を利用してみてはいかがでしょうか。
高い料金では売れませんが、処分費用がかからないことやまだ使えるものを再利用してもらえるというメリットがあります。近隣の人が対象なので、家まで取りに来てもらうようにすれば手間もかかりません。
引越しの際に出てくるゴミの量は、自分が思っている以上に、たくさん出てくることが多いようです。費用はかかりますが、専門の回収業者に依頼して一度に片づけるのが一番、便利と言えるでしょう。
引越し業者へお願いする場合は見積もり時に回収してほしいゴミの内容を伝えるようにしましょう。回収が有料になるもの、無料のものを教えてくれます。引越しの際、トラックに余裕があれば、不用品やごみを積んで新居で捨てるという方法もあります。これなら費用がかかりません。
不用品回収業者は家電や家具、楽器など幅広い不用品をまとめて引き取ってくれます。不用品が多いときには、こうした業者を利用してみてもいいでしょう。ただし、あまりにも古い家具や家電は買い取り対象外となることがあります。事前に無料で買い取りの訪問見積もりをしてくれるところに依頼してみましょう。
多くの業者は不要なごみの処分や家電リサイクル法に基づいた廃棄も行っています。買い取りできるものがあれば、買い取り費用と不用品、ゴミの処分にかかる費用を相殺してくれるところも多く、うまく利用すれば無料でゴミを処分できることもあります。
最近、「無料で不用品の回収を行います」と謳っている業者に収集を依頼してトラブルが起こる例が増えています。無料といっていたのに、実際に荷物を引き渡してから高額な料金を請求されるという報告が多数寄せられています。なかには高齢者の一人世帯に上がり込んで、必要なものまでどんどんトラックに積み込んで料金を請求するという悪質な業者も。
軽トラックなどで巡回している業者は料金を支払っても領収証を発行しない、会社としての実態がないというところもあるので、利用しないようにしてください。
こうした違法業者の中には無許可で回収を行っているところもあります。 処分を依頼する前に、業者のサイトの会社概要のページをチェックしてみましょう。一般家庭からの廃棄物を回収するには、「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。
不用品回収業者の中には、企業からの廃棄物を回収できる「産業廃棄物処理業」の許可しか取得していないところが多いようです。本来、産業廃棄物処理業の許可しかない不用品回収業者は一般家庭の不用品を回収することはできません。
不法な業者のなかには不適切な廃棄や投棄を行っているところがあります。お金を払って処分を依頼したゴミが数日後、近くに投棄されていたというケースも。また、フロンガスや鉛といった有害物質を適切に処理せずに、破壊したり埋め立て処理を行ったりすれば、環境汚染にもつながります。
家電リサイクル法の料金をはじめ、回収にかかる費用は自分自身と環境を守るためでもあるということを忘れないようにしたいですね。
引越し準備はやることが多くて大変ですが、ゴミの分別を行わない・ゴミを残して引越すなどの迷惑行為を行わないよう、事前に計画を立ててゴミや廃品の回収・廃棄を行いましょう。ゴミを出して荷物を減らすことで引越しの際の荷物の量を減らすことができ、引越し料金の節約にもつながります。
分別していないゴミを大量に残していき、マンションの管理会社の方が分別しなければならない……というようなマナー違反は避けたいもの。特に粗大ごみをそのままにして引っ越すと『不法投棄』とみなされ、5年以下の懲役または1,000万円の罰金が科せられることがあるので注意しましょう。
最悪の場合、前に住んでいた場所の住民が警察に通報する…というケースもあります。不面目な事態にならないよう、ゴミや不用品は計画的に捨てるようにしましょう。
投稿日:2019/08/03
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
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