投稿日:2019/08/22
引っ越しで大量に出るゴミや不用品。自分で処分、または買取りに出せる量であれば、問題ありませんが、いわゆるゴミ屋敷のように大量のゴミや不用品があふれているときはまず、何から手をつければいいのでしょうか。ここではゴミ屋敷状態の家から引越しするときの手順や注意点について詳しく説明していきます。
結論からいうと、大手引っ越し業者に依頼した場合、ゴミ屋敷からの引っ越し作業は断られます。それはなぜでしょうか。大手の引越し業者は1日のうち、数件の引っ越し作業を受注しています。そのうち一件でもゴミ屋敷状態の家があると、次の引っ越しに間に合わなくなる恐れがあるため作業時間が長引く引っ越し作業は受け付けてもらえないのです。
ゴミ屋敷であることが訪問見積もりの時点で分かっていたら、その時点で断られるはず。訪問見積もりでなしでゴミ屋敷状態であることを黙って依頼しても、 当日になって引越し業者側からキャンセルされることがありますので、くれぐれも注意しましょう。
大手引越し業者の中にはオプションで不用品回収サービスを用意しているところがあります。だからといって「不用品回収サービスがあるならゴミも捨ててくれるはず」と考えるのはNG。 不用品回収サービスで処分してもらえるのは、家具や家電など。燃えるゴミや不燃ゴミを捨ててくれるわけではありません。
どこから手をつけたらいいのか分からないのがゴミ屋敷の片づけ。さらに引っ越し作業までしなければならない場合まずは何から始めればいいのでしょうか。
まずは以下の3つをチェックしてみてください。これが「自分で片づけをした上で、引越し業者に依頼」できるか「ごみ屋敷の清掃になれた専門の業者に依頼するか」決める基準となります。
ワンルームや1LDKくらいまでなら、自分でゴミを捨てながら引っ越しの準備ができるかもしれませんが、それ以上の広さになったら専門の業者に依頼したほうがいいでしょう。「2階建ての家でもう何年も2階にあがっていない」というようなケースでは自分で片づけることはまず不可能です。
キッチンやトイレなどの水回りにゴミがあふれて使えない状態も、専門家に依頼したほうがいいでしょう。排水管が詰まっている可能性もあるからです。この場合、退去するときまでに水回りの掃除や修繕が済んでいない場合、敷金が返ってこないことも考えられるので注意してくださいね。
先にもお話ししたように通常の引越し業者はゴミ屋敷の清掃は引き受けてくれません。そのため、以下いずれかのパターンを選択することになります。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼をするときの費用の目安は軽トラックいっぱいに積んで2万円、2トントラックの場合、4~5万円が相場になっています。水回りの清掃やハウスクリーニング、庭の片づけ&清掃などを依頼する場合、別途10,000円程度の費用がかかります。
ゴミ屋敷清掃業者の多くは即日受付してくれたり、女性のスタッフを派遣してくれたりと依頼する側のニーズにこたえて様々なサービスを提供しています。「こんなこともお願いできますか?」と質問すると、意外と臨機応変に対応してくれることが多いようです。
ゴミ屋敷清掃業者の中には片づけとクリーニングのみ対応しているところと引っ越し作業まで依頼できるところと2種類あります。片づけと引っ越し作業を別々の業者に依頼すると費用が割高になるため、支払総額は②のほうが安いです。
テレビ番組でゴミ屋敷の片づけについてのドキュメンタリーなどを見たとき
「ウチはちゃんと片づけているし、ゴミ屋敷になんてならない」
「あんな風にごみを溜め込む心理が分からない」
そう思った方も多いでしょう。
正常だった家がゴミ屋敷化していくには、住民のメンタル状態や体調が深く関与しているといわれています。家にゴミを溜めていく状態はいわばセルフネグレクト(自己放任)。自分で自分のケアができなくなっている人が多いのです。
ではなぜセルフネグレクトになってしまうのか。理由はいくつか考えられます。
● 家庭環境、人間関係、仕事などのストレス
セルフネグレクトになるきっかけは人それぞれ。しかし、元をたどると何らかのストレスによって起こる社会的孤立が原因であることがほとんどです。
例えば、離婚やパートナーとの別れをきっかけに、自分に構わなくなる人。家族が出ていった後、家を片づけなくなったという人や職を失ったことがきっかけで掃除やゴミ捨てができなくなるという人もいます。 若くしてゴミ屋敷状態の家に住んでいる人はこうした人間関係のストレスが原因であることが多いです。
ゴミ屋敷状態の家に住んでいる人は、一人暮らしの高齢者にも多いともいわれています。パートナー死別して一人になった後、体調を崩して片づけやゴミ捨てをする気力が残っていない。パートナーや子ども達と住んでいた思い出の広い家を片づけられない。そんな高齢者も多いのです。
体調やメンタルの状態が優れないときに無理に片づけや引っ越し作業をするのは禁物。片づけをしているうちに自己嫌悪に陥って、心の状態まで悪化してしまう恐れがあります。そんなときは専門家に任せましょう。
「自分の家はゴミ屋敷になんてならない」と思っていても、両親のいずれかが住んでいる実家がゴミ屋敷になることも考えられますよね。実家のゴミを片づけて、親を施設に入居または同居させるという人も増えています。もはやゴミ屋敷の片づけは他人事とはいえない世の中になってきているのです。
投稿日:2019/08/22
引越しの際、最も大変な作業の一つに荷造りがあります。特に家具や家電などの大型のものには注意が必要です。一筋縄でいかない要注意の家具・家電の引越しポイントについてご紹介いたします。
長年住んだ旧居の整理。ごみが多く処理にこまった場合、効率良くごみを処分、整理する方法をご紹介します。【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
引越業者を地域から探す