投稿日:2019/07/16
新築分譲マンションへの引っ越しは『一斉入居』といって、決められた一定期間のなかで行うようになっており、自分の好きな時期に引っ越しをすることはできません。ここでは一斉入居とはどんな引っ越しなのか、どのようなルールや制限があるのか、引っ越し業者に作業を依頼するときの注意点などについて詳しく説明していきます。
最近は一棟数百戸という大型マンションも少なくありません。数百もの入居者がルールを定めずそれぞれ自由に引っ越しをしたらどうなるでしょうか。
エントランスや車寄せ、マンションに面した道路は複数の引越し業者が搬入する荷物やトラックで大混乱になります。また、エントランスやエレベーターなどの養生はどこの引越し業者がするのか?など事前に決めておかないとトラブルになることも多いでしょう。
こうした事態を防ぐために一つの引越し業者が幹事会社となって取りまとめを行い、一定期間の間に引っ越し作業を行うのが一斉引っ越しです。一斉引っ越しにはさまざまなルールがあります。
まずは一斉入居の流れを把握しましょう。
無職で賃貸物件を契約する方法として考えられるのは以下の3つの方法です。
マンションや管理会社によって異なります。一般的なルールは以下の通りです。
①引っ越し作業の時間指定
あらかじめ指定された2~3時間の間に搬入作業を終わらせる必要があります。もし、時間内に終了しなければ、一斉入居の期間内にもう1度予約を取って、搬入しなおさなければなりません。
時間指定がなく、日にちの指定だけという場合もあります。この場合、搬入作業は先着順となるため待ち時間が発生することも。3時間以上待たされたという経験のある方もいます。引っ越し業者によってはこの待ち時間に応じて、追加料金がかかるところもあるので注意しましょう。
また、引っ越し作業とは別に大型家電や家具などを搬入する日時を制限されることがあります。家電量販店などから直接、配送してもらうものがある場合、いつなら搬入可能なのか、スケジュールを確認しておきましょう。
②作業スタッフの人数
指定された時間内に確実に搬入作業を終えられるよう、一定数以上のスタッフがいることを求められます。幹事会社によって運転手を作業員として数える場合と数えない場合があるので注意してください。
③搬入経路や使用できるエレベーターが限定される
一斉入居期間の途中に引っ越し作業を行う際、すでに入居している人に迷惑がかからないよう荷物を搬入するルートや使用できるエレベーターが限られていることがあります。大きな荷物がある場合など、スムーズに搬入できるか事前に確認しておきましょう。
④使用車両に関する制限
マンションの立地によっては、近隣の住民に迷惑をかけないようにするため、小さめのトラックの使用を指定されることがあります。また、地下の駐車場から搬入を行う場合、高さ制限もありますので、使用する引越し会社のトラックが問題なく駐車場に入れるかチェックしておきます。
引っ越しを依頼する業者は幹事会社以外であっても自由に選ぶことができます。入居説明会などでは幹事会社に依頼することを勧められることがあるようですが、強制力はありません。
引っ越し希望日が土日であるなど希望者が多い場合、抽選が行われます。幹事会社に依頼することが決まっている場合、抽選が優遇され希望日に引っ越ししやすくなることがあります。また、引越し当日の搬入の順番待ちでも幹事会社である引越し業者に依頼しておけば、ある程度融通が利く、順番が優先されるというケースも。
他社に依頼する場合、『指定された作業時間内で搬入作業が確実に終わるか』『待ち時間によって追加料金が発生しないか』など、事前に確認しておくポイントがあります。
『幹事会社以外には頼みづらい雰囲気。でも、幹事会社は高く見積もりしてくるのでは?』と心配する方もいますが、必ずしも高い料金を指定してくるとは限りません。
一斉入居の場合、幹事会社は大量の引越し依頼を受注できます。養生のコストも1回で済むため、 通常より安いこともあるのです。
これに対し、他社に見積もりを依頼すると規制の多い一斉入居は通常より料金が高くなることもあります。まずは幹事会社を含めた複数社に見積もり依頼をしてみましょう。極端な料金差がなければ、幹事会社に依頼するのが安心です。
引越し業者泣かせであるともいわれる一斉入居。見積もりの段階で詳細を伝えておかないと後々、追加料金が発生することが。見積もり時は以下の点に注意しましょう。
①早めに見積もりを依頼する
一般的な引越しより時間制限が厳しい一斉入居。制限が多いことから、引越し業者や繁忙期などの時期によっては対応を断られる場合もあります。一斉入居期間が分かり次第、早めに見積もりを依頼するようにしてくださいね。
②一斉入居に関するルールを伝える
エントランスや共有部分の養生はどこの引越し業者が行うかなど、事前に決められている内容やルールを引越し業者に伝えます。
入居説明会などで配布される資料は、幹事会社に依頼することを前提に書かれている内容が多いので、見積もりを依頼する段階で、資料を提示するなどして一斉入居に関するルールを確認してもらうのがベスト。そうすれば、後で追加料金が発生するのを防ぐことができます。
③養生をしっかりしてもらえる引っ越し業者を選ぶ
せっかく購入した新築マンション、引っ越し作業時に床や壁などに傷が付けられてしまったら悲しいですよね。一斉入居では、エントランスやエレベーターなど共有部分は幹事会社が養生を行いますが、部屋の中は依頼した引越し業者が養生を行うため、しっかりと養生作業を行ってもらえるようところを選びましょう。
マンションの一斉入居は3~4月や年末など、引っ越し業界の繁忙期に行われることがよくあります。早めに見積もりを依頼しておかないと最悪の場合、引っ越し難民になってしまうことも考えられます。一斉入居の期間が指定されたら、早めに見積もりを依頼するようにしてください。
投稿日:2019/07/16
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