縮杢【ちぢみもく】

木目のなかでも「柾目」や「板目」にも分類されない、複雑な模様を描く装飾性の高い模様のことを「杢」といいますが、そのなかでも木目が波状に縮んでしわが寄ったように見えるもののこと。「ちぢれもく」または「縮緬杢（ちりめんもく）」「波状杢(はじょうもく)」とも呼ばれます。またその美しい木肌からバイオリンの製作に多く用いられ「バイオリン杢」とも言われたりします。トチノキ、シカモア、カエデなどに見られる木目です。