選手村マンションで話題の「勝どき」の魅力や住みやすさ、マンション価格を調べてみた！
こんにちは！ mikuです。
2020年東京大会の選手村（東京都中央区）は、大会後に分譲・賃貸合わせて5,000戸以上もの住宅を擁する広大な「街」となる予定です。その詳細が先日発表され話題となりました。竣工は数年先となりますが、今から注目している方も多いのではないでしょうか（私もその一人です）。
その最寄り駅となる都営大江戸線「勝どき」駅には、既にたくさんのタワーマンションが建設されていますし、選手村跡地以外にも大規模マンションの建設が予定されています。そこで今回は、どんな街か、住みやすさはどうか、いろいろ紹介したいと思います！
■選手村跡地の開発について紹介した記事はこちら
「晴海選手村予定地のまちづくりオープンハウス＆環状2号線施設見学会に行ってきました！」
■2019年10月26日追記：
HARUMI FLAGのモデルルームに行ってきました！（WoMansion）
■選手村跡地に分譲されるマンション「HARUMI FLAG」については こちら
目次
注目すべきは「バス」！ 勝どきの交通アクセス事情
「勝どき」駅は、都営大江戸線で「大門」駅から3つ目の駅です。都内の主要駅へは以下のような所要時間となっています。マンションの広告等で紹介されている交通の情報はほとんどが電車の「乗車時間」で、乗り換え時間は含まれていません。そこでここでは、「乗車時間」と「所要時間」を調べてみました。（※1）
大江戸線って、ホームも地下深いところにあるので、便利な路線という印象を持っている方は少ないかもしれません。「勝どき」駅は特にこの大江戸線1線しか通っていないので、利便性のイメージはあまり良くないのかも…。
でも勝どきの交通面での魅力は、実は「バス」にあると思っています。駅の周辺には、東京駅、新橋駅、四谷駅、豊洲駅、亀戸駅、とうきょうスカイツリー駅などへ行くバス停があり、特に東京駅（丸ノ内口）行きのバスは平日朝7時～9時の時間帯で10本以上あるなど、とても便利！ しかもこの便は築地・銀座・有楽町を通るため、このエリア勤務の人にも、休日に買い物に出かけるにも、とても快適なんです。
勝どきに住んでいる友人も、「実際に住むまでこんなにバスが充実しているとは知らなかった」と話していました！
確かに、マンションなどの広告でアピールされているのは主に電車アクセスで、たまにタクシーもありますね。ちょっと勝どき駅周辺で分譲中のマンション公式ホームページを見てみましたが、このバス便の充実について打ち出しているものはありませんでした（もったいない…）。
前述の友人は「大江戸線だけだと正直あまり便利とは思わないけど、バスがあるから本当に快適。東京駅までだいたい20分ぐらいで着くし、都心に住んでいるんだなぁって実感する」と言っていました。
確かに、銀座や豊洲（ららぽーとでお買い物！）には自転車でも15分程度ですし、平日に銀座で食事をして歩いて帰るなんてこともできますからね（だいたい30分程度）！
勝どき駅前の交差点。駅直結のタワーマンションと、飲食店などが多く集まっています
日本最大級規模のマルシェが毎月開催！ 「食」にも困りません
勝どき駅直結のマンションの低層階には、スーパーや飲食店、ドラッグストアなど複数の店舗が入っています。お寿司や居酒屋、焼肉、ラーメン、カフェ、チェーン系のうどん屋さんやファミレスなど種類も比較的豊富です。
駅周辺以外にもスーパーは点在しているので、日々のお買い物に困ることは少なそう。
また、「晴海トリトンスクエア」には「ザ・ダイソー」や「プラザ」、その他飲食店もたくさん入っています！
勝どき自体は飲食店がすごく充実している街とは言にくいと思いますが、ちょっと会社帰りに気軽に立ち寄れるチェーン店も個人経営のお店も選択肢はあり、シーンによって使い分けることはできると思います。
また、駅から地上に上がったところにある「月島第二児童公園」では、毎月1回、土日に「太陽のマルシェ」が開催されています！
日本最大級規模を謳う都市型マルシェで、カレーやBBQグリル、スムージーなどを売るフードトラックや、有機野菜、お味噌やドレッシングからアクセサリーなどなど、本当に様々なお店が全国から出店し、すごい活気です。
ランチプレートをテイクアウトをしていく若い人やベンチに座ってランチを楽しむファミリーなども多く見られ、地元の人たちの生活にも根付いている感じ。毎月かなりの賑わいを見せています。
注目の新築マンションを紹介！
もとは「下町」の雰囲気が強かった勝どきですが、この10年ぐらいの間に大規模なタワーマンションが多く建設され、今後もさらに何棟も建設が予定されている「タワーマンション銀座」とも表現できそう。
現在分譲中の「勝どき」駅が最寄りの新築マンションを見ていきましょう。
１．HARUMI FLAG
＜概要＞
駅からの距離：徒歩17分～22分
総戸数：2,690戸（4・5・6街区合計 ※5・6街区は第一工区）
階数：14階建て～18階建て
入居時期：2023年3月下旬予定
分譲主：三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社 その他合計10社
選手村として使用された建物の内装を新たに改装し、分譲されるマンション。
板状型の棟、タワー棟など複数の棟に分かれ、賃貸も合わせれば5,000戸超にもなる本当に大きな「街」になります。
街の中には学校や商業施設も建設される予定。その規模感を感じられますよね。個人的には今もっとも注目している、わくわくする大規模プロジェクトです！
東京BRTの停留所も街の中に設置予定ということで、現状でネックとなる駅までの移動時間がどの程度解消されるのか、そして価格が注目ですね。
このマンション全体が完成するころには、勝どきの街の様子も今とは大きく変わっているんだろうなぁと思います。
→「HARUMI FLAG」のモデルルーム見学レポートはこちら
※まちづくりについて詳しくはこちら： 「晴海選手村予定地のまちづくりオープンハウス＆環状2号線施設見学会に行ってきました！」
２．DEUX TOURS（ドゥ・トゥール）
＜概要＞
駅からの距離：徒歩9分
総戸数：1,450戸
階数：52階建て
入居時期：完成済み
分譲主：住友不動産株式会社
→モデルルーム見学レポートはこちら
住友不動産さんらしい、重厚感と高級感のある免震ツインタワー。
まるでホテルのようなグランドエントランス、スパ＆サウナ、お酒や軽食も楽しめるビューラウンジなど、大規模タワーマンションならではの充実した共用施設も大きな魅力で、大人向けな雰囲気のマンションだなぁと思います（もちろん、ファミリーも多く暮らしています）。
海を望む眺望もすばらしく、まさに「湾岸のタワーマンション」といった感じ。
1階に24時間営業のスーパーが入っているほか、新橋駅までマンション居住者限定のシャトルバスが走っていたりと、様々なメリットを享受できます。
３．ネベル勝どき
＜概要＞
駅からの距離：徒歩5分
総戸数：26戸
階数：10階建て
入居時期：2019年6月下旬予定
分譲主：株式会社タカラレーベン
タワーマンションが目立つ勝どきでは、現状ちょっと珍しさを感じるコンパクトマンションです。1LDK・2LDKの間取りなのでシングル～DINKSが主な購入層となるでしょう。1LDKでも40m2以上と、最近のコンパクトマンションの中ではお部屋の面積をゆったり取っています。
勝どきの中古マンション価格は！？
「勝どき」駅周辺の、中古マンションの価格情報をご紹介します。
■ファミリータイプ（3LDK～）
・晴海テラス／駅徒歩10分 3LDK、60.45m2 2009年3月築 18階/北西向き 5,980万円 坪単価327.1万円
・クレストシティレジデンス／駅徒歩7分 3SLDK、76.53m2 2007年3月築 3階/南西向き 5,380万円 坪単価232.3万円
・ジオ勝どき／駅徒歩3分 3LDK、71.46m2 2014年9月築 3階/南西向き 6,600万円 坪単価305.4万円
・THE TOKYO TOWERS SEA TOWER／勝どき駅徒歩5分 3LDK、77.08m2 2008年1月築 5階/北東向き 7,780万円 坪単価333.7万円
■シングル・DINKSタイプ（1K～2LDK）
・グレーシア勝どき／勝どき駅徒歩2分 2LDK、52.40m2 2014年10月築 4階/南西向き 4,799万円 坪単価302.7万円
・DEUX TOURS／勝どき駅徒歩9分 1LDK、44.85m2 2015年9月築 43階/北向き 5,690万円 坪単価419.6万円
※2018年12月7日現在、LIFULL HOME’Sに掲載中の物件情報よりピックアップして紹介しています。
※中古物件の相場価格はあくまで参考であり、時期やマンションのグレードによって変わります。
中古マンションの購入を検討されている方は、参考にしてください！
【まとめ】シングルからファミリーまで暮らしやすい、「職住近接」が叶う街！
ひとつ課題かなと思うのは、今後予定されているマンション供給量に対して、駅のキャパシティが耐えられるのかなということ。
既にキャパオーバーとも言われているものの、現状は勝どき在住の友人曰く「むしろ勝どきから乗る大江戸線は上りも下りも空いていて快適」のようです（通勤時間帯にもよるかもしれません。が、それ以外の時間帯もだいたい座れるので「もう満員電車は無理」と語っていました！）。
現在、ホームの増設工事が行われていて2018年度中に利用開始予定のようですが、数千戸の供給を控えていることを考えると、足りるのかどうかは個人的に気になります。
勝どきというとタワーマンションが多いからか、それとも下町の印象が強いからか、「ファミリーの街」というイメージを持たれやすいと思います。
でも、都心に近い「職住近接」ができるという意味では、働くシングル・DINKSもとても住みやすい街だと思います。
友人も女性で一人暮らしをしているのですが、「たぶんファミリーの方が多いけど、シングルも、何をするにも不自由しなくて快適。
とにかく銀座や東京など都心に近いというのが便利で、でも都会すぎず、すごく暮らし心地がいいよ」と話してくれました。
シングル・DINKSにとってはちょっと穴場的なエリアかもしれないですよね。
湾岸エリアの住民としても、マンション好きとしても、これから気になる大規模マンションの建設が予定されている勝どき。引き続き注目していきます！
水辺×タワーマンションは、今や勝どきを象徴するような景色だなぁと思います
（※1）記載の運行情報は、運行情報サービス「ジョルダン」にて、平日朝8時に勝どき駅を出発した場合の乗車時間、所要時間を検索。「乗換1回」以内で所要時間の最も短いルートを記載しています（2018年12月時点の情報です）。混雑状況や電車の遅延等により、実際には上記よりかかる場合もあります。
「勝どき」駅のマンション一覧はこちらをご確認ください。
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