【ホームズ】シングル向けマンションの「間取り」の選び方 ~シングルのマンション購入基本の“き”「WoMansion」-価格・間取りなどのマンション情報|新築マンション・分譲マンション情報

シングル向けマンションの「間取り」の選び方 ~シングルのマンション購入基本の“き”

シングル向けマンションの「間取り」の選び方 ~シングルのマンション購入基本の“き”

女性にやさしいマンション情報「WoMansion」は、女性ライターが新築分譲マンションのモデルルームを訪問し、見たこと、聞いたこと、感じたことをそのまま紹介します。


こんにちは! mikuです。
マンションを購入しようと考えたときに、気になることは色々とあるけれどやっぱり「間取り」はとっても重要。でも、どれも同じように見えたり、どんな間取りが使いやすいのかよくわからなかったりすることもきっとあるはず。
そこで、モデルルーム見学を重ねて知った、シングル向けのコンパクトマンションの間取りの傾向や特徴と選び方、おすすめのポイントなどを紹介します!

特にチェックしたい3つのポイント

単身者の住まい選びのなかでも特にチェックしておきたい、「収納・キッチン・日当たり」について、それぞれのチェックポイントを解説します。


■収納
特にミニマリストでない限り、やっぱり収納は大きい方がベターだと考えます!
「ウォークインクローゼット」があるマンションは一般的ですが、場合によっては使いにくい(≒実は収納力が低い)場合もあるので、「ウォークインクローゼットがある」だけで満足するのではなく、広さや使い勝手もしっかり確認したいですね。
例えば、ハンガーパイプ1本だけの物よりも、高さを変えて2本設置されていたり、可動式の棚があれば荷物の量や大きさに応じて無駄なくスペースを使いやすいです。
また、何も置けない床が広いと収納としてはデッドスペースになってしまうので、床にも衣装ケースなどを効率よく置ける奥行があるか、なども想像しながら、いつもモデルルームを見学しています。


また、服だけでなく夏場にしまう羽毛布団や来客用の布団、スーツケース(サイズ違いで複数持っている人も多いはず。ちなみに私は大中小と3つあります)、クリスマスツリーなどなど、大きい荷物って意外にあるんですよね。
それらを収納する場所があるかチェックするのもぜひ忘れずに。
クローゼット内の天井高があれば上部の棚に収納できたりしますし、クローゼットの他に、納戸や大きめの収納棚があるとベストです(コンパクトマンションの場合はあまり多くないですが…)。
いろいろしまっておける収納がしっかりあれば、あまりモノが多くない、すっきり広い部屋に見せられる効果もありますよね。


■キッチン
シングル向けのマンションに多いのは、「対面キッチン」と「壁付けキッチン」。 個人的には対面キッチンが好きです。なぜなら料理や洗い物をしながらテレビを見られたり、遊びに来てくれた友達と会話をしやすいから。
一方で、細長い縦型のLDKに対面キッチンを設置しようとすると、キッチンの幅が狭いということもあります(人気の対面型にするために、実はキッチンの幅がとても狭い…という間取りもよくあります)。
キッチンの幅が小さいと、食材を切るなど下ごしらえしたり、調理過程のものを置くワークスペースが小さくなるというデメリットが。これは料理の効率に大きく影響してくるので結構大事なポイントで、ここを広く取れているキッチンを見ると、自然にテンションが上がります!


一方で壁付けキッチンは、その制約が比較的少なく、ゆったりしたキッチンを設置できているケースも多い印象です。
また、LDKの空間をムダなく使えるというメリットもあります。
デメリットとしては、リビングと空間を隔てるものがないので、キッチンが丸見えになりがちなことや、料理の匂いがリビングに広がりやすくなります。


■日当たり
日本は「南向き信仰」が強いと言われます。確かに南向きは一日を通して明るい時間が最も長く、気持ちよく過ごすことができると思いますが、価格が高めに設定されていることも多いです。
もちろん、実際は物件周辺の建物の高さなどによって異なりますが、それぞれの方角について、メリット・デメリットについて、これまでの経験から考えてみました。


<北向き>
太陽光による「日当たり」は一日を通して確保しにくく、そのため他の向きよりも価格を抑え目に設定されていることが多いです。
しかし一日中真っ暗かというとそういうわけでもなく、窓から明るさは取り入れることができるので、晴れていれば北向きと思えないぐらいの明るさに驚くこともあります(部屋の奥に入り、窓から遠くなるにつれ、暗くなりますが…)。
大規模マンションの中で、シングル向けのコンパクト住戸だけ北向き、というケースも多く見かけます。


<東向き>
とにかく朝が明るいので、毎朝たっぷりの光を浴びて起き、身支度をしたい人におすすめです。
東向きの部屋に住んでいた時は、これで毎朝フレッシュな気持ちで出かける準備ができていました。
ただし、昼前ぐらい以降はずっと、お部屋が暗めになってしまうのはネックです。


<西向き>
朝は陽射しが入りませんが、昼過ぎ~夕方にかけてとても明るくなります。
私は東向き西向き両方の部屋に住んだことがありますが、どちらかというと西向きの方が好きですね! 西日を懸念する人も多いですが、個人的にはそれほど気にならなかったです(家具やクロスの日焼け防止のために窓にUVカットフィルムを貼りました)。
それよりも、休日の午前中に家事を終えて、午後に寛いでいる時にお部屋が明るいのが心地よくてとても気に入りました!


どの向きでも、メリット・デメリットそれぞれありますし、感じ方は人それぞれ。
普段活動する時間に合わせて、どれがベストか考えてみてくださいね!
例えば既に完成しているマンションを具体的に検討する場合は、時間を変えて見学してみるというのもおすすめします。

シングルのマンション購入「間取」日当たり

朝にたっぷりの光が入る方がいい、日中が明るい方がいい…日当たりを選ぶにも、それぞれ好みがあると思います

間取り事例①:リビングの隣に寝室がある間取り

ここからは、最近のコンパクトマンションに多い1LDKの間取りを例に挙げて特長を紹介します!


まず1つ目は、バルコニー側に向いてLDKと寝室が並ぶ、比較的オーソドックスな間取りです。

リビングの隣に寝室がある間取り

リビングの隣に寝室がある間取り

この間取りは対面キッチンであることが多く、キッチンのスペースを比較的広く確保できる特長があります。お料理がしやすいですね(ただし先述の通り、細長い形のお部屋の場合、キッチンの幅自体は狭いこともあります)。
一方で、LDKの入り口ドアからキッチン横の部分は通路状になり、デッドスペースになっていることも多いです。
「LDK●畳」とあっても、このデッドスペース分も含まれているので実際に使える面積は表示より小さくなることに注意が必要です。


こうしたLDKが縦長のタイプは、ダイニングセットやソファセットを配置しやすいことも魅力です。
大きなダイニングセットを置くのが難しければ、カウンターのような細長いテーブルをキッチンと向かい合うように置いて使えば省スペースに!
スペースの問題といえば、このタイプでは、ダイニングテーブルとソファを置いたらテレビ台を置くスペースが無い…という「テレビを置いていない」モデルルームも結構よく見かけます。全くテレビを見ない派ならいいかもしれませんが、私のようなテレビっ子としてはなかなか困るところ。そんな風に、実際の生活も想像しながら見学してみてください。


このタイプの寝室は、私が最近多く見学している首都圏のコンパクトマンションでは、3~4畳ぐらいの広さが多いです。
このくらいだと、シングルベッドやセミダブルベッドを置けるぐらいの広さかと思いますが、個人的には、せっかく家を買うならセミダブル以上のサイズにしたいなと思うので、モデルルーム見学の際は必ず「ベッドはどのくらいの大きさが置けるか」をチェックしています。
仮に今、予定が無かったとしても、パートナーが泊まりに来たり一緒に暮らすことになるかも…ということも考えますし、一人で眠るにも、広いベッドはやっぱりとても快適です!

間取り事例②:縦にLDKと寝室が並ぶ間取り

2つ目の間取り事例は、こちら。玄関⇒LDK⇒寝室の順に、縦にお部屋が並びます。

縦にLDKと寝室が並ぶ間取り

縦にLDKと寝室が並ぶ間取り

このタイプの間取りは、キッチンは壁付けのタイプが多いです。
LDKの面積を、その分むだなく広く使えることがメリットです。
一方デメリットは、縦長のリビングと比べると、それぞれ独立したダイニングセット・ソファセットのレイアウトが難しいこと(もちろん広さやリビングの形状によります)。
その場合は、ちょっと高さのある硬めのソファを採用してテーブルを置き、くつろぎスペースとダイニングテーブルを兼用してしまう賢いレイアウトがおすすめです(モデルルームで学びました!)。

また、角部屋でない限り、真ん中に位置するLDKに光が入らなくなってしまうのはデメリットです。
一方で、寝室は大きく窓を取りやすいですね。東向きで、朝の光で目を覚ましたいという人にはおすすめです。

【まとめ】

日々いろいろなマンションの見学をしていますが、2018年現在、コンパクトマンションの間取りは上記のような2つのパターンに似ているものがとても多い印象です。また、マンションの価格高騰により専有面積もどんどんコンパクトになる傾向にあり、30m2台前半の1LDK、というタイプも、少なくとも都内ではとても多くなってきています。


そうしたコンパクトなお部屋に置くための、シングル用の家具というのも開発されています(ソファの下が収納になっているものとか!)し、コンパクトな部屋ほど、モデルルームのインテリアは参考になると思います。ぜひ、そうした視点でもモデルルームの見学を楽しみながら検討してほしいですね。


似たような形の間取りでも、実は広さや収納の位置・大きさ、置きたい家具などによって使い勝手は変わってきます。自分の普段のライフスタイルや、あるいは「新居でこんな生活をしたい!」と 具体的にイメージして家具の配置や動線を考え、それに合った間取りかどうかを吟味することが、間取り選びのポイントです!


※掲載の間取りは、間取りツール「マドリックス」を用いて作成しています。


公開日: / 更新日:

執筆者

miku

miku WoMansion編集部

湾岸エリアのマンションを購入して一人暮らし中のアラサーOL。いわゆる”バリキャリ系”というわけではない。マンションを購入してみたらQOL(Quality of Life)がすごく上がったので、住まいが生活を豊かにすることをみんなに伝えたい。もともと不動産会社に勤めており、宅地建物取引士の資格を持っていることもあってマンションに限らず不動産全般が好き。

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