私は、7歳と4歳の子どもがいる4人家族。
狭いながらも間取りは4LDKで、金額と立地が理想的だったのでここにしたのですが、造りつけの収納がとにかく少ないわが家…。リビング収納もありませんし、リビング横にある和室の押入れは半間だけ。キッチンのパントリーや、シューズクロークなどの設備ももちろんありません。
当初は収納が少ないことに不満を感じたり、広いお家を羨ましいと思ったりしましたが、そんな中で、「狭い家でも、少しでもすっきりと心地よく過ごせるようにしたい」と思うようになったのが、収納を整え始めたきっかけでした。
そんな時、最初に手に取ったのが、ダイソーのシンプルな「積み重ねボックス」。キッチンの引き出しを整理したくて購入したところ、この積み重ねボックスで分類することで、驚くほどすっきりと使いやすくなったのです。
100円なので、同じボックスを複数そろえる時でもお財布に優しいのも魅力。100円ショップの収納グッズは、今ではすっかり、収納の少ないわが家の強い味方です。
- たくさんある商品から本当に使えるものを選ぶ
- 「入れたいもの」「置きたい場所」を決めて、サイズを確認してから買う
- 「シンプルで使い回せる」「後からでも買い足しできそうなもの」を選ぶ
- 100円ショップのグッズで叶えるスッキリ収納実例10選
- ①テーブルの上をすっきり見せたい「テーブル裏収納」
- ②空間を無駄にしない「2段収納」
- ③「浮かせる収納」でコップを張り付ける
- ④「仕切りボックス」で子どものおもちゃもすっきり収納
- ⑤「つっぱり棒」で洗面台下のデッドスペースを生かす
- ⑥キッチンの引き出しは「積み重ねボックス」で見やすく・管理しやすく
- ⑦「スタンドファイルボックス」で立てる収納がぐんと使いやすく
- ⑧「仕切り」活用アイデア(食器棚編)
- ⑨「仕切り」活用アイデア(衣類編)
- ⑩積み重ねボックスが万能!活用アイデアまとめ
- 収納がうまくいけば気持ちもスッキリ
- やみくもに収納グッズを買うのではなく、本当に使えるものを選んで上手に活用しよう
- スペースをうまく活用すれば、収納が狭くてもすっきり暮らせる
たくさんある商品から本当に使えるものを選ぶ
100円ショップに行くと、本当にたくさんの収納グッズがあります。おしゃれな新商品もどんどん出てきますし、インスタやブログですっきりと美しく収納されているのを見ると、ついつい買いたくなってしまうことも。
でも、「とりあえず買い」はちょっと待って! 「インスタできれいに整理されていたから」「安いから」などの理由でとりあえず買いしてしまうと、自分の家には合わず使えなかった…となってしまう可能性もあります。購入前には、以下のポイントを参考にしてみてくださいね。
「入れたいもの」「置きたい場所」を決めて、サイズを確認してから買う
SNSでいくらすっきり整えられていても、そのお家と自宅では、収納スペースのサイズも違いますし、入れたいものも違います。「収納グッズを買ってから入れるものを決める」のではなく、「入れたいものがあるから収納グッズを買う」ようにしましょう。
また、購入する時には、置きたい場所と入れたいもののサイズを採寸し、そのサイズに合う収納グッズを選ぶようにすると、失敗しません。
「シンプルで使い回せる」「後からでも買い足しできそうなもの」を選ぶ
暮らしは変化するもの。なので、今は必要な収納グッズでも、後になって不要になるものもあります。子どものおもちゃ収納などもそうですよね。
収納グッズが不要になった時に、「他の場所で使い回せる」というのは大きな魅力です。例えば、おもちゃ収納にシンプルな積み重ねボックスを使っていれば、おもちゃが不要になった時には洗面所で掃除グッズ収納に使う…というように他の場所で生かすことができ、ムダになりません。
また、積み重ねボックスのように長く定番で販売されているものなら、後から追加したくなった時に買い足すことができるので、さらに使い回しの幅が広がります。収納ボックスを買う時は、なるべくシンプルで、長く販売されているグッズを選ぶのがオススメです。
100円ショップのグッズで叶えるスッキリ収納実例10選
私が実践している100円ショップのグッズを使った収納術をご紹介します。
①テーブルの上をすっきり見せたい「テーブル裏収納」
ダイニングテーブルの上は、なるべくすっきりと広く使えるようにしておきたいですよね。
そんな時に便利なのが、セリアの「壁ピタ」というアイテム。ティッシュのボックスを挟んで固定できる便利グッズで、わが家ではこの壁ピタをダイニングテーブルの裏に貼り付けて、ティッシュを浮かせておけるようにしています。
これならテーブルの上のモノを減らしてすっきりさせつつ、席に座ったままティッシュを取ることができる利便性も両立できますよ。
また、私はダイニングテーブルで子どもの学校の連絡帳にチェックしたり、書類に記入したりすることも多いので、よく使うペンとシャチハタもテーブル裏に浮かせる収納に。
こちらは、セリアの「マグネット取り付け用パネル」をテーブル裏に貼り付け、ペンとシャチハタにはミニマグネットを貼り付けて、マグネットでくっつけておけるようにしています。使いたい時に席を立たずにサッと手に取れ、戻すのも座ったままラクにできるので、出しっぱなしの防止にもなります。
②空間を無駄にしない「2段収納」
わが家は洗面所の収納が少ないため、洗面台の狭い鏡裏収納も貴重なスペース。
ここの鏡裏収納の棚にはマウスピースを置いているのですが、高さがあまってスペースがムダになっていたので、上下2段に分割できるようにコの字棚を自作しました。
材料はダイソーのプラダン(=プラスチックダンボール)で、カッターで棚に合うサイズにカットして折り曲げるだけ。
強度はそれほどないのであまり重いものはのせられませんが、このようなちょっとしたスペースを上下に分割して有効活用するのに便利です。
③「浮かせる収納」でコップを張り付ける
洗面台まわりは、カビや水垢汚れも気になりやすい場所なので、なるべく掃除しやすく整えておきたいですよね。
そんな時に便利なのが「浮かせる収納」です。わが家では、コップの底と洗面台にそれぞれ100円ショップのマグネットを貼り付けて、逆さまにくっつけておけるようにしています。
これならコップの水切れもよく衛生的で、洗面台に置くものが減ってすっきり掃除もしやすくなるので一石二鳥です。
④「仕切りボックス」で子どものおもちゃもすっきり収納
ダイソーの積み重ねボックスは、軽くて持ち手付きなので小さな子どもにも扱いやすく、おもちゃの投げ込み収納にもぴったり。サイズ展開が豊富なので、入れたいおもちゃの量や大きさによってちょうどいいサイズのボックスを選べるのも利点です。
また、ダイソーやセリアには仕切り付きのボックスもそろっているので、細かいおもちゃを分類して整理するのに重宝します。
⑤「つっぱり棒」で洗面台下のデッドスペースを生かす
わが家の洗面台下の収納は観音開きタイプで、引き出しやファイルボックスなどを使って整理しています。が、奥の配管の都合で、右側のファイルボックス上の空間が生かせず余ってしまっている状態でした。
そこで使ったのが、ダイソーのつっぱり棒と、吊り下げラックの組み合わせ。天井近くにつっぱり棒を設置して、そこに吊り下げラックを引っかけることで、収納スペースとして使えるようになりました。つっぱり棒+吊り下げラックは、デッドスペースを活用するのに便利な組み合わせです。
⑥キッチンの引き出しは「積み重ねボックス」で見やすく・管理しやすく
レトルト食品や乾物、調味料など、たくさんのものが集まるキッチン。
そのままポイポイと引き出しに入れるだけではごちゃごちゃしてしまいますが、そんな時に活躍するのが、ダイソーの「積み重ねボックス」です。スティック飲料や、レトルト食品の箱、かつおぶしのパックなどがちょうどぴったり収まるサイズで、買ってきた時にボックスに入れていくようにすれば、使う時に中身が一目で見渡せる収納に。
住所を決めることで食材が混ざり合うことなく、迷子を防ぐことができますよ。
⑦「スタンドファイルボックス」で立てる収納がぐんと使いやすく
立てる収納にオススメなのが、セリアのスタンドファイルボックス。
一般的なファイルボックスと違い、前面に立ち上がりがないのが特徴で、立てたものを取り出す時に、中身を持ち上げなくてもそのまま前にスッと引き出すことができます。なので、中身の出し入れがぐっとラクに! 紙袋を立てたり、ハンガーを立てて収納したりするのに便利です。
⑧「仕切り」活用アイデア(食器棚編)
食器棚の引き出しにお皿を収納する場合、引き出しを開け閉めした時にお皿が動いてぶつかってしまわないか心配…。
そんな時に便利なのが、100円ショップで購入できる仕切り板です。好きな長さにカットして組み合わせるだけで、ぴったりサイズの仕切りが作れるので、お皿の大きさに合わせて仕切っておけば、ぶつかり合うことなく安心して使えます。
⑨「仕切り」活用アイデア(衣類編)
ごちゃごちゃしがちな衣類の整理に効果大なのが、セリアの「整理収納仕切りケース」シリーズです。
ハンカチサイズ・靴下サイズなどいくつかサイズ展開があり、ごちゃごちゃしやすい小物をすっきりと立てて収納することができます。立てることで中身が見渡しやすく、選びやすくなるのでオススメですよ。
⑩積み重ねボックスが万能!活用アイデアまとめ
ダイソーの積み重ねボックスは、シンプルな形状で使い回しがしやすい上、数年前からずっと定番で販売されているので後から買い足しできるのも大きな魅力です。
前述のキッチン引き出し収納でも述べていたように、レトルト食品などが不思議とぴったり収まるサイズで、それ以外にも子どもの小さなふりかけや、歯ブラシなどの生活用品を入れておくのにもちょうどよく、家じゅうのあちこちで幅広く使えます。
また、引き出し内の仕切りとして使うのもオススメ! そのまま投げ込むだけだとごちゃごちゃしてしまう引き出しも、ボックスで仕切ることで中身が混ざり合わず、見渡しやすくなりますよ。
収納がうまくいけば気持ちもスッキリ
やみくもに収納グッズを買うのではなく、本当に使えるものを選んで上手に活用しよう
100円ショップの収納グッズは気軽に買えるのがメリットですが、「なんとなく使えそう」で買ってしまうと、使いたいと思っていた場所に使えず、ムダになってしまう可能性もあります。
SNSなどを見てやみくもに買うのではなく、「自分の家に合っているか?」「自分が入れたいものが使いやすく出し入れできるか?」という点をしっかり考えてから取り入れてみてくださいね!
また、最初はまとめ買いせず、ひとまず1~2個購入して様子を見てみるのもオススメです。
スペースをうまく活用すれば、収納が狭くてもすっきり暮らせる
当初は、「もっと家が広ければ…」「もっと収納が広ければ…」と考えていた私。しかし収納が狭くても、デッドスペースをうまく活用したり、浮かせる収納にしたりと、ちょっとした工夫ですっきりした暮らしに近づけることができると今では実感しています。
狭い家に暮らすことで、持ち物も本当に必要なものを厳選して持つようになり、暮らしがシンプルになったというメリットも。
家が狭くても、収納が狭くても大丈夫! 手軽に取り入れられる100円グッズをうまく利用しながら、すっきりと快適に過ごせるお家を目指してみてくださいね。