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「IHコンロ」で料理を美味しく作るコツは?IH初心者でも簡単にできるポイント
「IHコンロ」で料理を美味しく作るコツは?IH初心者でも簡単にできるポイント

「IHコンロ」で料理を美味しく作るコツは?IH初心者でも簡単にできるポイント

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「IHコンロを使いこなせていない」「新築はガスにしようかIHコンロにしようか悩んでいる…」「IHコンロで美味しい料理を作れるようになりたい」という方は多いでしょう。

2020年度の環境省の調査(家庭部門の CO2排出実態統計調査)によると、IHコンロの普及率は25.4%。一戸建てに限定すると普及率33.8%となっており、一戸建ての約3軒に1軒はIHコンロを使用しています。

そのようなIHコンロですが、料理しにくいと思われている方もいるのではないでしょうか。IHコンロは、コツさえつかめばガスと遜色なく簡単に美味しい料理を作ることが可能です。私自身、2016年に新築を購入したタイミングでガスからIHコンロに変えたのですが、効率よく料理を楽しめています。

この記事では、IH料理歴5年以上の私がIHコンロで美味しく料理を作るコツについて紹介します。

IHコンロについて知ろう

IHコンロとは?

IHとは“induction heating”の略で、日本語では「電磁誘導加熱」となります。IHコンロは、内部の金属に電流を流すことで磁力線を発生させガラス面の上の調理器具を発熱させる仕組みです。

IHコンロには、「ビルトイン型」「据置型」「卓上型」の3種類があります。ガスコンロと違い、火を使うことがないので、火災のリスクを抑えられることが大きな特徴です。

IHコンロの魅力

IHコンロには、ガスコンロとは異なる魅力がたくさん詰まっています。私が実際に使って感じているIHコンロの魅力は、以下の4つです。

・火力の調整が楽になった
・掃除が楽になった
・実はガスよりも火力が強いので時短につながった
・夏のキッチンが暑くなくなった

私は家を建てるときに、ギリギリまでIHコンロにしようかガスコンロにしようか悩みましたが、今ではIHコンロにしてよかったと感じています。

IHコンロに対応している鍋やフライパンとは

IHコンロは、内部の加熱コイルに電流を流し磁力線で鍋やフライパンなどの調理器具が発熱します。そのため、IHコンロに対応したフライパンや鍋でないと使えません。

性能が悪いフライパンや鍋を選んでしまうと、加熱ムラや焦げ付きなどが出てしまい、料理に影響を及ぼしてしまいます。IHコンロで上手に調理したいときには、鍋やフライパンなどの調理器具の選択が重要です。

IHコンロのメリット・デメリット

IHコンロのメリット

IHコンロの普及率は年々増加傾向にあります。実際に導入してみて私が感じたメリットは、以下の4つです。

安全性が高い

IHコンロは火を使わないのでガスコンロよりも安全性が高く、小さなお子さんと料理をするときも安心です。 ただし、調理後の天板は高熱になっています。フラットな分お子さんやペットが触れてやけどしてしまうケースもあるため、注意しましょう。

掃除がしやすい

IHコンロにはガスコンロと違って、五徳などの付属品がありません。そのため、IHコンロはフルフラットになっており、吹きこぼれたときも一拭きできれいになります。キッチンは毎日使う場所であるため、汚れやすいです。汚れをため込んでしまうと、頑固な汚れとなってしまい、掃除が苦痛になることもありますがIHコンロであれば、掃除は一拭きで完了するため掃除が苦手な人でも苦痛に感じることがないでしょう。

実はガスよりも高火力である

高火力がメリットのIHコンロは、水を沸かすのもあっという間です。機種にもよりますが、鍋のスイッチを入れて1分後には小さな泡が鍋底にでき始めるくらい、すぐに湯を沸かせます。

時短になる

IHコンロは時短にも大活躍のアイテムです。自動調理機能やタイマー設定を活用することで、鍋に付きっきりにならなくてよくなるため、別の調理作業をしたり、食器の片付けをしたりなど料理の時間を効率よく活用できています。

IHコンロのデメリット

一方のデメリットには、以下の3つがあります。

専用の調理器具が必要

IHコンロは磁力を使って調理器具を温めるため、専用の鍋やフライパンが必要になります。引越しのタイミングでガスコンロからIHコンロに変わった場合には、今まで使っていた鍋やフライパンが使えなくなる可能性があるので注意しましょう。

停電時に使えない

ガスが熱源であるガスコンロとは違い、IHコンロは電力を熱源としています。そのため、災害などで停電した際には、IHコンロを使用できません。したがって、カセットコンロを用意するなどして、停電時に備えておく必要があります。

フライパンをヒーター部分から離して使えない

料理中は、鍋やフライパンをヒーター部分から離せないことをデメリットに感じる方もいらっしゃるでしょう。実際に使用している私も、炒め物などでフライパンを振れないのは気になる点でもあります。

IHコンロは、フライパンとIHコンロが接することで発熱します。料理中にフライパンを振ると、IHコンロと離れてしまうため、フライパンが発熱しなくなってしまうのです。

IHコンロで料理するときのコツ

IHコンロで揚げ物をするときのコツ

IHコンロで揚げ物をする際には、揚げ物モードで行います(※揚げ物モードのない製品もあります)。揚げ物モードとは、センサーによって油の温度調整機能が働くようになっていて、油の温度を一定に保ってくれる機能です。

揚げ物をするときに注意するポイントは、食材を入れるときに一時的に油の温度が下がってしまうことです。特に、冷凍したままの食材を一気に入れてしまうと、油の温度が急激に下降してしまい、揚げ物がうまくいきません。しかし、IHコンロの揚げ物モードを使用すると、食材を入れて油の温度が一時的に下がっても、すぐに設定の温度まで油の温度を上げてくれるので、便利です。

IHコンロで揚げ物をするときのコツは、食材を裏返すタイミングを少し早めにすること。IHコンロの使用中は、鍋底の温度が1番高くなります。そのため裏返すタイミングが遅くなると、焦げ付きの原因になるので気をつけましょう。

IHコンロで炒め物をするときのコツ

IHコンロは、ガスコンロと比べて鍋やフライパンの温度が上昇するのが早い傾向にあります。そのため、炒め物をする際は、食材を入れる前の加熱を短くするのがコツです。ある程度フライパンの加熱ができたら、素早く食材を入れましょう。

炒め物は食材を多く入れ過ぎてしまうと、焦げ付きの原因となります。食材は少なめに入れるか、大きめの鍋やフライパンを使うようにするのがおすすめです。

IHコンロはガスコンロに比べて、火力が強くなっています。強い火力で炒め物をしてしまうと、焦げやすくなるので、火力を少し弱めて調理するのが、IHコンロで炒め物を美味しく作るコツです。

IHコンロで煮物をするときのコツ

IHコンロは鍋底の温度が1番高くなるため、火力の設定を強めにしてしまうと、鍋底が焦げ付きやすいです。IHコンロで美味しい煮物を作るためには、弱い火力でゆっくりと煮るのがコツです。長時間煮込む場合には、タイマー機能を利用しましょう。

鍋底の焦げ付きを防ぐために、調理中はときどき鍋底からかき混ぜる必要があります。IHコンロは煮込み料理に特に適していますので、うまく使いこなして、美味しい煮物を作ってみてください。

IHコンロで茹でるときのコツ

IHコンロで食材を茹でるときは、食材を入れた後の吹きこぼれに注意しなくてはいけません。IHは高火力なので、最大火力で温めると、あっという間にお湯が沸きます。

強い火力のまま食材を入れてしまうと、吹きこぼれの原因となってしまうので注意しましょう。食材を入れる前に火力を弱めておけば、吹きこぼれを防止できます。

食材によって火力の調整を行うと、茹でた食材がさらに美味しくなります。例えば、葉物類を茹でる場合には、吹きこぼれに注意しながら火力はやや強めに設定し、手早く茹でましょう。一方で、根菜類は、ゆっくりと火を通した方が美味しく仕上がるため、火力を少し弱めに設定して茹でてみてくださいね。

IHコンロの便利な機能を使おう

IHコンロには、便利な機能がたくさんあるところが魅力です。ここでは、IHコンロで活用して欲しい便利な機能を2つ紹介します。

IHコンロの便利な機能(1)タイマー機能

IHコンロの魅力の1つがタイマー機能です(※製品によって異なります)。このタイマー機能を上手に活用することで、料理の効率が格段に上がります。

例えば、タイマー機能付きのIHコンロで10分のタイマーをセットすると、10分経過したタイミングで自動的に加熱をストップしてくれます。調理時間をタイマーに任せれば、加熱し過ぎることはないので、安心してその時間を他の調理作業に当てることが可能です。

IHコンロの便利な機能(2)自動調理機能

IHコンロには、自動調理機能が付いているものが多くあります。ここでは、2つの自動調理機能について紹介します。

1つめの自動調理機能は、炊飯モードです。トッププレートやグリルでご飯を炊けるようになっています。適切な分量のお米と水を鍋にセットして炊飯モードで調理するだけで、その後の細かい火力の調整などは必要ありません。ほとんど手間がかからないのに、美味しいお米が炊き上がります。

2つめの自動調理機能は、グリルの自動調理モードです。グリルで魚を焼くときにどのくらい焼き上げればよいのかと悩まれる方も多いのではないでしょうか。グリルの自動調理モードを使えば、魚の焼き時間に悩む必要がなくなります。

切り身や姿焼き、干物など細かな設定があるため、焼く魚に応じた設定をすることでグリルが自動で温度調整してくれるので、美味しく焼き上がります。

IHコンロのある住まいでの暮らし

IHコンロがおすすめな人

ここからは、IHコンロが向いている人についてご紹介します。

共働きや子育て世帯

共働きや子育て中の家庭にとって、日々の家事が時短できるというのは、うれしいポイントではないでしょうか。火力の強いIHコンロを活用することで、毎日の料理にかかる時間を短縮できます。時間に余裕ができれば、家族でコミュニケーションをとる時間を確保しやすくなります。

IHコンロは火を使わないため、小さなお子さんとの料理も安心して楽しめるでしょう。周りのものに火が燃え移る心配もありません。

調理後の掃除が苦手な人

フルフラットであるIHコンロは、掃除が非常に簡単です。ガスコンロのように五徳などの付属品がないので、料理中に吹きこぼれや油はねがあっても、IHコンロなら一拭きできれいになります。毎日料理をする人にとっては、掃除が楽な点はとてもうれしい要素といえるでしょう。

IHコンロ付きの物件を探してみよう

わが家は、マイホームにIHコンロを設置しましたが、賃貸物件でもIHコンロを選択できます。

家事の時短を叶えたい方、IHコンロを試してみたい方はLIFULL HOLME’Sの賃貸サイトで「IHコンロ」付きの物件を探してみてはいかがでしょうか。

IHコンロを使いこなして暮らしを楽しもう

IHコンロはガスコンロと使い勝手が違うため、うまく料理ができないと思われている方も多いのではないでしょうか。IHコンロはコツさえつかんでしまえば、簡単に美味しい料理を作れます。さらに、IHコンロは安全性が高く、掃除も楽にできるなどのたくさんの魅力があります

みなさんも、IHコンロのある住まいで楽しく効率よく生活してみませんか。

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