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半身浴の効果を上げるには? 美容ライターの入浴法を取り入れた暮らし
半身浴の効果を上げるには? 美容ライターの入浴法を取り入れた暮らし

半身浴の効果を上げるには? 美容ライターの入浴法を取り入れた暮らし

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私は職場から近いお部屋で一人暮らしをしています。
仕事が忙しく「少しでも早く帰りたい」という思いから、会社との往復だけで特に寄り道もせずに帰宅する日々です。

そんな私の毎晩の楽しみは、一人でのんびり過ごすお風呂タイム。

仕事がお休みの日には“プチ贅沢”を味わうために、明るいうちから半身浴を楽しむことも。心も身体もリフレッシュできて、日頃の疲れが飛んでいく感覚は至福のひとときです。

嬉しいことに、毎日湯船に浸かるようになってからは、身体の不調はもちろんのこと、お肌のトラブルが激減。

長年悩んでいたニキビやクマが改善されたのには、自分でもビックリしました。そんなお風呂マニアな私も、以前はかなり女子力低めな生活を送っていたんです。

友人からのプレゼント「たまにはお風呂にゆっくり浸かってね」

もともと私は、冷えや肩こりを感じやすい体質でした。
全身の血の巡りが悪くなると、身体の不調だけではなく顔のくすみやクマをはじめ、美容にも大きな影響が出てきますよね。

朝から「なんだか顔が疲れているけど大丈夫?」と聞かれてしまうこともしばしばでした。
ただでさえ疲れているのに、朝からそんなことを言われたら余計に気分も落ち込んでしまいます。

休みの日は疲れて寝入ってしまい、「リフレッシュのために日帰り温泉に行こう」なんてアクティブな気持ちには、全くなれませんでした。

おしゃれなバスソルトから生活に変化が

あるとき、大学時代の友達からプレゼントされたのが素敵なバスソルトでした。
「たまにはゆっくりお風呂にでも浸かってね」という優しいメッセージが綴られたカードと一緒に、5種類のカラフルなバスソルトがセットになっていたのです。

まさに“女子力高め”な贈り物!

でも、当時の私が住んでいたのは、お風呂とトイレが一緒の小さなユニットバスです。

正直なところユニットバスって、常にシャワーカーテンも取り付けていますし、浴槽以外で身体を洗う場所もなくて、浴槽にお湯をためるのがとっても面倒なんですよね。
そんな現実的な理由から、毎日のお風呂はシャワーだけで簡単に済ませていました。もちろん、もらったバスソルトはまるでオブジェのように飾られたまま…。

「こんな状態ではダメだ」と思い始め、女子力を上げるためにも“バストイレ別”のお部屋を探すことになったのが、今の生活へと変われた大きなきっかけです。

ストレス社会だからこそ“お風呂”が見直されている

現代女性が悩む肌荒れの大きな原因の一つは、ストレスです。
様々なストレスを完全に生活から排除するのが難しい現代だからこそ、お風呂で心身を解きほぐすことが重要になってきます。

疲れやストレスを感じているときには「より多くのエネルギーを作りださなければ」と、“活性酸素”が異常発生してしまうことがあります。

お風呂や半身浴で身体を温めると、血流が促されて代謝が促進し、ストレスによる疲労物質の排除が活発になります。
活性酸素とは、ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことです。

「しっかり寝ても疲れがとれない」「最近なぜかお肌の調子が良くない」というときには、活性酸素が増えすぎている可能性が大きいのです。

私の休日は明るい時間からの半身浴でデトックス

特に出かける予定がない休日には、外が明るい時間から半身浴を楽しむのもイチオシです。
仕事をしている方の多くは、普段お風呂に入るタイミングが“就寝前”になってしまいますよね。すると、お風呂あがりにのんびり過ごす時間がなかなか取れないものです。

昼間から半身浴を行うと、温泉旅館やスパに行ったかのような爽快感を得ることができます。

また、お風呂からあがった後の時間もたっぷり残っているため、一日をのんびりと過ごせるのも大きなメリットでしょう。心がうるおうと、お肌も自然とうるおいを取り戻すから不思議なものです。

ストレスが溜まっていると、知らず知らずのうちに浅い呼吸になってしまいがち。半身浴の際には、バスソルトやアロマオイル、入浴剤などリラックスできる香りを堪能しながら、ゆったりとした深い呼吸を意識しましょう。身体の中に新鮮な酸素をたっぷりと補給することも、美と健康を保つためには重要です。

そもそも半身浴とは?

半身浴とは、足先からおなかまでお湯に浸かり、胸から上の部分は出した状態で、じわっ…と汗をかきながら入るスタイルをいいます。30分くらい入浴するのが一般的です。

全身浴は肩までお湯につかるので、体の全身を温めたいときに向いています。温かいお湯に浸かることで全身の筋肉の疲れを癒し、肩回りもスッキリできる効果が期待できます。

一方、半身浴は全身浴と比べ、湯船に浸かっている部分が少ないので、体への負担を抑えた上でお風呂タイムを楽しむことができるのが特徴です。

そんな半身浴のメリットを紹介しましょう。

健康的な体を手に入れることができる

半身浴はゆっくりと体を温めていくので、体の芯からポカポカに温めることができます。
全身の血行を促進するので、普段手足の先が冷えやすい方におすすめです。私も冷え性なのですが、ゆっくりとお風呂に浸かることで手足の冷えが気にならなくなりました

そして、全身の血行が促進されると、リンパの流れもよくなるので、むくみも解消されます。
私も家事や仕事で疲れ切った日には水分や老廃物が溜まってしまっている感覚があるのですが、半身浴を通して血行を促進することで、体の状態がリセットされた気持ちになります。

またぬるめのお湯に浸かることで、リラックスにもなります。体に負担がかかっていない状態なので、そのまま寝そうになってしまうほど。眠気を誘ってくれるので眠りにつきやすくなりました。

美肌づくりに効く

半身浴ではぬるめのお湯に浸かるので、ジワジワと汗をかくことができます。汗をかくということは、毛穴が開いている証拠なので、余分な皮脂や体内の老廃物も一緒に出すことができます。
つまり毛穴の詰まりもなくなるので、お肌をきれいに保つことができるのです。私も実際に半身浴を始めてから、お化粧のノリがいいと思う日が増えました。

ダイエット効果が期待できる

よく「半身浴は痩せる」という話を聞きますよね。私も期待して半身浴を始めたのですが、半身浴で痩せたというよりは、どちらかというと「痩せやすい体になった」気がします。

ゆっくりと体を温めていくので、ジワジワと血行促進され、余分な皮脂・老廃物を汗と一緒に流すことができていると感じます。また、繰り返すことでそもそも老廃物が溜まりにくい体になりました。
つまり、代謝がよくなるので、痩せやすい体を作ることができるのです。

半身浴にはこんなにすてきなメリットがたくさんあったのですね。

半身浴の効果的な方法

半身浴にはいいことがいっぱいですが、せっかくならメリットを最大限に引き出したいですよね。ということで、ここからは半身浴の効果的な方法をご紹介していきます。

入浴時間はどのくらいがベスト?

半身浴の時間は、20~30分ほどがよいといわれています。
半身浴の醍醐味ともいえる発汗が始まるまでは、だいたい20分くらいとされているので、発汗が始まる20分以下で出てしまうとメリットがあまり感じられません。

ですので、20分以上は浸かることをおすすめします。しかし、無理をしてしまったら意味がないので、自分の体調と相談をして調整するようにしましょう。

私もあまり長くお風呂に浸かることができないタイプなので、20分~25分ほどで出ることが多いですが、十分メリットを感じることができています。

入浴前後のポイント

半身浴をする前と後にもやっておくとよいことがあります。

まず、半身浴の前にするとよいのが、水分をしっかりと摂ることです。半身浴をすると、水分が汗となって出ていくため、知らない間に脱水状態になっていることがあるからです。

半身浴をする30分ほど前からちょっとずつ水分を摂ると、心地よく半身浴をすることができます。私は、忙しいときはコップ1杯のお水を飲んでから半身浴をしています。

あとは、どうしても冬場などは上半身が冷えやすくなるので、私は大判のタオルを持って行って肩にかけています。

そして入浴後は、ボディケアと顔のケアをしつつ、お水を飲むようにしています。体の外側は乾燥しがちなので、しっかりと保湿しておくと、見た目もきれいな体になれる気がします。

お風呂でリラックス! 贅沢バスタイムを彩るアイテム

毎日のお風呂や休日の半身浴を楽しむ際にプラスαでリラックスできるアイテムをご紹介していきます。ぜひ、あなただけの“お風呂ライフ”を作りあげてくださいね。

1.フラワーバスペタル

フラワーバスペタルは花びらそっくりに作られた入浴剤です。いつか映画で目にしたような、可憐で優雅なバスタイムを演出することができます。

お姫様気分や女優気分を味わえるバスタイムは、女性ホルモンの活性化を導いてくれるのも嬉しいポイントですね。

2.アロマキャンドル
ろうそくの炎には、心を落ち着かせ、穏やかにする作用があります。入浴中に見つめているだけでも効果抜群。アロマの香りで、さらにリラックスできるでしょう。

ただし、水気が多いお風呂場の中とはいえ、火気には注意。微量ではありますが、一酸化炭素を発生させるため、換気にも気を付けて使用してくださいね。

3.ボディオイル・バスジェル
好きな香りのボディオイルやバスジェルで、リンパマッサージを行うのもおすすめです。特に「脚がむくみやすい」という人は、脚の付け根からふくらはぎ、足の裏まで念入りにマッサージするといいでしょう。

4.防水スピーカー・防水DVDプレーヤー
長時間の半身浴を行うときには、お風呂の中で映画や音楽を楽しめる防水スピーカーや防水DVDプレーヤーを準備するのもGOOD。様々なメーカーから販売されていますので、ぜひ検討してみてくださいね。

ただし、映画に夢中になりすぎて2時間も3時間もお湯に浸かることのないよう、気をつけましょう。

5.スマホ用防水ケース
ツイッターやインスタグラムなど、「SNSをチェックするのが大好き」という方はお風呂場にもスマホを持ち込みたいものですよね。

現在は防水仕様のスマホも多く販売されていますが、バスルームは想像以上に湿度が高くなるため、防水ケースで保護すると安心です。

6.バブルバス
「モコモコの泡風呂を自宅でも楽しみたい」といった夢を持つ女性は少なくありませんよね。お風呂自体にバブルバス機能がついていなくても大丈夫。浴槽に「泡風呂のもと」を入れて勢いよくお湯を入れるだけで、簡単にバブルバスを楽しむことができます。

泡風呂をしたバスルームはとても滑りやすくなっているため、浴槽から上がる際にはシャワーでしっかり流すようにしましょう。

7.酒風呂・塩風呂
酒風呂(日本酒風呂)や塩風呂は、身体を清める“浄化作用”があるとも言われています。噛み砕いて言い換えると“デトックス効果”がある、ということです。

さらに、血行促進効果や美肌効果など、女性にとって嬉しいメリットがたくさん。

塩風呂に浸かったあとには、バスタブや浴室床にダメージを与えないよう、お湯を溜めっぱなしにせず、早めにお風呂掃除を行うように心がけましょう。

塩に含まれるミネラル成分が長時間付着すると取れにくくなることや、サビが発生する心配がありますので、浴槽などの材質にも注意してくださいね。

8.バスローブ
お風呂あがりのプチ贅沢を堪能するために、おすすめしたいのがバスローブです。

汗を吸い取るなどの優秀な機能もありますが、それ以上に“心のリラックス”を実感できます。

騙されたと思って、まずは1枚だけ準備してみてください。きっと「あっ、こういう意味だったんだ」と満足してもらえるはずです

せっかくの半身浴時間、好きなことをして楽しもう

半身浴中は20~30分間お湯に浸かっているわけですが、何もしないのはなんとなく手持無沙汰ですよね。
そこでこの半身浴タイムを利用して、やりたいことをしてみるのはいかがでしょうか。私もやっているおすすめの過ごし方をいくつかご紹介します。

好きな本を読む

せっかくの自分だけの時間を、もっと有意義なものにしてみましょう。お風呂場で防水ケースに入れたスマホをいじるのもよいですが、「落としそうでなんとなく怖い」という方には読書がおすすめです。

浴室ではだれにも邪魔をされることがないので、本の世界観に入り込みやすい空間となっています。そのため、ファンタジーものやSF小説などがおすすめです。私はSF恋愛小説が好きなので、よく持って行って読むことが多いです。

ハウツー本を持って行っていき、教養や女子力などを高めるのもいいですね。

集中して勉強をする

半身浴中の20~30分は、意外と限られている時間なので、この中で勉強をするのもおすすめです。

特にこの短時間では暗記ものの確認がいいでしょう。実際に私は学生時代に小テストの暗記科目をお風呂で覚えていたのですが、集中して覚えられるのでなかなかよい点数が取れました。

テレビ観賞もできてしまう

浴室にテレビがついている方は、ぼーっとテレビを眺めるのも至福の時間です。

お風呂に入っている間はテレビを見ることができません。その間に面白い展開を見逃してしまうこともあるでしょう。しかし浴室でテレビを見ることができれば、お風呂に入っていながらリアルタイムで番組を楽しむことができます。

ここは注意! 半身浴の注意点、NGなこと

楽しく美しくなれる半身浴ですが、気をつけなければいけないことがいくつかあります。

長時間の入浴はデメリットが多い

半身浴は20~30分が目安ですが、「長く入れば入るだけいい効果が期待できるのでは」と思っている方もいるかもしれません。しかし、実は長時間の入浴はデメリットだらけなのです。

まず、お湯に長く浸かっているせいで下半身の保湿成分がなくなり、カサカサの乾燥肌になってしまいます。

それと疲れを癒す効果があるとはいえ、30分以上の入浴は逆に体力を消耗してしまいます。入浴も体力を使う行動であることを覚えておくとよいですね。

41度以上の湯船に浸かるのはNG

41度を超えてしまうと、血圧は急激に上がってしまうので、体に負荷がかかります。さらに、熱くてすぐ湯船から出てしまうので体の芯まで温めることが難しくなります。

もし耐えることができたとしても、半身浴では長時間湯船に浸かるので、体力を激しく消耗してしまいます。脱水症状にもなりやすい状況ですので、気をつけましょう。

体調が優れないときの入浴は避ける

体調不良のときは無理をせず、半身浴は控えましょう。全身浴より負担が少ないとはいえ、入浴をすること自体が体に負荷がかかるので、無理をして長時間前提の半身浴をしてしまうと、より体調を悪化しかねません。

体調が優れないときはササッとお風呂に入って早めに寝ることが大切です。

「最高のオアシス」半身浴を楽しむ暮らしがしたい

休みの日にわざわざ化粧して着替えて出かけるのって、億劫ですよね。
スーパー銭湯や日帰り温泉もいいけれど、気兼ねなく思いっきりリラックスできるのは、やっぱり自分の部屋の中でしょう。

すっぴんのまま服を脱ぎ「ありのままの自分」で時間を過ごせる、とっておきの場所。それが“お風呂”なんです。

お風呂は暮らしの中に存在する「最高のオアシス」です。日々の疲れやストレスも、全部お湯に溶かしてしまいましょう。

ぜひあなたも、“心の元気”と“身体のキレイ”を手に入れられる、素敵なお部屋を探してみてくださいね。

黒木 しおん

横浜在住のWebライター。「女は生涯オンナであれ」と自分に言い聞かせているうちに、やたらと美容に詳しくなり、現在は美容関連の執筆を中心に活動中。カラダのために週5で食べているものは納豆とサバ缶。そして、なぜか動物を手なずけるのが得意。どんな動物でも寄ってくるので、ちょっと危険。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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