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埼玉県「蕨市」の子育て体験談。子育て支援情報や子育てにおすすめのエリアを紹介
埼玉県「蕨市」の子育て体験談。子育て支援情報や子育てにおすすめのエリアを紹介

埼玉県「蕨市」の子育て体験談。子育て支援情報や子育てにおすすめのエリアを紹介

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わが家は、埼玉県内で子育てをしてきました。さいたま市や川口市での生活を経て、最終的に選んだエリアは、蕨市です。

ワンオペ育児が多いわが家がこの場所を選んだのは、明確な理由があったからです。蕨市には、充実した子育て支援と、病院・保育園・学校・スーパー・公園といった主要施設がコンパクトにまとまり、日々の生活がしやすい環境が整っています。

また、蕨駅西口は再開発により、さらに子育て世帯も暮らしやすくなる可能性が高いです。

蕨市に住み始めて3年目になる私が、3歳と6歳の子育てをしていて実感した、リアルな暮らしの魅力や具体的な支援情報について解説します。蕨市で暮らしているからこそおすすめできるエリアについても紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

蕨市での子育て

2023年に新庁舎が完成した蕨市役所
2023年に新庁舎が完成した蕨市役所

まずは、蕨市の概要を紹介します。

蕨市の概要

蕨市 日本、埼玉県蕨市
蕨市 〒 日本、埼玉県蕨市
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蕨市は東京駅までJRで約30分と、都心へアクセスしやすい場所にあり、さいたま市・川口市・戸田市に隣接しています。

広さ約5.1km2という日本一小さい市に、約7万5,000人もの人々が暮らす、人口密度が日本一のコンパクトシティです(2025年7月時点)。

蕨駅前の再開発が進み、都市機能が充実する一方で、歴史的な宿場町の面影や史跡が残り、地域に根差した温かいコミュニティが残っています。近年は子育て支援に力を入れていて、「子育てしたくなるまち蕨」を掲げた取り組みが進んでいます。

わが家が子育て環境に蕨市を選んだワケ

私は第2子妊娠中に物件探しをしていたため、乳幼児2人を育てる環境と、親の事情として東京への出社がストレスなくできることを考慮しました。

ここでは、蕨市を選んだ理由として特に決め手となった3つのポイントについて解説します。

(1)子育て支援の充実

蕨市へ引越しする前は、子どもとの外出先にいつも悩んでいました。週末はどこも混雑していますし、ショッピングモールは人が多すぎてベビーカーで移動するのは大変です。大きな公園は目が届きにくく、「ちゃんと見ていられるかな」と心配になり、結局家で過ごすことが多かったです。

そのような想いを抱えながら、引越し先を検討していて見つけたのが蕨市でした。実際に暮らしてみると、土日に開館している児童館があり、広すぎず目が届く空間で、安心して子どもを遊ばせられました。雨の日にも体を動かせる場所があるのは、本当にありがたいです。

さらに、子育て支援が手厚く、医療費は18歳まで無料です。保育料や給食費の補助も、周辺の市よりも充実していると感じます。子どもが体調を崩したときも、医療費の心配をせずに病院に行けるので、大きな安心感につながっています。

(2)コンパクトシティの利便性の高さ

蕨市で暮らし始めて実感したのが、移動のしやすさです。市の面積はわずか約5km2と非常にコンパクトなので、役所・図書館・児童館・公園など、子育て中に利用する施設の多くが自転車や徒歩圏内にあります。

移動に時間を取られず、ちょっとした用事をサッと済ませられるので、日々の生活にゆとりが生まれました。

(3)都心へのアクセスが便利

蕨市は都心へアクセスしやすいエリアです。JR京浜東北線を使えば、東京駅までは乗り換えなく、約30分で移動することが可能です。朝の通勤時間帯は本数が多く、座れるタイミングもあるので、比較的ストレスなく通勤できます。

実際、わが家では夫が東京方面へ通勤していますが、「引越して通勤がだいぶ楽になった」と話していました。私は休日に都内で友人と会うときに、乗り換えがなくて助かりました。

近隣には埼京線の戸田駅や戸田公園駅があり、目的地によって使い分けることも可能です。都心への距離の近さと路線の選択肢があることは、蕨市の大きな魅力といえるでしょう。

実際どう?蕨市の子育て

リビングで遊ぶ親子
リビングで遊ぶ親子

私は現在、蕨市内のマンションで夫と3歳の息子、6歳の娘の4人で暮らしています。ここからは実際に住んでみて感じた、蕨市の子育ての実情についてお伝えします。

数字で見る蕨市の子育て事情

蕨市の子どもの数(15歳未満)は、約7,600人(2025年7月時点)で、待機児童数は0人(2024年4月時点)です。

蕨市の保育施設は以下のとおりです(2025年4月時点)。

・認可保育所15園(公立5園+私立10園)
・小規模保育事業所13園
・幼稚園 3園

蕨市の子育て支援情報

蕨市では「子育てしたくなるまち蕨」を目指して、子育て支援に力を入れています。中でも5つを取り上げて紹介します。

なお、2025年7月時点の内容になるため、最新の情報については、蕨市の公式サイト等を確認してみましょう。

蕨市の子育て支援情報(1)産後ケア事業

蕨市では産後ケア事業が充実しています。市内では助産院などを含む13の施設で利用でき、必要に応じて選択することが可能です。施設数は年々増えていて、利用しやすい環境が整ってきています。

この制度は、出産後1年以内の方が対象で、1回の出産につき上限7日まで利用できます。利用料金も良心的で、以下のように設定されています:

【短期入所型】1日 5,000円
【通所型】1日 2,000円
【居宅訪問型】1回 500円

私が利用した際は、助産師さんに授乳や育児の相談ができて、気持ちが軽くなりました。「無理しなくていいんだ」と思えたことが、何よりの支えになりました。

出産後に、「誰かに頼れる場所がある」と感じられるだけで、心の余裕がまったく違います。これから出産を迎える方にとっても、蕨市の産後ケア事業は安心の制度だと思います。

蕨市の子育て支援情報(2)保育無償化・保育環境の充実

1人目も2人目も0~2歳の場合は、2人目の保育料は無料です。1人目が3歳以上で保育園に在園している場合、2人目の保育料は最大でも15,000円と、国の基準や周辺の市に比べて保育料が大幅に軽減されています。

公立保育園の場合は、多くの親が願う「1歳まで一緒にいたい」を叶えられる保育予約制度があるため、保育園の席を確保しておき、1歳を迎えてから通園を開始することが可能です。

蕨市の子育て支援情報(3)ICT教育の充実

蕨市の公立小中学校では、ICT教育の取り組みが進んでいます。実際に市内の中学校では、3Dプリンターや電子黒板など最新の設備を備えた「DXルーム」が整備されていて、子どもたちは先進的な学びの環境に触れられます。

先生方のICT活用にも力が入っているようで、タブレットを使った授業やプログラミングに触れる機会もあると聞きました。教育に力を入れている自治体という安心感があるため、将来、子どもが進学するときが楽しみです。

蕨市の子育て支援情報(4)こども医療費支給制度

子育て中は、ちょっとした体調の変化やケガなどで病院にかかることが意外と多く、「また医療費がかかる…」と、心配になることもありますよね。

蕨市では、18歳の年度末まで子どもの医療費が無料です。経済的な負担が軽くなるのは、本当にありがたいです。病院代の心配をせずに、気になることがあればすぐに受診できるため、親として大きな安心感につながっています。

市内には医療機関が40以上あり、歯科医院も30以上と医療体制が充実していて、近所でかかりつけ医を見つけやすいです。わが家は徒歩圏内に小児科と歯医者さんがあるので、急な対応に困ったことがありません。

蕨市の子育て支援情報(5)子どもの遊び場が充実

蕨市はコンパクトな街でありながらも、公民館7館・児童館5館・地域子育て支援センター5施設があり、どこも自転車や徒歩で行ける距離にあります。天気や気分に合わせて場所を選べるので、子どもとのお出かけがグッと身近に感じられるようになりました。

わが家は、各エリアにある児童センターを利用することが多いです。利用できる年齢は0歳から18歳までと幅広いため、年齢の異なるきょうだいでも一緒に楽しめるでしょう。

各施設では、年齢別に参加できるイベントも開催されています。赤ちゃん向けのふれあいタイムから、小学生向けの工作教室、中高生が集まるプログラムまで、とにかく活気があります。

特にありがたいのは、スタッフの方々がとても親切で、子育てのちょっとした相談にも気軽に乗ってくれることでしょう。地域ぐるみで子どもを見守ってくれているような安心感があります。

蕨市での子育て体験談

ここからは、実際に蕨市で子育てしている体験談をふまえて、市の魅力などを紹介します。

蕨市で子育てをする魅力

蕨市での子育ては3年目、周辺の市に住んだ経験があるからこそ分かる、違いと魅力についてまとめてみました。

蕨市で子育てをする魅力(1)子育て世帯向けのイベントが多い

和楽備神社にて商売繫盛を願うおかめ市(酉の市)
和楽備神社にて商売繫盛を願うおかめ市(酉の市)

実際に蕨市に住んでみて特に驚いたのが、イベントやお祭りが多く地域コミュニティが温かいことです。1年を通してイベントが多いので、わざわざ遠くに行く必要がなく、週末のお出かけにも困りません。

夏祭りは多数開催されていて、行けば誰かしらお友達に会えるので、子どもたちはお祭りと開催場所の夜の公園を走り回り、夏の夜を満喫しています。また、蕨市では各町内会のみなさんが温かく受け入れてくれたので、初めての子育てでも安心できる環境があると感じました。

蕨市で子育てをする魅力(2)子どもと一緒に歴史を感じられる

歴史の重みと四季折々の自然が感じられる三学院
歴史の重みと四季折々の自然が感じられる三学院

蕨駅西口の再開発が進む一方で、中山道周辺は宿場町として栄えた歴史が感じられます。江戸時代からの建物が保存されているだけではありません。

創業150年になるお煎餅屋さんは現在も営業しています。温かい接客で迎えてくれて、スーパーで買うお煎餅とはひと味違うおいしさに惹かれて、親子で大ファンになりました。

三学院は広々とした敷地に四季折々の花が咲き、心安らぐ市民の大切な場所です。古くは平安時代の菩薩像があり、歴史の深さを感じます。

蕨市の子育て環境

わが家では、週末になると市内にある子どもが喜びそうな場所へ出かけています。今回は、3歳と6歳になる子どもたちが特に気に入ったスポットを3つ紹介します。

蕨市の子育て世帯おすすめスポット(1)福祉・児童センター

福祉・児童センター2Fにある未就学児向けプレイルーム
福祉・児童センター2Fにある未就学児向けプレイルーム

3階建ての建物で、館内はいつもきれいに清掃されており、小さな子も安心して遊べます。0~18歳の子どもが遊べる施設で、年齢別のイベントが多数開催されています。おもちゃを貸し出していたり、卓球台を備えていたり、図書コーナーには絵本から漫画までそろっていたりと、幅広い年齢の子どもたちが飽きずに遊べる環境です。

小さな子ども向けのイベントの際には、近隣の中学生がスタッフとして優しく接してくれています。娘は、「中学生になったらスタッフをやりたい」と憧れていて、異年齢との温かい交流は子どもの教育にもいいなと感じています。

目標に向かって頑張る力や人とうまく関わる力などは、まさにこうした人と人との直接的な交流を通じて育まれるものだと改めて感じました。

同じ建物内には蕨市急患診療所と学童保育があり、親子の大切な居場所になっています。

施設名:福祉・児童センター
所在地:埼玉県蕨市中央4-9-22
アクセス:蕨駅より徒歩約10分
開館時間:9:00~12:00 13:00~17:00
休館日:月曜日・年末年始・祝日

蕨市の子育て世帯おすすめスポット(2)大荒田交通公園

交通ルールを学びながら遊べる大荒田交通公園
交通ルールを学びながら遊べる大荒田交通公園

大荒田交通公園では、複合遊具や砂場など通常の公園として遊ぶだけでなく、無料で三輪車や幼児用自転車を借りられます。公園内には信号や踏切があり、交通ルールを学びながら安全に自転車の練習もできます。

SL祭りの際には展示されているSLの運転室の中に入れたり汽笛が鳴ったりと貴重な経験ができるので、鉄道好きな子どもにはうってつけの場所です。線路沿いにあるため、JRや貨物の電車を見ながらのびのびと遊べます。

施設名:大荒田交通公園
所在地:埼玉県蕨市南町2-3
アクセス:蕨駅より徒歩約14分
自転車貸し出し可能時間:10:00~15:45
※月曜は貸し出しなし(月曜祝日の場合はその翌日)

蕨市の子育て世帯おすすめスポット(3)蕨市民公園

「思いっきり外で遊びたい」ときにぴったりなのが、蕨市民公園です。広々とした芝生が広がり、池や噴水もあるこの公園は、市民の憩いの場として親しまれていて、春にはお花見も楽しめます。

わが家では、週末によくお弁当を持ってピクニックに出かけています。子どもたちは芝生の上で走り回ったり、噴水の周りで水遊びをしたりと、飽きることがありません。公園内にはランニングコースも整備されているため、親子で体を動かすのもおすすめです。

大型アスレチック遊具は、小学生くらいのお子さんでも満足できるダイナミックな造りになっています。自然と触れ合いながら、思いきり体を動かせる蕨市民公園は、親子でリフレッシュできる、わが家のお気に入りのスポットです。

施設名:蕨市民公園
所在地:埼玉県蕨市塚越5-1
アクセス:蕨駅より徒歩約14分

蕨市の住まい事情

実際に住むときには、家賃相場など、住まい事情は外せないポイントですよね。今回は、子育て世帯向けの2LDK・3K・3DKの家賃相場を近隣地域と比較してみました。

蕨市の家賃相場が14.88万円であるのに対し、川口市は14.59万円、さいたま市浦和区は17.27万円でした。 蕨市と川口市は大差ないものの、さいたま市浦和区は大幅に高いことが分かります。

JR京浜東北線の浦和駅は、上野東京ラインが通ることから家賃相場も高くなっていると考えられます。しかし、東京駅までのアクセスは、浦和駅は上野東京ラインで20分ほどですが、蕨駅も京浜東北線で約30分で移動が可能なので、利便性は高いです。

蕨市なら、東京へのアクセスの利便性を叶えつつも、家賃の出費を抑えられるため、子育て世帯には嬉しい環境といえるでしょう。

蕨市の子育て世帯におすすめエリア

実際に蕨市内で子育てしている私が、子育て世帯におすすめしたい2つのエリアを紹介します。

蕨市の子育て世帯におすすめエリア(1)蕨駅西口再開発エリア

ツインタワー建設中の蕨駅西口再開発エリア
ツインタワー建設中の蕨駅西口再開発エリア

蕨駅西口エリアは、2027年に住居・公共サービス・商業施設を備えたツインタワーが完成予定です。子ども連れの移動は荷物が多くなり、雨の日などは大変さが増しますが、駅直結の施設はベビーカーでの移動も楽にできそうです。

また、市立図書館などの公共施設や商業施設が入る予定なので、家族みんなにとって利便性が高く、快適で充実した暮らしを実現できるでしょう。

蕨駅 日本、埼玉県蕨市中央1丁目23 蕨駅
蕨駅 〒335-0004 日本、埼玉県蕨市中央1丁目23 蕨駅
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蕨市の子育て世帯におすすめエリア(2)蕨市立中央小学校周辺

本格的なボルダリングができる蕨市民体育館
本格的なボルダリングができる蕨市民体育館

蕨市立中央小学校は、蕨駅から徒歩約13分と駅からのアクセスしやすく、校内に教育センターや学童保育を備えています。周辺には市役所や市民会館、市民プール、学生が多く活用している市民体育館など市の主要施設がそろい、子どもでも安全にアクセスできる距離です。

国道17号線が近く、道路沿いにはファミリーレストランも多数あるので、家族での外食にも困りません。お隣の戸田市にも近いエリアになるため、プールや屋内遊び場などを備えた「児童センターこどもの国」を利用しやすい立地です。

蕨市立中央小学校 日本、埼玉県蕨市中央6丁目8−25 蕨市立中央小学校
蕨市立中央小学校 〒335-0004 日本、埼玉県蕨市中央6丁目8−25 蕨市立中央小学校
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蕨市は都心へのアクセス、人情あふれる子育て環境のどちらも欲しい人にぴったりな街

蕨市は東京方面へのアクセスがしやすいため、都心への出勤も快適で、子どもの進学先も幅広い選択ができる街です。都市部には珍しく、今もなお、歴史が息づき、地域コミュニティも活発です。

歴史を身近に感じながら暮らし、温かな人とのつながりの中で子育てができる蕨市は、魅力的な街だと思います。都内近郊エリアで、アクセスのいい住まいを探しているならば、蕨市も選択肢に入れてみましょう。

ららWebライター

埼玉県蕨市在住、アラフォーのワーママ。夫の会社に転勤制度がなくなったことをきっかけに家探しを開始。さいたま市、川口市での居住を経て、子育てする場所として惹かれた蕨市へ。
夫と6歳女の子と3歳男の子との4人暮らし。
知育を取り入れた遊びや、旅行体験記、お出かけ情報、ワンオペ育児を乗り切るヒントなど、子育て世代に役立つ情報を幅広く発信したブログを運営。お役立ち情報に留まらず、尽きることのない育児の悩みなど、同じ境遇にいるだれかの心に寄り添い、少しでも力になれたらとの想いで日々更新中。SEOを意識したライティングで、自身のブログは月間1万PVを達成。アルゴリズムの進化に合わせ、自身のSEOライティング力も磨き、幅広くWebメディアに貢献できるよう奮闘中です。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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