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東京都「中野区」での子育て体験談。子育て支援情報やおすすめのエリアを紹介
東京都「中野区」での子育て体験談。子育て支援情報やおすすめのエリアを紹介

東京都「中野区」での子育て体験談。子育て支援情報やおすすめのエリアを紹介

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中野区は、東京都23区の西部に位置しています。中野駅には、「中野ブロードウェイ」などの有名観光地もあるため、繁華街という印象を持っている人も多いでしょう。しかし実際は住宅街が多く、子育てに適した環境といえます。「哲学堂公園」や「中野四季の森公園」といった大きな公園があり、のびのびと子育てができます。

この記事では、1児の母である私が、実際に中野区で子育てをしていて感じたことや体験談を紹介します。中野区で子育てを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

中野区で子育て中

中野サンモール内
中野サンモール内

私は学生時代に、放課後の遊び場として中野区を利用していました。しかし、実際に子育てをしながら暮らしてみると、以前の印象からは変わった部分が多いです。

中野区の概要

中野区は東京23区の西部に位置しており、近隣区には新宿区や渋谷区といった都心エリアが連なっています。

中野区は、中野駅を中心とした繁華街で賑わうエリアと、住宅街が連なるエリアが共存している点が特徴です。近年では開発が進み、人気の高いエリアとして注目を集めています。

わが家が子育て環境に中野区を選んだ理由

私が子育てに中野区を選んだ理由は、仕事をしながらでも子育てがしやすい周辺環境に惹かれたからです。

子育て環境に中野区を選んだ理由(1)交通アクセスが便利

1つ目に、交通アクセスの便利さが挙げられます。中野区はどのエリアを選んでも都心部へのアクセスが良好です。私は中野区の西武新宿線と西武池袋線の中間地点に住んでいるため、目的地に合わせて乗る電車を選択できます。

少し自転車で移動すれば中野駅や高円寺駅などJR中央線沿線の駅にも行けるため、休日のお出かけには困りません。私は運転免許も自家用車も持っていませんが、車がなくても十分お出かけを楽しめています。

子育て環境に中野区を選んだ理由(2)公園が多い

2つ目は、近隣の公園の多さです。中野駅を出てすぐにある「中野四季の森公園」、江古田の「哲学堂公園」といった中野区内の公園はもちろん、近隣区の練馬区には「都立石神井公園」があります。

いずれの公園も敷地が広く、遊び場所が豊富です。どの公園も子連れで来ている人たちが多いため、安心して連れていけますし、交流の場としても活用できています。

私は普段、仕事をしているため、頻繁に遠出をすることはできませんが、週末に行く公園を変えるだけで子どもは喜んでくれます。公園の選択が多いところは、中野区の魅力1つといえるでしょう。

実際どう?中野区の子育て

中野区で子育てをするにあたり、具体的にどのような子育て支援があるか気になるでしょう。この項目では、実際にどれぐらい保育施設があるのか、現在の子育て支援情報とともに紹介します。

数字で見る中野区の子育て事情

中野区には2025年4月現在、0歳から14歳までの子どもが2万9,932人います。現在中野区の人口は34万2,165人なので、子どもの割合はおよそ8.75%ということになります。

現在、子どもが占める人口の割合はそこまで多くはありませんが、近年中野駅を中心に再開発が進んでいるため、今後子育て世帯が増加する可能性は高いでしょう。

また、保育施設の数は以下のとおりです。

<中野区にある保育施設の数>(2025年4月時点)
私立幼稚園 15
区立幼稚園 2
認可保育所(区立) 10
認可保育所(私立) 83
地域型保育事業 15
認証保育所 7
幼保連携型認定こども園 3
幼稚園型認定こども園 1
保育所型認定こども園 1

合計で137件もの保育施設が中野区内には存在しています。年々保育所の利用者は増加傾向にありますが、中野区は2021年以降待機児童ゼロを維持しています。

中野区の子育て支援情報

中野区の子育て支援情報(1)支援金、補助金

中野区では出産時の給付金や出産後の児童手当が用意されています。出産一時金の給付をはじめ、産前産後にもらえる「妊婦のための支援給付」、子どもが1歳になった際に受け取れる「ファーストバースデーサポート事業」などの支援を受けることも可能です。

中野区の子育て支援情報(2)児童手当

国の制度としての児童手当が使えることはもちろん、中野区の制度としても「児童育成手当」というものが用意されています。児童育成手当は、父母が離婚している家庭や片親が死別している家庭、未婚の家庭などのひとり親家庭が受け取ることのできる制度です。

育成手当は月額で1万3,500円受け取れます(2025年4月現在)。区から自動的に支給されるものではないため、自身で申請を行わなくてはいけません。また、所得制限があるため、区のホームページなどを参照し、申請の条件を事前に調べておきましょう。

交通事故などの思いがけない事情により、ひとりで子どもを育てることになってしまった場合でも、中野区が制度として子育てを支援してくれている点は安心です。

中野区の子育て支援情報(3)子ども医療費助成制度(マル乳・マル子・マル青)

子ども医療費助成制度は、中野区が制定している「中野区子どもの医療費の助成に関する条例」に基づき、0歳から18歳までの子ども受けた保険診療費の自己負担分を助成してくれる制度です。住民票が中野区にあり、0歳~18歳の子どもであれば保護者の所得の制限などもなく助成制度を受けられます。

私が子育てをしている中で一番助かっている制度です。

中野区の子育て支援情報(4)産後ケア事業

産後ケア事業は、育児の最中困ったことがあった際に、助産師のサポートを受けられるサービスです。ショートステイ(宿泊)、デイケア(日帰り)、アウトリーチ(助産師訪問)の3種類から選べます。

ショートステイは子どもが満5ヶ月になる前日まで、デイケアは満7ヶ月になる前日まで受けられ、アウトリーチは満1歳になる前日まで利用可能です。

中野区の子育て支援情報(5)家事・育児支援

中野区では、産前・産後で家事育児が困難な人に向けた家事・育児支援事業が用意されています。産後は子どもが1歳になる前日まで利用できます。

利用料金は1時間につき800円で、中野区に住所を持つ人であれば申請を行えばだれでも利用が可能です。主な支援内容は、食事・洗濯・掃除の支援、育児では授乳やおむつ交換、育児相談など多岐にわたります。

中野区の子育て支援情報(6)相談窓口「みらいステップなかの」

2021年11月に東京メトロ丸ノ内線「中野坂上駅」から徒歩2分にできた「みらいステップなかの」には、18歳未満の子どもに関する総合相談、就学や教育に関する相談ができる窓口があります。

また、小学校、中学校に行きたくないという子どもに向けた教育支援室(フリーステップルーム)もあり、臨床心理士やスクールソーシャルワーカーの人が一人ひとりに合わせた支援をしてくれます。

子育ての困難に直面した際は、1人で抱え込まずにまずは相談窓口を利用してみてはいかがでしょうか。

各制度の最新情報や詳細、問合せについては中野区公式サイトをご参照ください。

中野区での子育て体験談

子育てを始めて感じたのは、中野区は共働きの世帯にこそ特におすすめしたいエリアだという点です。この項目では私の体験談も交え、中野区で子育てをする魅力を解説します。

中野区で子育てをする魅力

私が子育てを開始する前に中野区に感じていたのは、「人の多い都心部」という印象でした。

子どもができるまでは中野区にどういった子育て支援や子ども向けの施設があるのかも知らなかったため、正直こんな都会の中心部で子育てができるのか不安を感じていた部分もあります。しかし、実際子どもを育ててみたところ、いい意味で印象が変わりました。

その理由1つは、何かあったときに相談できる窓口が多いところです。産後直後も助産師さんや区のベビーシッターに頼れるところや、子育てをしていく中での相談窓口が豊富に用意されているため、助かりました。
仕事と育児の両立というプレッシャーの中で、第三者の介入があるのはとても心強かったです。

地域イベントも多種多様です。子どものいる世帯に向けた「離乳食講習会」や「こんにちは赤ちゃん学級」など、これから子どもを迎える親向けのイベントを地域で開催してくれています。

中野区の子育て環境

中野四季の森公園
中野四季の森公園

中野区は、エリア全体を通して子どもが多い印象です。公園やカフェなどちょっとしたお出かけをすると、子連れの親子をよく見かけます。私が住んでいるエリアは昔から中野区に住んでいる人が多いこともあり、地域全体の結びつきが強く、街中で子どもに声をかけてくれる人もいました。

大きな公園が多いので、遊ぶ場所にはまったく困りません。一番利用するのは、中野駅から徒歩7分ほどで行ける中野四季の森公園です。休日には、イベントが行われていることが多く、手ぶらでピクニックを楽しめるレンタル用品も充実しているなど、子ども向けの設備も充実しています。公園内は視界を遮る建造物などはないため、遠くまで見渡せる安心感も魅力です。

交通アクセスも良好で、休みの日は西武線を利用して西武秩父や飯能までレジャーをしに行ったり、JR中央線を利用して高尾や奥多摩まで出かけたりすることもあります。

中野区の住まい事情

中野区の家賃相場は以下のとおりです。

〈中野区の家賃相場〉
1LDK 17.13万円
2K 12.17万円
2DK 17.26万円
2LDK 24.53万円
3DK -
3LDK 25.89万円

つづいて、近隣区の家賃相場をご紹介します。

<杉並区の家賃相場>
1LDK 16.31万円
2K 13.25万円
2DK 14.71万円
2LDK 22.33万円
3DK 17.27万円
3LDK 27.36万円

<新宿区の家賃相場>
1LDK 21.43万円
2K 15.71万円
2DK 18.31万円
2LDK 31.51万円
3DK 22.08万円
3LDK 38.81万円

杉並区と比較すると家賃相場は若干高いものの、隣接する新宿区と比較すると全体の家賃相場が低いことがわかります。都心部に隣接しているという点を考慮すると、家賃相場が格段に高いエリアではないといえるでしょう。

中野区の中でも中心部である中野駅周辺と、住宅街が多い西武新宿線沿線のエリアでは家賃相場が異なるため、自身の優先したいポイントに合わせてエリアを選んでみてください。

中野区の子育て世帯におすすめエリア

中野区で子育てしてみたいと思っている方に、おすすめのエリアを紹介します。

中野区内には、繁華街エリアと住宅街エリアが共存しているため、どのポイントを優先したいのか、事前に決めておくことをおすすめします。各エリアのメリットとデメリットを交えて紹介するので、住まい選びの参考にしてみてください。

子育て世帯におすすめのエリア(1)中野駅周辺

中野サンモール前
中野サンモール前
中野駅 日本、東京都中野区中野5丁目31 中野駅
中野駅 〒164-0001 日本、東京都中野区中野5丁目31 中野駅
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中野駅周辺は、中野区内随一の繁華街エリアです。JR中央線と東西線が乗り入れているため、都心部への交通アクセスは良好です。

駅を降りてすぐの場所に「中野サンモール」という長い商店街があり、海外観光客からも人気の高い「中野ブロードウェイ」へとつながっています。中野ブロードウェイの横には居酒屋が連なっているため、夜遅い時間帯も多くの人で賑わっています。

繁華街中心の駅ではありますが、駅のすぐ近くにある「中野セントラルパーク」「中野四季の森公園」は、子育て世帯にぜひおすすめしたい場所です。公園は広くパーソナルスペースが確保できますし、公園内に商業施設があり、飲食店も豊富です。

私は子どもを連れていくときに、商業施設で食べ物をテイクアウトしてピクニックをしています。春になると花見をしている人もいますし、小さなテントを張って家族で避暑を楽しんでいる様子もよく見かけます。

また、中野駅周辺に住むメリットは、役所をはじめとする公的施設が中野駅に集約している点です。家賃相場はほかのエリアと比べると高いですが、その分利便性が高く、暮らしやすいでしょう。

子育て世帯におすすめのエリア(2)野方駅周辺

野方駅
野方駅
野方駅 日本、東京都中野区野方6丁目3 野方駅
野方駅 〒165-0027 日本、東京都中野区野方6丁目3 野方駅
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西武新宿線エリアの中でおすすめの駅は野方駅です。野方駅は中野駅からも近く、自転車を使って約10分で到着します。野方と中野を結ぶ電車はないものの、バスが多いので、中野駅までのアクセスは良好です。

野方駅の最大の特徴は、駅周辺の商店街の広さにあります。野方商店街は、「北原通り」「駅前通り」「本町通り」「ときわ通り」「みつわ通り」という5つの通りからなっており、各通りの店の雰囲気もさまざまです。

居酒屋も多いですが繁華街という印象はあまりなく、こぢんまりとした雰囲気が街全体に漂っています。子連れが入りやすいキッズスペースが用意されている飲食店もあるので、外食時も安心です。

子育て世帯におすすめのエリア(3)江古田エリア

江古田 日本、東京都中野区江古田
江古田 〒165-0022 日本、東京都中野区江古田
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江古田(えごた)は中野区から練馬区に連なるエリアです。西武池袋線江古田駅周辺は大学が多いことから学生中心の街として有名ですが、中野区に位置する都営大江戸線新江古田駅周辺は住宅街エリアで、子育て世帯におすすめの場所です。

江古田エリアには居酒屋などの遅い時間帯までやっている飲食店があまりなく、夜は閑散としています。繁華街のあるエリアに住むと、夜になっても外が騒がしくて子どもの寝かしつけがうまくできないことも多いです。しかし、江古田エリアはそういった問題が起きにくい場所だと感じます。

また、周辺には「江古田の森公園」や「哲学堂公園」などの広い公園が多く、自然にも恵まれています。都内に住んでいることを感じさせない喧噪の少ないエリアとしておすすめの場所です。

都会と自然が共存する中野区は子育て世帯におすすめの街

中野区は、共働き世帯にとって子育てしやすい環境が整った街です。保育施設や放課後学童クラブの充実に加え、子育て相談窓口や一時預かりなどのサポート体制も整っていて、忙しい日常の中でも安心して子育てができます。

中野区は交通アクセスもよく、都心への通勤がしやすい一方で、大きな公園が豊富で、子どもがのびのび遊べる自然も豊富です。さらに、医療機関や商業施設が近隣にそろっているため、生活インフラも十分整っています。したがって、忙しい共働き世帯にとって、中野区は理想的な子育ての場といえるでしょう。

この記事が中野区で子育てをすることを検討している人の参考になりましたら幸いです。

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